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民主党幹部の暴露は違法か/政界地獄耳
日刊スポーツ 2013年10月24日 17面
★25日の閣議決定を前に、大詰めを迎えた特定秘密保護法案はその後、臨時国会に提出され成立を目指す。だが、同法案を統括する少子化担当相・森雅子は22日、会見で沖縄返還に伴う密約をスクープした記者が逮捕された西山事件は、同法の処罰対象になるとの認識を示した。同事件の記者・西山太吉は「違法な秘密を『秘密』としたことは法治国家を根底から覆すことだ」と、国家の都合の悪いことを「秘密」として認定すること自体
に違法性があると指摘する。
★秘密保護法は公明党から修正案が出され、国民の「知る権利」や「報道の自由」への配慮がなされ「国民の知る権利の保障に資する報道または取材の自由に十分に配慮しなければならない」とした。しかし、西山事件を処罰対象にするという発言は、修正案がすでに無形化していることを示すと言える。秘密認定に根拠があるかどうかすら分からない「秘密」を探ることが違法となれば、時代に逆行する法案と言わざるを得ない。
★では森に聞きたい。最近の民主党幹部の暴露はどう見たらいいのか。1年前まで首相だった野田佳彦は、新聞で消費税導入のいきさつを雄弁に語り、昨年9月の尖閣諸島国有化をめぐり、当時の野田政権が中国側に国有化の閣議決定方針を事前に伝えていたと、この問題を担当した当時の首相補佐官・長島昭久が著書「『活米』という流儀」で明らかにした。
★また、当時の官房長官・仙谷由人は、尖閣沖で海上保安庁の巡視船に体当たりした中国船の船長が超法規的に釈放された事件当時に「了としている。検察官が総合的な判断のもとにどうするかを考えたとすれば、そういうこともあり得るのかなと」と発言した。首相・菅直人の意向を受けて、公務執行妨害で逮捕された中国人船長を釈放するよう法務・検察当局に事実上の指揮権発動をしていたと先月、唐突に認めた。国家のかじ取りがベラベラと話すのは構わないというのなら、この法案は相当いびつだ。(K)
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