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維新やみんなの党との連携にも意欲 Photo:Kyodo
前原vs.細野の師弟対決で民主党にまたもや内紛勃発
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3283
週刊文春 2013年11月7日号
ようやく始まった臨時国会。野党第一党の民主党は、次の代表を狙う前原誠司元代表が衆院予算委員会で、安倍晋三首相を追及した。「アベノミクスの出口戦略を考えるべきだ」と迫ったが、首相はゴルフにたとえて「バンカーからパターで打っても、球は出なかった。我々はサンドウエッジでボールをグリーンに乗せようとしている」と一蹴。論戦は盛り上がりを欠いた。
そんな中、前原氏の足下を揺るがす事態が勃発した。弟分とされる細野豪志前幹事長が“派閥”結成に動いたのだ。
これまで細野氏は水曜日に自らの政策勉強会「基本政策研究会」を開いてきた。それを前原氏のグループ「凌雲会」が定例会合を開いている木曜日にぶつけて「踏み絵」を迫った。前原氏は「2週間ぐらい前に連絡があった。切磋琢磨していけばいい」と表向きは淡々と語ったものの、裏では「一体、あいつはどういうつもりなんだ。なぜこの時期に……」とうめいた。
衆参で120人に満たない民主党議員の奪い合いも激化。仁義を切りにきた細野氏に、前原氏は3人の名前を挙げ「こいつらには手を出すな」と釘を刺したという。
10月24日、細野グループの初会合には9人が集まったものの、前原グループに属する2人は参加を見送った。
細野氏はグループ立ち上げの理由を「自分自身は個人献金だけでやってきたが、若手や落選議員をサポートするためには、政治資金パーティーをやらざるをえない。そのためのグループ結成だ」と周囲に説明する。しかし、前原氏周辺は「次期代表選をにらんだものに間違いない」と警戒心を隠さない。民主党は前原氏や野田佳彦前首相ら、政権を担った時の中心人物だった「6人衆」の動向に注目が集まるが、細野グループの若手は「政権担当中に国民の信を失った6人衆は、もう舞台から降りるべき。世代交代が必要だ」と公言する。
ただ細野氏も、参院選での惨敗を受けた幹事長辞任と同時に代表選実施を唱え、輿石東元幹事長が「細野は終わった」と洩らすなどベテラン勢の反発を買った。海江田万里代表ら執行部内には「民主党は小沢対反小沢でいつもゴタゴタして、求心力がなくなった。この時期に派閥だと動く連中はなんなんだ」と細野氏への憤りが渦巻く。
前原氏が代表になったのは43歳だった。師に反旗を翻した細野氏は42歳。師弟は共に正念場を迎えている。
文「週刊文春」編集部
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