http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/631.html
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国内にはフクシマ原発の爆発事故の汚染水の流出を始め、東北大震災の被害者の救済や瓦礫の後始末などの懸案が山積みであり、首相は陣頭に立って問題の解決のために立ち働かなければならないのに、それを安倍はほったらかしにして外遊に明け暮れている。国内では放射物質の拡散と汚染で、世界に対して加害者として迷惑を与えているのに、安倍は原発をトルコに売り込むセールスマンになり、財界のための使い走りで国政には手抜きばかりが目立っている。
<朝日新聞・電子版>
http://www.asahi.com/articles/TKY201310280065.html
安倍晋三首相は28日午前、トルコ・イスタンブールを訪れるため、政府専用機で羽田空港を出発した。訪問は5月に続き2回目。エルドアン首相と、前回訪問時に日本が排他的交渉権を獲得したトルコへの原発輸出を前進させるため協議をするほか、シリアやイラン情勢なども話し合う。
イスタンブールのアジア側と欧州側をつなぐボスポラス海峡の地下鉄の開通式典にも出席し、30日に帰国する。
国会中の平日に、首相が国際会議以外の目的で外遊するのは異例だ。首相は出発に先立ち、記者団に「先週は毎日国会に出て政府の方針・政策を説明した。安倍政権は国会での議論をたいへん重視している。一方、首脳外交で国益を確保することも大事だ」と語った。
<貼り付け終わり>
それにしても財界とアメリカの走狗になった安倍は、原発を世界に拡散することによって、日本の核武装の実現を目指して売国行為に明け暮れている。
http://ww5.tiki.ne.jp/~people-hs/data/5784-2.html
そして世界中に嘘を撒き散らしてオリンピックを誘致し、アホノミクスというインフレ政策で日本経済を破滅させようとしている。
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/369.html
安倍のアホノミクスに対しての強烈な破産宣告
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/369.html
投稿者 バロック 日時 2013 年 6 月 08 日 19:20:49: Hh9WSHmiwdlbY
不正選挙で政権を手に入れて有頂天になり、アベノミクスと称すインフレを使った詐欺政策の破綻が、ここにきて次第に明白になりつつある。株価の高騰や札束のばらまきによって、経済が活性化するなどというペテンのやり方は、亡国に向けてのダイビングに他ならない。そのことを鋭く指摘した記事があったので、以下に貼りつけることにしたから、じっくりと読んで日本を支配している詐欺政治の正体を理解されたい。
<貼り付け>
xandoriaの日記についてのブログを表示する.
2013-06-06 フクシマ無視の原発再稼働、TPPなど痛みへの想像力(三方よし&滅公
フクシマ無視の原発再稼働、TPPなど痛みへの想像力(三方よし&滅公奉私の心)が欠け「偽ケインズ主義の典型(バカノミックス)」と化すアベノミクス
暴政
Francisco Jose de Goya y Lucientes(1746-1828)「The Sleep of Reason Produces Monsters」From the series Los Caprichos , plate 43 Etching and aquatint 21.6 x 15.2 cm
・・・フランス革命前後の影響(度重なるフランス軍の侵入など)を受けて、大激動期のスペインに生きたゴヤはロココ的な魅惑と官能の世界から、戦争と悲惨、狂信と妄想などグロテスクな世界まで、あらゆる美を描き尽くしている。特に、病を得て聴力を失ってからは暗い内面世界へ没入するが、そこで首尾一貫して見られるのは、ゴヤの恐るべき程まで透徹した、まさに鬼気迫るアリズムの眼である。
・・・この作品は『版画集、気まぐれ/83点』(1797〜1798)の中の1点。この版画集のテーマは「人間の傲慢(驕り)、愚劣さ、無知、嘘、偏見などに対する批判」と「理性の眠りが生む悪夢のような世界」である。
・・・ゴヤは、フランス革命前後の激動するスペイン社会の中で、この「理性の眠りが生む悪夢のような世界」が現実化(物象化)する場面、つまり政治権力者、宗教者、革命家、あるいは軍人らの驕れる心が「人間社会にもたらす悪夢のような悲劇」(悪徳のリアリズム)を凝視し続けた。
【動画】span>
(プロローグ)
