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「戦後史の正体」の孫崎享は、外務省の工作員
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/376.html
投稿者 代理投稿1 日時 2013 年 10 月 23 日 22:25:23: IgficZuAves4c
 

2012/12/03 に届いたメールより(今確認したのでとりあえず転載。基本的に自分で投稿してくださいませ。)

「戦後史の正体」を拝見しましたが、大きな嘘が隠されています。

2007年世界27カ国で出版され、世界中に衝撃を与えたCIA秘録の著者の

ティム・ワイナ−さんは、映画[ANPO」で、「娼婦とヒモ」と、過激な言葉を使って

アメリカと岸の関係を表現しています。

CIA秘録を基に描かれた「パックスアメリカ−ナと日本の植民地化」で

元東大教授の宇沢弘文さんは「日本をアメリカの植民地するために狂奔した」岸と

酷評しています。

沖縄返還時の佐藤栄作についても、「沖縄密約」の西山太吉さんのビデオから、まったく同じ構図です。

「アメリカの召使」の二人を、「米国に毅然と立ち向かい、意見を主張した政治家」と

持ち上げていますが、実態はアメリカの言いなりです。

意図的に,CIA秘録を抹殺した元外務省国際情報局局長孫崎享は、外務省の最も汚い部分を

隠ぺいするために「戦後史の正体」を書き、「外務省の工作員」として活動しています。

ブログ「わらびジャ−ナル」を御覧あれ。

http://warabij.ti-da.net/c163279.html

 
 
 
 
以下は投稿者による阿修羅内関連投稿の一部抜粋


佐高信が孫崎享のトンデモ本『戦後史の正体』を一刀両断に斬って捨てたぞ!(kojitakenの日記)
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/353.html

戦後史の正体:韓国版によせて  孫崎 享 
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/841.html

孫崎享の『戦後史の正体』その他は、学問的には相当いかがわしい、つまり、かなり怪しい「政治的プロパガンダ文書」である。 
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/351.html

「戦後史の正体・朝日新聞書評訂正:孫崎 享氏」 (晴耕雨読) 
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/463.html

孫崎享氏の「戦後史の正体 1945−2012」を読んで
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/635.html

孫崎亨著「戦後史の正体」への朝日書評の不可解 (郷原信郎が斬る) 
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/412.html

「戦後史の正体・朝日はこの書評で如何に自分達のレベルが低いか、少なくとも20万人の読者に示した:孫崎享氏」(晴耕雨読) 
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/415.html

前代未聞の「戦後史の正体」(創元社)の前評判  天木直人 
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/209.html

現日本を憂う人・必読の書 「戦後史の正体」孫崎享著 創元社
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/699.html

孫崎氏の『戦後史の正体』 小中学校の歴史授業が戦後史を端折る理由がわかった
http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/615.html

「戦後史の正体」(孫崎享著)が対米追従外交に終止符を打つ
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/507.html

「『戦後史の正体』「米国からの圧力」を軸に、日本の戦後史を読み解いたもの」:孫崎 享氏」 (晴耕雨読) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/606.html

 

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コメント
 
01. 2013年10月23日 22:36:48 : KOuPsoorRU
戦後史の正体2か所ほどそうかなと思うところがあったがほとんどが事実だろう。その一つは岸だった。

02. 2013年10月23日 22:38:39 : fOCdhAYdeE
政府や外務省、マスコミが垂れ流す情報と異なる情報。

この1点だけでも値打ちがあるよ。世にネガティブキャンペーンの種はつきまじ。


03. 代理投稿って(笑) 2013年10月23日 22:52:30 : G1pSwpCRUxhWs : A4oNMk0P8g
この投稿者・・・
重箱のスミをつついて、何が言いたいのかと思ったら
いきなり「戦後史の正体」そのものを全否定かよw

04. 2013年10月23日 22:56:51 : ubBvgTQWj6
田中角栄も独立派ではない。

05. 2013年10月23日 23:13:55 : y2D6eX286Q
>>3

でも孫崎がってんじゃなくて、9割の事実に1割の嘘で真実と見せるのが工作の常套では?


06. 2013年10月23日 23:18:34 : zKhrRT3tBk
ネガティブ・ハラスメントにめげず孫崎享さん、頑張れ!

