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2013年10月25日
小沢一郎が、筆者の要求など聞くわけもないが、「生活の党」のHPに『小沢一郎代表インタビュー 政治の現状と抱負を語る』と題して、次の紹介文を添えて公開した。 ≪小沢一郎代表は9月24日、ニコニコ動画小沢チャンネルのインタビューに応え、『アベノミクスの危うさ』『政治家の資質』『生活の党の未来』『福島原発事故対応』についてなど、政治の現状と抱負を語りました。≫
上記のインタビューは、特に目新しい部分もないので引用は割愛するが、興味のある方は「生活の党」のHP(http://www.seikatsu1.jp/news/web/20131010interview.html)で読むことが出来る。 この小沢のインタビューを通しても判ることだが、小沢一郎は本当に原理原則から抜け出せないと云うか、議会制民主主義と二大政党論、小選挙区制と政権交代可能な政治体制の実現に向け徹底しているのは判るのだが、日本人が民主主義に馴染まない民族ではないのか、と云う疑問を持った筆者にしてみると、何処か心もとなさを感じてしまう。まぁ筆者が、見切りをつけるのが早過ぎるのかもしれないので、ここで持論を展開するつもりはない。しかし、“そもそも論”から眺めると、“もしかすると無駄骨になるかも?”と云う杞憂を持つ。小沢一郎の政治理念については、後述するとして、細野豪志前民主党幹事長がフライングのようなナマ臭い行動を起こしたようである。朝日、産経は以下のように伝えている。
≪ 民主・細野氏が派閥結成へ 野党再編狙い、党内には波紋
【二階堂友紀】民主党の細野豪志前幹事長は24日、国会内で自ら主宰の勉強会を開き、新たな議員グループを年内に立ち上げる方針を決めた。事実上の「細野派」結成の動きだ。自らが核となり、党内の中堅・若手で野党再編を主導する狙いがある。ただ、これまで「師弟関係」にあった前原誠司元代表との関係にはひびが入った。
「今まで一緒にやってきた仲間をサポートしたい」。細野氏は24日、派閥立ち上げへの決意を語った。勉強会には、階猛前役員室長や榛葉賀津也参院国対委員長ら7人が出席した。
細野氏の勉強会は昨年9月の民主党代表選直後、細野氏擁立を目指した中堅・若手十数人で発足した。今回派閥化に動いたのは、停滞する野党再編の動きを加速させる思惑からだ。
細野氏は民主党を核とした野党再編が持論で、日本維新の会の松野頼久・国会議員団幹事長やみんなの党の江田憲司前幹事長との連携を視野に入れている。民主党内では野田政権を支えた前原氏ら「6人衆」に注目が集まっているが、細野氏は周辺に「6人衆だけではダメだ。党内に緊張感が必要だ」と話す。
細野氏はもともと前原氏のグループに所属していた。ところが細野派結成にあたっては、他のグループと掛け持ちできないよう、前原氏のグループなどと同じ木曜の昼に定例会を開くことにした。
こうした動きに前原氏は「なぜ、この時期にこんなことをする必要があるのか」と側近に漏らした。細野氏の勉強会には前原グループの小川淳也、泉健太の両衆院議員が参加していたが、両氏は新グループへの参加を断念。泉氏はこの日の勉強会で「もう関わることは出来ない」と決別を宣言した。 ≫(朝日新聞)
≪ 細野氏「派閥」結成へ 代表選と再編両にらみ、透ける野心
民主党の細野豪志前幹事長は24日、自身のグループ「基本政策研究会」の会合を開き、12月にも政治団体として新グループを立ち上げることを決めた。異例の政治資金パーティーの開催も検討しており、事実上の「細野派」結成といえる。次期代表選に向けた足場固めと同時に、野党再編を主導する狙いがあ りそうだ。(楠城泰介)
「一緒にやってきて落選した仲間が今、大変な状況だ。サポートに本腰を入れなければならない」
