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参院選100日 山本太郎議員に聞く 野党もっと、とがるべき
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013102802000118.html
2013年10月28日 東京新聞 朝刊
七月の参院選から間もなく百日を迎える。脱原発を訴え、東京選挙区から無所属で初当選した山本太郎参院議員(38)に今の思いを聞いた。 (宇田薫)
−当選から三カ月がたつ。実感は。
「もう一年半くらいがたった感じだ。『このままじゃまずい』という僕の焦りとは真逆に、国会はのんびりと進んでいる。(東京電力福島第一原発事故による)被ばくや食品の安全基準の問題を前に進めたいが、国会は、もうそんなことは決着がついてしまったという空気がある」
−衆参両院で与党が多数を確保したことで国会の空気も変わった。
「気持ち悪かったですよ。(国会初日の)安倍晋三首相の所信表明演説だって、中身のない話に、みんなが『そうだそうだ』と賛同する。野党のやじもかき消されるほどだった。一人でも多くの人に反対側のメッセージを提供するために、本来は野党が結集して、もっととがるべきだと思う。うま味があるかどうかと計算しても存在価値はない」
−所信表明の日に行われた東京五輪とパラリンピックの成功に向けた国会決議の採決で、衆参両院議員のうちただ一人反対した。
「首相は『汚染水は完全にコントロールされている』と言ったけど、うそ。うそで固められた五輪には賛成できない。汚染水問題にもっと予算を使えるはずなのに、桁違いのお金を五輪につぎ込んでいる。優先順位が違う」
−小泉純一郎元首相が最近、脱原発を唱えている。
「言っていることはすごくまともだが、その裏にどんな意図があるか分からない。原発は即ゼロ、即撤退じゃない限り、本気じゃないと思う」
−東京選出議員としては、甚大な台風被害が続く伊豆大島は地元だが。
「すぐにボランティアを兼ねた視察に行くつもりだったが、現地の混乱もあって延期している。東京都は予算が潤沢で、防災にはお金をかけているはずなのに、なぜこういうことになったのか。判断はすごく難しいと思うが、被害が出てからでは取り返しがつかない。危機管理を強化する必要がある」
−無所属ならではの苦労はあるか。
「力はやっぱりない。でも質問主意書とか、できることはある。僕が立候補したのは、国会議員の立場を利用して、たくさんの人に話を聞いてもらいアクションに参加してくれる市民がつながってもらいたいから。僕の一議席は市民の力だけで確保できた。党の名で受かった人とは重みと熱が違いますよ。特定秘密保護法案の問題もそうだが、今は本当に大変な状況なんだと知ってほしい。もっと民意をむき出しにできる環境をつくっていかないと」
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