07. 2013年10月23日 23:33:10 : dx5kiOrgEw
06さん
>ネガティブ・ハラスメントにめげず孫崎享さん、頑張れ!
 全面同意。
 孫崎さん、相当いろいろな圧力があるはず。
 ほんとに頑張ってほしい。

08. 2013年10月23日 23:41:04 : dsimvCKQXM
いや、今頃言ってもらってもな
出たときにそれは言ってるし
信用して良いものか?ってね

しかし、佐高信も中坊公平を平成の鬼平といって持ち上げたんだから人の事は言えんだろう?

岸の場合、したたかであったことは確か
本人は利用されているとだけ思っていたわけじゃないだろう

まあ、自分の場合どんなことも100%信用する気は無いんで
お前に忠告されんでも分かっているよ
大きなお世話


09. 2013年10月24日 00:23:41 : kAssHjQAlw
孫崎さんはアメリカにケンカ売ってるむだけでたいしたもの。
ガタガタ言うならお前も売ってみろってーの。

10. 2013年10月24日 02:16:34 : NiTHKqkTYM
いまごろ孫崎さん全否定やってなんになる?左翼に隠れた工作員かよ

岸について言ってるところをよく見て御覧、岸は手先になりながらそれでも改定の条項の中に米軍からの独立をいれようとした、あの岸でさえ・・という形で講演などなさっているよ。

岸が売国奴だったことは確実だし石橋湛山を引きずり降ろして自分が総理に成り上がったのも、米の意向をバックにした紙幣でなく私兵による脅迫だっただろう。瀕死のはずの湛山がケロッと回復して、日中友好で貿易の話をしに中国行く時も、米を裏切るものだとかなんとかホザイて止めたそうじゃないか

孫崎先生はこの石橋を高くかっているし石橋秘書の石田博英の孫娘が民主党議員になったあにはいっしょに対談までやってyoutubeにだしてる


キシがどうのこうの、、、、。もっと全体的に見てごらんなさい。ポチばかりのいまの政治家・官僚連中に活をいれつつ叱っているのが、岸でさえ・・・というくだりだよ。今の安倍や一派を叱っているわけだろう。

孫崎先生がいま本を執筆して以降一番苦労して闘っている相手は岸なんかじゃないし岸評価でもないことは、みなさんご存知。ステレオタイプのレッテル貼りの歴史じゃスターリン政治のいいもんわるもんの「歴史」と変わらんよ
自由の国アメリカというのももう嘘になっちゃったしかつては米軍は解放軍だと大感激してた共産党時代もあった
そのときの自分の好き嫌いだけで歴史人物や情勢を振り分ける投稿の著者は、ごくろーさんだが、大減点!しっかりしろ
左っぽい人のなかにも手先や工作員はいるのだ


日ソ国交回復の前の時だって、羽田に飛来したソ連の新型飛行機を見学に当時の皇太子や皇族を行かせて機内に乗せさせた
ネットに写真があった
あの昭和天皇やら取り巻きやらがそれをやらせたのだ。米は「右翼」や岸らをつかって鳩山の妨害をしていた時代の話だ


11. 2013年10月24日 05:26:23 : m2nohvN0kk
代理投稿って山崎の自作自演じゃねーの?

12. 2013年10月24日 09:21:07 : S28J8bkdYY
フレッチャー法律外交大学院(英語: The Fletcher School of Law and Diplomacy)は、マサチューセッツ州メドフォード市に本部を置くアメリカ合衆国の私立大学である。1933年に設置された。

一般にはフレッチャースクールとの通称が用いられる。フレッチャースクールは、1933年にハーバード大学とタフツ大学の合同プロジェクトによって米国で初めて創設された国際関係学の専門大学院である。国際関係学の分野において世界最高のスクールの一つであり、伝統的に卒業生の連帯意識が強いことで知られ、俗に「フレッチャー・マフィア」と呼称されている。外交官養成スクールとしてのイメージが強い一方、卒業生の国際機関(国連・世界銀行等)、民間企業、NGOへの進出も多く見られる。 wikiより

・・・・・・・・

米国の外交安保政策を知るには、「フレッチャー・マフィア」に聞け

SEPTEMBER 30, 2009 07:08
米外交街で広く知られている言葉に「フレッチャー・マフィア」という言葉がある。1933年に設立された米最古の外交安保専門大学院であるマサチューセッツ州ボストンのタフツ大学フレッチャー・スクール(Fletcher school)の卒業生が一つになった学閥を称する言葉だ。先輩後輩間のネットワークを重視して助け合う伝統が強く、どこへ行っても同窓会をして一つになるという定評がある。

最近、米外交街でフレッチャー・マフィアの躍進が著しい。特に、核問題の交渉を含む全般的な北朝鮮問題で特に目立っている。その中心には、現在フレッチャー・スクールの学長を兼任しているスティーブン・ボズワース北朝鮮政策特別代表がいる。 … (中略)