細野氏は会合に出席した議員約10人を前に、派閥化の意図をこう説明した。総務省に政治団体を届け出をした上で政治資金パーティーを開き、昨年12月の衆院選で落選した細野グループの元議員らに資金援助することを検討している。
ただ、派閥結成が落選者への資金調達のためだけとみる向きは少ない。細野グループはこれまで水曜昼に会合を開いてきたが、この日から木曜昼に変更。“師弟関係”だった前原誠司前国家戦略担当相のグループ「凌雲会」と同じ日時に会合をぶつけたからだ。
困ったのは細野、前原両グループを掛け持ちしている議員たちだった。
「すみませんが、今後の会合には関われない。前途を祈っています」 ある議員は会合で細野氏との別れの挨拶を切り出した。少なくとも2人が細野グループを離脱し、1人が前原グループを離れた。前原氏と議員の“争奪戦”が激化するのは間違いない。
前原氏も内心穏やかではないようで、24日、記者団に「細野さんの考えだからいいんじゃないですか」とそっけなく語った。 党執行部も気が気でない。大畠章宏幹事長は24日の記者会見で「実態が分からない。よく話を聞いてみたい」と容認するかどうか言葉を濁した。代表選をにらんだ動きならば「海江田(万里代表)降ろし」に直結しかねないからだ。
細野氏は野党再編を模索する日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長、みんなの党の江田憲司前幹事長と連携を深めており、「選挙前になったら大同団結みたいなのはあってもいい」と周囲に漏らす。次期代表選で勝利し、野党再編を仕掛ける−。細野氏からはそんな野心が透けてみえる。 ≫(産経新聞)
この細野の動きが“野党再編睨み”と言えなくもないが、“雑魚の蠢き”にしか見えないのは、筆者だけだろうか。「民主、維新、みんな」の一部との連携のようにも見えるが、ダイナミックな動きに繋がる旗幟も鮮明ではない。3党の一部が研究会を創設し、存在感を示してみる。マスメディアがどれ程取り上げてくれるか、世論を動かせる風が吹くのか、第二の橋下徹旋風を起こせないかとアドバルーンを上げてみた、と見ておく方が妥当だろう。
小沢一郎も、ことある毎に「野党のトップは民主党なのだから、野党連携の音頭取りは、民主党が動くべきだ」と言っている。民主党内の勢力図もハッキリしていないが、この流れだと6人衆の勢力、連合系勢力、その他穏健勢力の3分割になる。しかし、選挙資金のことも念頭に入れると、おいそれと分党することも困難だろうから、忘れ去られるアドバルーンかもしれない。民主党だけでなく、維新の中もバラバラだし、みんなの党もバラバラなのだから、旗幟を鮮明にしたくても、新党結成まで至るとは思えない。
仮の話だが、細野と松野だけであれば、小沢が提唱する“オリーブの木構想”に馴染むのだが、江田憲司が入っている点で、小沢の側が細野らの動きに呼応する可能性は極めて低い。ただ、官僚からの脱却だけを“旗印”にすることで、呉越同舟も考えられるが、今ひとつピンとこない。ただ、この細野アドバルーンで、小沢が“野党の受け皿”を本気で設けようと考えているのであれば、小沢一郎は、数多くある主張の中から、一点突破主義に徹し、“野党の受け皿”の為に、多くの理念や主張を封印する必要に迫られるだろう。
ここで前述の小沢一郎の政治理念や政策の問題に触れておこう。小沢一郎の政治家としての目的である、“議会制民主主義を植え付けたい、定着させたい”の課題で再編に異議を唱える勢力はないだろうから、それは、どの勢力と連携しても適えられる。しかし、小沢一郎が理想としている2大政党制については、英国、米国、フランス、ドイツなど西欧諸国を成功事例として見定めているようだが、これからの時代では、この二項対立的な政治理念の収斂は、絶対的生命を保証されたものではない事実に目を向けた方が良い。
