http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/432.html
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2013/10/25/
2013年10月25日
週刊文春の連載に哲学者適菜収(てきなおさむ)の「今週のバカ」という連載コラムがある。
私はこれほど秀逸なコラムを見た事がない。
そのコラムは右翼であれ左翼であれ、世の中を騒がせている著名人を滅多斬りするコラムである。
人の悪口し書けないと言われている私でさえも腰を抜かすほどの激しさだ。
たとえば今発売中の10月31日号では脱原発を唱えた小泉元首相を「帰ってきた売国奴」と呼んで滅多切りにしている。
その少し前は脱原発を叫んだだけで政治家になり、今度はTPPや秘密保護法反対を叫ぶにわか政治家山本太郎を罵倒している。
彼にかかればどんな立派な著名人も形無しだ。
しかし彼はもちろんわざとそうしているのだ。
どんな人間でも権力者や有名人はそれ自体で批判の対象になる。いわば有名税である。
そういう地位にある人間は、あらゆる意味で普通の人間より厳しく自己規制をしなければいけない。
そういう地位に間違ってもなれない我々には、そのような立場にある人間をいくら批判しても許される。それが我々の唯一の特権なのだ。
そう適菜氏は言っているのだ。
私はそのような適菜氏の基本姿勢に全面的に賛同する。
しかし、そのような、面倒な事を書かなくても、とにかく面白い。文章が素晴らしい。そして何よりも周到な取材に基づいた事実に基づいた批判は反論を許さないものがある。
褒めついでに私は適菜氏にはつぎの「今週のバカ」ではぜひとも古賀伸明連合会長を取り上げてもらいたいと思ってこれを書いている。
大手企業が安倍政権に協力するかのように次々と賃上げを認める発言をし始めた。
それでは存在価値がなくなるとばかり後追いで賃上げ要求を5年ぶりにすると言い出した古賀連合会長。
弱者を守ることをすっかり忘れ、権力側につくことばかりに熱心な労働貴族の親分がこの古賀会長だ。
あつかましくも再選されて居直っている。
この男こそ日本の政治を駄目にした政治屋の一人であることは間違いない。
「今週のバカ」は古賀伸明連合会長できまりだ(了)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。