迫る参院選「痛みへの想像力を」原発反対、6万人国会囲む( 東京新聞より)
同感!安倍・自民党に決定的に欠けるのが正統「経世済民」(三方よし)と、近代市民社会における「滅公奉私」についての正しい理解!これが、アベ式原発推進とアベノミクスことアホノミクス(今や、これはバカノミックス状態?www)に通底する病巣! ⇒ 迫る参院選「痛みへの想像力を!」原発反対、6万人国会囲む(6/2) 東京新聞(画像は当記事より転載)http://urx.nu/4d35
・・・
1 1930年代に活躍した女性経済学者ジョーン・ロビンソンの名言と日本の現状(アベノミクスことアホノミクスへのアンチテーゼ)
【QT/浜矩子がアベノミクスに反対する理由(その2)】世界恐慌の頃、1930年時代に活躍した女性経済学者にジョーン・ロビンソンという人がいます。この人は大変な毒舌家で有名だったのですが、彼女の数々の名言の中のひとつに、「人々が経済学を学ぶのは出来合いの答えを手に入れるためではない。それはエコノミストたちにだまされないためである」というのがあります。すばらしい言葉ですね。
http://toyokeizai.net/articles/-/14155
<注記>画像『ジョーン・ロビンソン(1903-1983)。20世紀最大の経済学者の一人。ケンブリッジ大学で教鞭をとりながら研究を続け、ケインズ経済学の研究に大きく寄与した。/新古典主義・市場原理主義ヘ過剰傾斜した米国流ケインズ主義に対してバスタード・ケインズ主義(偽ケインズ主義)の呼び名を与えた。』は、当記事より転載。
http://www.facebook.com/tadano.oyaji.7#!/photo.php?fbid=387675428016419&set=a.110630322387599.11985.100003218947947&type=1
・・・
日本で本当に必要なのは、アベノミクスの如き「ヘリコプター・マネー」のバラ撒き(投機・投資・金融フィールド向け貨幣供給量の大増強)ではなく、日本(例えば、近江商人)の伝統である三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」(詳細、後述)の如く、地べたの上を這うように行商して歩くリアル・ビジネスを最重視する視点を、つまり富裕層は無論のこと中間層、貧困層、地方らの全てを巻き込む形で参加意欲を復活させ、公明正大にリアル経済での「貨幣の流通速度」を上げる工夫をする(分配面の改善によって消費の活性化を図る)ことである。
そして、このために肝要なのが「政治のコミットメント信用」(政府・行政・金融は無論のこと企業等の完全遂行力の発揮による持続的信用力の確立と拡大を図る)ということであるが、「偽装極右」(国民主権の否定)化と「国策原発」(ウラニウム・アニミズムなる偽装神話論理(ミソロジー))に溺れる安倍・自民党政権には、このような「コミットメント信用」を重視する意識が決定的に欠けている。
実は、浜紀子氏が言うところのジョーン・ロビンソン(Joan Violet Robinson/1903- 1983)が指摘したケインズ経済学についての考え方は、この「日本の三方好し」に近いものであったと考えられる。つまり、それは、自然環境条件と人間社会における多様性と未知で無限の外部経済の凡ゆる意味での可能性、および人間そのものの絶えざる未生(みしょう/仏教用語/未だ、この世に現れていない生命活動)の未知の可能性を最重視すべきという考え方である。
しかし、新古典派および新自由主義による米国流のケインズ解釈が、マネタリズムから市場原理主義、金融市場原理主義、そして遂には金融工学至上主義の方向へ過剰傾斜してきたため、残念ながら米国の影響を大いに受けざるを得ない日本の経済アカデミズムと中央の政治権力が、そして日本財界の主流派が、その「偽ケインズ主義/市場原理主義」にすっかり毒されてしまったというのが現代日本の悲惨な現実である。
(関連情報)「偽ケインズ主義」の典型(バカノミクス)化するアホノミクスの諸相
【アホノミクスは日本原子村相場?】売り買いとも1週間に1兆円ペースで増えている。問題は海外勢が仕掛けた日本株相場だが現物株売買で利食い出来ないため先物売買で利食操作していること。つまり本当の現物株売買でそれ程株価は上がってない実質が見えてきた。「世相を斬る」2013.6.4 http://urx.nu/4cU8 <注記>画像は、http://urx.nu/4cUn より転載。
日経平均大引け、大幅反落 2カ月ぶり安値、先物主導で下げ拡大、成長戦略第3弾の内容が「事前報道の範囲内にとどまり、(安倍の成長戦略に←只野親父、補足)目新しさはない」との見方から2013.6.4日経 http://s.nikkei.com/ZsuUBH <注記>画像は、