国防総省では、デレク・ミッチェル首席副次官補(アジア太平洋安保問題担当)が、フレッチャーの人脈だ。ビル・クリントン政府時代の97〜01年、国防長官特別補佐官を務めたミッシェル副次官補は、戦略国際問題研究所(CSIS)などのシンクタンクと官を行き交い、アジア地域の安全保障問題を扱う専門家たちと厚い人脈を築いた。特に、アジア太平洋地域に対する米国の国防政策と地域協力の問題に強力な影響力を行使する人物と評価される。… (以下省略)
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2009093067978

・・・・・・・・

  〈フレッチャースクール出身には、森本敏 元防衛大臣がいるのだが、あの震災の前にこういうこともあった。〉

民主党石井一参議院議員BLOGより 副首都建設計画の法整備が急務 

昨年11月より議連活動の勉強会における講演内容と講師は次の通りです。 (抜粋)
 平成23年2月16日 第5回「なぜ、もう一つの首都が必要か」(講演;小川和久・軍事評論家)
 平成23年3月8日  第6回「関空と神戸空港の連絡海底トンネルの可能性」(講師;野澤太三・元法務大臣、元参議院議員、工学博士)
 平成23年3月10日 第7回「日本版FEMA(フィーマ)について」(講師;森本敏・拓殖大学大学院教授) ←
 平成23年3月23日 第8回「福島原発事故について」(講師;諸葛宗男・東京大学公共政策大学院特任教授)

・・・・・・・・

外務省の「大鳳会」と呼ばれる創価学会信者の組織があることはご存じの方のもいるだろうし、やれ外務省北米局だのチャイナスクールだのと聞くこともあるだろうけど、何処の省庁も外向きで稼ぐことしか、或いは国民の税金をいくら使っても彼らなりのプライドを維持することしか考えず、国内事情なぞ眼中にないのが残念ながら実態なのだと思う。もちろん、マスコミがしっかりしていればナンテ事はないのだが、敷居が高いのか及び腰のようだ。

情報なんて100に1つを得て、それを繋いでいくしか何かを得ることはこの時代にはないのだから、あの人はどうのとか言うのは無意味だろうし、むしろメジャーから離れた意見を公表してくれる人を大切にした方がいい。もちろん、そう言った情報を組み立てるには努力が必要だが、既存のメディア情報に依存したくないと思うなら、それも仕方がない。


13. 2013年10月24日 16:22:17 : 0b0cuHVLwA
「代理投稿」っていうから、もう少し読みがいのあるものと思ったが、説得力は0だね。もっとも、論理的な「外務省の工作員」説をひとつでもあげてくれ。あればの話だが。

14. 2015年2月24日 15:18:07 : iptGRPmHsc

BLOGみずき
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-category-24.html


2014.05.28 kojitakenさんの「魚住昭、遅ればせながら孫崎享を痛烈に批判」という論と暗澹とする共産党の「理論的後退」を象徴する孫崎享評価

小沢裁判問題・小沢信者問題・孫崎信者問題

「きまぐれな日々」ブログ主宰者のkojitaken氏が本日付けで「魚住昭、遅ればせながら孫崎享を痛烈に批判」という以下のような記事を書いています。

この件についてはkojitakenさんが指摘されるとおりだと思いますのでつけ加えることはありませんが、昨日、私は、いまの共産党の政治的スタンスを批判したばかりということもあって、そうそう、この件では共産党はどのようなスタンスをとっているのだろうか、と少し調べてみました。私はまさか共産党まで岸信介を対米自立派と持ち上げる孫崎享氏の論を評価することなどあるまいと、当時は調べもしなかったのですが、あにはからんや、共産党まで孫崎享氏を評価していました。そのことを「vanacoralの日記」ブログの筆者が当時の赤旗(2012年10月28日付)の記事を引用して批判しています。赤旗記事には孫崎享氏と並んでデモ行進する笠井亮衆院議員や吉良よし子参院東京選挙区予定候補(当時)の写真も掲載されています。同記事には群馬県平和委員会会長の声なども掲載されていますから、この頃には共産党系シンパ組織の中での孫崎享評価はある程度既成事実のようになっていたものと見られます。

■ 共産党、「反米保守」孫崎享とデモ行進(vanacoralの日記 2012-10-28)

この次期はすでに私はさまざまな論者の孫崎批判を紹介する論を10本以上書いていました。上記の赤旗の記事が掲載されたほぼ同時期の11月4日には佐高信氏の孫崎享『戦後史の正体』批判も紹介しています。

