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米国の友好国、同盟国に対する盗聴 米国に激しく抗議する独仏と我関せずの日本
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/64240324.html
★孫崎享氏の視点ー<2013/10/25>★ :本音言いまっせー!
今欧州では、米国の友好国、同盟国に対する盗聴問題が揺れている。
24日付朝日新聞は次の報道をした。
「 ドイツ政府は23日、メルケル首相の携帯電話が米情報機関に
盗聴されていた可能性が高いとして、首相がオバマ大統領に説明を求めた
ことを明らかにした。
独政府のザイベルト報道官が発表したもので、声明で「ドイツ政府は、
メルケル首相の携帯電話が米情報機関に監視されている可能性があるとの
情報を得て、即座に米政府に照会し、全面的な解明を求めた」と明らかに
した。
それによると、メルケル首相はオバマ大統領に電話で
「ドイツと米国のような長年の友人の間で、このような監視があっては
ならない。(真実ならば)信頼を破る行為で、重大な結果を招くことになる」
と抗議したという。」
この数日前にはフランスとの関係が揺れた。
「22日WP[ルモンド紙がNSAの仏内傍受を発表。仏怒り。
昨年12月から本年一月の一か月間、6千万以上の盗聴。
対象は政治家・経済人も。オバマの弁明は誰もがやっていること」
NSAの盗聴は当然日本も対象になっていたと想定すべきである。
8.26付産経新聞は次の報道を行った。
「ドイツ週刊誌シュピーゲルは25日、米国家安全保障局(NSA)が
ニューヨークの国連本部でも盗聴を行い、内部のビデオ会議の様子を
傍受していたと報じた。米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者
が持ち出した機密資料から判明したという。
同誌によると、国連のビデオ会議は暗号化されていたが、NSAは昨年夏に
暗号の解読に成功。その結果、傍受件数が3週間で12から458に急増
したという。NSAはこれまで、米国内にある日本やフランスの大使館など
でも盗聴を繰り返していたと報じられた。」
日本はいったいどのような行動をとっているか。7月1日付日経新聞は
次の報道をした。
「菅義偉官房長官は1日午前の記者会見で、米国家安全保障局(NSA)
が監視対象の一つとして日本大使館を盗聴していたとする英紙報道について
「外交ルートを通じてしかるべき確認を求めたい」と述べ、米側に事実関係
を照会する考えを示した。」
フランス、ドイツ等は首相や大統領自ら抗議を行っている。
24日日経は「菅官房長官は記者会見で「日本政府は情報保全のための
しかるべき対応を取ってきた。(安倍首相は)全く問題ない」と述べた。
この発言はNSA盗聴事件の本質を全く理解していない発言だ。
インターネット関連や携帯は巨大サーバー平癒となる。この大元を抑えて
盗聴している。日本で如何なる措置をとるかと全く関係ない。
それで安全と言っているのは重大な認識不足か、菅官房長官又嘘を
ついている。
日本は今秘密保護法を採択しようとしている。
日本の機密が盗まれているのは間違いなくアメリカによってだ。
これに対し何の抗議も出来ず、米国に追随する法律をつくるのにやっきだ。
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