http://urx.nu/4cOq ほかより転載。
まさに狂気のアホノミクス、否 バカノミックス!⇒ hideinu弱者切り捨てて原発推進、が成長戦略RT @kou_1970 安倍内閣、結局は高齢者負担増、生活保護費等削減、弱者対策放り出しということに決した。→社会保障も聖域とせず「骨太の方針」素案 読売2013.6.4
http://www.facebook.com/tadano.oyaji.7#!/photo.php?fbid=388596541257641&set=a.110630322387599.11985.100003218947947&type=1
アホノミクスの空手形?www ⇒ RT @egg_rice: こんな妄言に釣られる馬鹿が居るんだわね ┐('д')┌: 所得「10年で150万円増」首相きょう表明(読売新聞) 2013.6.4
http://www.facebook.com/tadano.oyaji.7#!/photo.php?fbid=388580484592580&set=a.110630322387599.11985.100003218947947&type=1
アホノミクスで超エリート以外の生活は地獄化! ⇒ 限定正社員制度導入の「正社員」改悪で年収100万円時代へ、大半の社員が賃金を削られ、雇用が不安定になれば、消費は確実に冷え込む 2013.6.4日刊ゲンダイhttp://urx.nu/4cXr
2 日本伝統「三方良し」の精神と近代市民社会における「滅公奉私」についての安倍・自民党の無理解
2−1 近江商人に発する日本伝統の「三方よし」のビジネス精神への無理解(安倍・自民党政権の根本的欠陥1)
先ず、安倍・自民党政権(その象徴がアホノミクスことアベノミクス)に根本的に欠けるのが<近江商人に発する日本伝統の「三方よし」のビジネス精神>についての理解である。
天秤棒を担ぐ行商から始まる近江商人のグローバルなビジネス活動のうち注目すべきは、先ず関東・東北地方などに醸造業を興したこと、次いで蝦夷松前藩への大名貸し(金融)から漁場の請け負いの仕事を得て南千島に進出し、結果的にそれが水産物の広域流通の寄与に繋がったこと、更にそれが北前船の東廻り航路・西廻り航路、および大阪・江戸航路という全国沿岸海運ネットワーク(箱館、松前、江差、小樽、能登、但馬、長門、下関、大坂、伊勢、駿河、伊豆、江戸、etc・・・)の形成へ発展し、大いに地域経済と地域産業の発展にも貢献したことである。
また、近江商人の経営は本家と出店(支店)とを分離して独立採算制をとり、丁稚制度の中で鍛えられた手代や番頭を経営に当たらせでたことに特徴があるが、本家はこれらの奉公人に対し別家・分家を創設することで報いた。また、近江商人は夫々が独自の家訓あるいは家憲をもち、経営方法と商業倫理を商家全体に及ぼしたが、これらの家法に共通するのが質素、倹約という禁欲主義の徹底と、正直さを重視する商人道徳、そして過剰な利潤追求(暴利)の抑制ということであった。
そして、このような近江商人の特筆すべき特徴の中から、そのエッセンスを戦後の研究者らが抽出して広く人口に膾炙するようになったものが「三方よし」と呼ばれる日本伝統のビジネス精神(売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手である顧客が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利・厚生の増進に貢献しなければならないという考え方)であり、それには次の「三つのキーワード」がある(この理念が確認できる最古の史料は、1754年に神崎郡石場寺村(現在の東近江市五個荘石馬寺町)の中村治兵衛が書き残した家訓)。
●「始末」して「きばる」
・・・近江商人は、商売相手の利益を優先して考えるために薄利が原則であった。そして、そこで利益を上げるために、他人の嫌がる苦労を進んで引き受け持続的に「きばる」(頑張って完遂する)ことになる。そして、この「きばる」(頑張って完遂する)ことが「持続的な信用」(コミットメント信用)に繋がることにもなる。
・・・近江商人(厳密には湖東商人)の初代伊藤忠兵衛(伊藤忠の創業者)の座右の銘であったとされる「始末」するは、ケチと誤解されやすいが、それはケチとは全く異なる。それどころか、この言葉には「長期的な視野で経済合理性を求める」(奇しくも、オリジナル・ケインズ主義が未生のetwasを重視することに重なる!)という意味があり、それは現代の米国流ビジネモス・モデルの世界を牛耳る市場原理主義(盗人的で、外見的で、薄っぺらな契約の束理論と目先のニーズでの顧客釣り(ぼったくりバーの客引きモドキ!)マニュアルに毒された)の対極にある考え方だ。