西欧諸国の中でも、ドイツが良い例で、その二項対立図式は既に壊れている。ドイツキリスト教民主同盟 (CDU)、ドイツ社会民主党 (SPD)、バイエルン・キリスト教社会同盟 (CSU)、同盟90/緑の党、左翼党 (Die Linke) に別れており、政権はこれらの政党の組み合わせで、その都度成り立っている。ドイツの各政党成立の経緯は省くとして、ドイツの政党の姿が、21世紀的世界のカオスに対応している体制になるような気がしている。2大政党ですんなり色分けできるほど、グローバル世界は単純ではなくなったと、筆者には思える。
小沢がインタビューで、≪ 国民の生活が第一と、国民の生活を真ん中に据えて政治を行う政権が欲しいという状況に、私はきっと、国民の皆さんがなると思います。そういう声を、その時、ぜひ大きくしていただいて、政治家の方も、自分の目先の利益ばっかりを言ってはいられなくなります。必ず、「自公に代わる受け皿を、作ろうや」と、なると思います。』≫ と述べているが、そのような時期が来ることは確かなのは判る。しかし、その『自分の目先の利益ばっかりを言ってはいられない』問題と、現在我が国が選択を迫られている、多くの政治課題は、其々が相当重い意味合いがあるので、『国民の生活が第一』を旗印にするわけにも行かない。
いま、その政治課題すべてを語るつもりはないが、筆者の政治目線としては、「アメリカと対等な同盟関係が築けるか」、「アジア・ロシアとの外交関係をどうするのか」、「国民の生活を適性化する経済思考は内需なのか、外需なのか」、「官僚統治機構と地方分権」、大きく分けるとその辺になる。上述のカテゴリー中で、財政問題、消費税、社会保障、少子高齢化問題、外交防衛、TPP加盟問題、機密情報の取り扱い等々が含まれる。個別の諸課題を羅列して、政党の分類を試みると、維新やみんなの党は連携不可能になる。民主党の一部、社民党、生活の党、無所属及び共産党となる。現状では非常に心もとない政党の勢力図だが、「国民の生活を中心に置く政党」としての受け皿としては、理に適っている。筆者自身、上述のような連携すら相当困難だと思うわけである。場合によれば、「官僚統治機構と地方分権」の一本槍で当面糾合できる野党勢力を受け皿とする手もあるだろう。まだまだ本気度が見えない状況なので、筆者自身の考えも揺れるだろうし、異なる視点が見えてくる場合もあるだろう。故に、敢えて断言しようとは思っていない。米国のNSAへの逆風がさらに高まりを見せている。そんな中、安倍内閣は日本版NSAを作ろうと必死こいているのが不思議だ(笑)。
≪ 米盗聴疑惑:独首相の携帯番号記載…スノーデン容疑者資料
【ブリュッセル斎藤義彦】ドイツのメルケル首相の私有携帯電話が米国家安全保障局(NSA)により盗聴された疑いを巡り首相は24日、ブリュッセルで欧州連合首脳会議を前に「友人同士で盗聴を行うのは許されない」と述べた。首相はデータ保護など新たな米欧 関係を作る必要性を強調したが、首脳会議で協議するかどうかは明言しなかった。
首相はオバマ米大統領への抗議後初めて発言、盗聴が「許されない」と大統領に伝えたと明らかにした。
首相は「私だけでなく、すべての市民がパートナーとの信頼関係を必要としている。信頼が同盟の前提」と強調。欧米に「新しい関係作りが必要」と述べ、データ保護や透明性を高める欧米間の協定などを「考慮すべきだ」と話した。
ドイツのウェスターウェレ外相は24日、駐ベルリンの米大使を呼び事情を聴いた。また独紙ウェルトなど によると、元米中央情報局(CIA)職員、スノーデン容疑者が独誌に提供した情報には首相が2009年10月から今年7月まで使っていた私有携帯電話番号 があった。提供情報と首相の通話やメッセンジャー通信記録を独政府の専門家が照合。米国へ抗議を決めたという。 ≫(毎日新聞)
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