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2013年10月29日
西崎 文子(にしざき ふみこ)というアメリカ外交史専門の東大教授がいる。
TBSのサンデーモーニング』に常連のコメンテーターとして出演し、一見リベラルな事を話している人物だ。
その西崎教授がきょう10月29日の午前4時20分から放映されたNHK「視点・論点」で「ケネディ駐日大使 着任へ」と題して話していた。
その要旨は一言で言えばこうだ。
外交に素人であることが懸念されるケネディ大使であるが私はそうは思わない。かつては大物大使が日米の外交・安保政策形成に大きな役割を果たした時代もあったが最近はそれは両国政府が直接に行なっている。その好例はケリー・ヘーゲル両長官の来日に見られる2プラス2だ。駐日大使の役割は日本国民の間に溶け込んで交流を図り、日本国民に米国に対する好意的な感情を持たせることだ。ケネディ大使はまさしくそれにふさわしい人物であり期待できる、と。
これは言葉は悪いがケネディ大使には日米間の政策には一切関与せず、ひたすら日米友好関係促進のシンボルとなって日米間の負の側面のめくらまし役に徹して欲しいということである。
まさしく安倍政権や外務省が考えていることであり、私のケネディ大使に対する期待とは対極にある期待である。
すなわち私の期待は、「素人の感覚で駐留米軍の実態とそれに反対する日本国民の感情を知ってもらいたい。沖縄を訪れて辺野古移設反対の叫びを知ってもらいたい。そしてそれをオバマ大統領に伝えてジャパンハンドラーたちの進める誤った日米関係を改めてもらいたい」、というものである。
残念ながらケネディ大使は「めくらまし」役で終ることになりそうだ。
もはやオバマ大統領はレイムダックである。
残された3年の間は国内の政治対立の解消で精一杯だ。
めんどうなあらたな政策を手がける余裕などない。
ましてや日本のことなどオバマ大統領にとってはさほど重要ではない。
ジャパンハンドラーに任せておけばいいということだ。
かくてケネディ大使は西崎教授の言うとおり日米友好の「めくらまし」で終ってしまうだろう。
そのシナリオを覆す唯一の番狂わせは沖縄住民の叫びである。 それに気づくケネディ大使の人間性である。
ケネディにそれを気づかせるのは日本国民の良心である。
私はまだ希望を捨ててはいない(了)
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