・・・しかも、これは、「きばる」と密接に関係しており、薄利でビジネスのタネ(シーズ/未生かつ無限の可能性)を撒きながら顧客と市場を持続的に育成し、そこから繰り返し、くりかえし収穫するという農業的感性でもある。そして、(これも繰り返しになるがw・・・)そこには市場における外部経済(etwas)の中に絶えず未知(未生)の新たな可能性(etwas)を発見するという正統ケインズ主義(オリジナル・ケインズ主義)に通じる鋭い感性が宿っている。
・・・また、近江商人は、単純に権力(政官側)と結びついたり、あるいは深く権力と癒着した形での商いはしないことを原則としていた(一定の分を守るべし、あるいは魂までは売らぬ、という自律的価値観!)。加えて、買い占めや、物不足の際の便乗値上げなど阿漕なビジネスも行わないのが鉄則であった。これらは、社会貢献を重視したことから生まれる当然の考え方(グローバリズム交流を生かす本物のビジネスの知恵!)であった。
●「陰徳善事」(いんとくぜんじ)
・・・人に知られないところで善い行いをすることを意味する。自己顕示や見返りを期待せず、ひたすら相手(顧客)のために尽くすこと。特に、これは、近江商人が社会貢献の一環として、治山治水、道路改修、貧民救済、寺社や学校教育への寄付を盛んに行ったことに現れている。
2−2 近代市民社会における「滅公奉私」の重要性についての安倍政権の無理解(偽装極右、アナクロ安倍・自民党が信奉するビスマルク『議会欠陥説』/安倍・自民党政権の根本的欠陥2)
次に、安倍・自民党政権(その象徴がアホノミクスことアベノミクス)で根本的に欠けるのが、<近代市民社会における「滅公奉私」>についての理解ということである。
おそらく、先に述べた<日本伝統の「三方よし」のビジネス精神>への無理解と併せて、この<「滅公奉私」への自らの無理解についての自覚>がなければ、そして、この二つの点についての気づき(深い反省)と果敢な軌道修正が行われないとするならば、安倍・自民党政権の崩壊は予想以上に早まる可能性が高いと考えられる。
グローバリズムの時代であるからこそ、我われは「自己理解(国家レベルで言えば、それは国家の正当な歴史認識に立脚するアイデンティティであり、グローバリズムの時代における正統ナショナリズム(正統保守)のあり方とも呼べるかもしれない)」が「他者理解」(同じく国家レベルで言えば、それは他国、他国民、他民族などへの深い理解)と密接に連動することを自覚すべきである。
その点、グローバル時代における必須の生き残り策としてTPP参加を掲げる安倍・自民党政権が歴史認識をウヤムヤにしつつ、明治維新期以降の国柄教育を理想のモデルと仰ぎ、あるいは教科書検閲など現場介入型の教育改革や国軍創設あるいは徴兵制導入などで戦前型の強い国家体制を取り戻すと公言して憚らない自閉的アナクロニズム(つまり、正統保守ならぬ偽装極右への急傾斜)に嵌っているのは大矛盾以外の何物でもない。
この安倍・自民党政権の大矛盾(N.Y.Timesが批判的に使ったコトバを借りれば、安倍政権の“foolhardy”化(バカ狂人ぶり?))の原因は、おそらく「上からの立憲君主制/外見的立憲主義」(ドイツ・プロイセン帝国、大日本帝国など)と「近・現代立憲民主主義」(現代のドイツ連邦共和国、平和憲法(日本国憲法)下の日本国など)の根本的な違いを深く理解していないことか、あるいは、それは十分に承知のうえでゴリ推しをしている可能性が高い。
それは、以下の「自民党の憲法改正草案(まさに大日本帝国憲法への回帰!)◆が何よりの証拠となっており、加えて、安倍・自民党政権が、同じく擬装極右派である維新らと呼吸を合せつつ、およそ常識的には考えられない「96条先行改憲」の実現(暴挙)を執拗に謀っているからだ。
(重要/参考資料)
◆【Hideyuki Hirakawa@hirakawahこれは最悪!日本が立憲主義を否定することになる!<自民党の憲法改正草案 http://t.co/gc6uCfM0 >は最高法規として基本的人権保護を再確認する現行憲法97条を削除し、そのうえ「現99条・憲法尊重擁護義務」の名宛に権力者ならぬ国民を入れるという倒錯ぶり!】Retweeted by 只のオッサン(脱原発への急転向者)at 11:29:25
◆全国民、必見!安倍・自民党のホンネは<大日本帝国憲法への回帰>だ!!『自民党「憲法改正草案」対比表』 http://blog.livedoor.jp/suzuka_9jyou/archives/53036172.html
・・・
因みに、アナクロな安倍・自民党政権が執拗に取り戻しを謀る「大日本帝国憲法」(その根幹にあるのが『ビスマルクの議会欠陥説』(=いわゆる“決められない政治状況”が生まれるのは議会の欠陥に因るとする主張)に基づく国民主権の否定、それに代わる天皇大権の措定)と「ドイツ・プロイセン帝国憲法」の関係を、明治維新期の伊藤博文らによるプロイセン王国(その国王ヴィルヘルム1世がプロイセン・ドイツ第二帝国皇帝)訪問(1882年)という歴史関係史の側面から概観すると以下のようになる。
<注記>統一ドイツの盟主として、プロイセン国王ヴィルヘルム1世は、1871年にヴェルサイユ宮殿で即位し、統一ドイツ皇帝となっている。なお、ビスマルク(Bismarck-Schönhausen/1815 – 1898)は、強硬保守派でドイツ統一の立役者であり、鉄血宰相の異名を取った人物で、プロイセン宰相、ドイツ帝国宰相を兼務し19世紀後半のヨーロッパにビスマルク体制を構築。ドイツ問題でプロイセンが有利に立つためナショナリズムを煽り軍制改革を訴える鉄血演説を行った(『安倍・自民党が憧れる?ビスマルクの画像』は、http://urx.nu/4dff より転載)。
それに先立つ1850年(プロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世、宰相サヴィニーのとき)に、王権に対する「授権規範性」が意図的に排除され、「ゲルマンの純血と民族・伝統精神」への憧れと「神聖ローマ帝国の栄光」の復権という二つの根本原理をアウフヘーベンした「新しいプロイセン・ナショナリズムの熱気」(ナチズムへ向かう予兆のような空気)が仕込まれる形で「プロイセン(王国)憲法」(欽定憲法)が制定されている。
この「プロイセン憲法」の大きな特徴は次の3点(★)にあるが、やがて、この独特の「プロイセン憲法に潜むナチズムへ向かう予兆のような空気」が、当時のプロイセンを訪ねた伊藤博文らを介して「大日本帝国憲法」のなかに流れ込むことになる。因みに、下記の三項(★)の中で<国王(皇帝)>を<天皇>に読み替えれば、そのままで「大日本帝国憲法」の根本理念となることにも驚かされるはずだ。
★国王(皇帝)の権力は神の恩寵によって授与されたもの(神権政治としての最高権力)と規定されている。
<注記>これを補強するのが既述の『ビスマルクによる議会欠陥説』なる妄想。つまり、いわゆる“二院制のネジレなどで決められない政治状況が生まれる”のは議会制度の欠陥だとする主張。安倍・自民党政権が執拗に改憲(大日本帝国憲法への回帰)を目論み、主要マスメディアが必死にコレを後押しするのも、彼らがシッカリこの時代錯誤のビスマルク的妄想に嵌っているためと考えられる。また、この『欠陥説』に対峙したのが一木喜徳郎・美濃部達吉の『天皇機関説』(国家法人説)である(関連参照 ⇒ http://urx.nu/4cIe )。
★立法権は国王(皇帝)と両議院(衆議院・貴族院)が共同でつくるものである。(見かけだけの外見(形)的立憲君主制)
★しかし、行政権は国王(皇帝)のみにあり、国王(皇帝)は法案の拒否権を持つ。また、国王(皇帝)は緊急勅令を出すことができ、大臣を任免する大権を持つ(国王(皇帝)の権力はすべての政治的権力の頂点にある)。
ともかくも、1882年(明治15)に伊藤博文らは、「大日本帝国憲法」(1889年公布)起草の参考とするべく、憲法事情及び西欧各国の諸制度(軍制、法制、官僚制、機密事務を扱う官房など)の調査を目的に、ある意味でこのように異様な「外見(形)的立憲君主制」に対する翼賛の空気が満ちた時代のプロイセン王国を訪ねたのであった。
ところで、「滅公奉私」とは、「近・現代立憲民主主義」(現代のドイツ連邦共和国、平和憲法(日本国憲法)下の日本国など)の中では当然視される理念(権力が上から与える公共に国民が仕えるのではなく、連帯的な国民・市民の横の繋がりが創造する公共へこそ各国民・市民が奉仕すべきであるという考え方)である。
ところが、今や、安倍・自民党政権が目指すのはそれとは全く逆のベクトルである。それは、「奉公滅私」という、まさに時代に逆行する超アナクロニズム(しかも、それを苛烈なグローバリズム時代の生き残り策の要諦だと、アカデミズム(御用学者ら)を総動員し彼らに強弁させる悪辣さ!)であることにも驚かされる。
この異様な状況ついては、多言を弄するよりも驚くべき事例【以下(1/3〜3/3)/このように非人道的な“ビジネス現場における奉公滅私的「奴隷労働」の強制”を、安倍・自民党のアナクロ改憲に先立つ形で、自らが経営する会社の従業員らへ率先して強要する異常な経営者の出現!!】があるので、以下に示しておく。なお、自民党は、この人物を参院比例選の公認候補として擁立する方針を固めている。
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