共産党の右への凋落傾向は理論面においてもこの頃にはすでにはっきりしすぎるほどはっきりしていたのですね。共産党系の団体が主催する集会などに参加するたびに少し首を傾げたくなる右派的言動に触れ、右傾化傾向が強くなっていることはうすうす感じていましたが、明確には(まさかこれほどまでにとは)そのことを認識しえていませんでした。

寄る辺とする「革新」さえいなくなっていくこの国の現状には暗澹とせざるをえません。

以下、kojitakenの日記の「魚住昭、遅ればせながら孫崎享を痛烈に批判」。


■魚住昭、遅ればせながら孫崎享を痛烈に批判
(kojitakenの日記 2014-05-28)

●魚住昭といえば元共同通信の記者で、ナベツネ(渡邉恒雄)の評伝を書いたり、安倍晋三と故中川(酒)がやらかした「NHK番組改変事件」で、安倍晋三が実際にNHKに圧力をかけていたことを証明するなど、ひところもっとも注目していたジャーナリストだった。

●だが魚住昭はその後、佐藤優とつるんだあたりからおかしくなり、村上正邦の評伝を書いたり、小沢一郎を擁護したりするなど、評価できない仕事が増えていた。それで最近ではほとんど関心を持たなくなっていたのだが、久々にクリーンヒットを放ってくれた。

●あの孫崎享のトンデモ本『戦後史の正体』を痛烈に批判したのである。

第八十一回 陰謀論という妖怪 | わき道をゆく--魚住昭の誌上デモ | 現代ビジネス [講談社](2014年5月25日)

読まなくちゃ、と思いながらつい読む機会を逃してしまう。そんな本ってありませんか。

私の場合、元外務省国際情報局長の孫崎享さんが書いた『戦後史の正体』(創元社刊)がそうだった。2年前のベストセラーである。

先日、少し暇ができたので遅まきながら読んでみた。なるほど着眼点が面白くてわかりやすい。

●だけど危うい。事実誤認による陰謀論が闊歩している。間違いが一人歩きせぬよう、はばかりながら苦言を呈させていただく。

●まず本の中身を紹介しよう。孫崎さんは戦後史を「米国からの圧力」を軸に読み解いていく。その圧力に対し、日本の国益を主張する「自主」路線と、言いなりになる「対米追随」路線のせめぎ合いが戦後の日本外交だったと語る。

そのふたつの路線のシンボルとして敗戦時の外相・重光葵と、後に首相になる吉田茂が登場する。

孫崎さんによると当初、米国は日本を直接軍事支配しようとした。それをマッカーサーに断念させたのは重光だった。だが、彼は外相を辞任させられた。米国にとって彼のような「自主派」は不要だったからだ。

代わって外相になった吉田は、米国にすりよる「対米追随派」の代表だった。「日本の最大の悲劇」は、彼が首相として独立後も居座り「占領期と同じ姿勢で米国に接したこと」だと孫崎さんは言う。

吉田はGHQの参謀第2部(G2=諜報などを担当)部長ウィロビーを頼った。彼は反共主義者で、GHQ民政局(GS=政治改革担当)と対立した。G2は共産主義との対決を最優先し、GSは日本の民主化を最優先したからである。

●昭和23年3月、芦田均内閣が発足する。孫崎さんは芦田を「重光と並んで自主路線をとった代表的政治家」だと高く評価する。

しかし、芦田内閣は発足後まもなく起きた昭和電工事件に巻き込まれ、同年10月に総辞職、後に芦田自身も東京地検に逮捕される。

●ここまでの記述に、特に異論はない。政治家の好き嫌いは人それぞれだ。問題はこれからである。

昭電事件は、農業復興のための政府融資に絡み、大手化学肥料会社の昭和電工が巨額の賄賂をばらまいた戦後最大級の疑獄だった。

●孫崎さんはこう解説する。

(1)事件はウィロビーのG2が検察を使ってしかけたもので「G2−吉田」と「GS−芦田」の戦いだったが、賄賂がGSに渡っていたことがわかり、G2勝利で終わる。

(2)芦田は事件に関与していなかったのに「進駐軍関連経費の支払いを遅らせる件」で収賄したとして逮捕される。おかしな話だ。誰がGHQへの支払いを遅らせる件に関し贈賄するのか。容疑を無理に作ったとしか思えない。芦田を追い出した後、ウィロビーと親しい吉田が当然のように首相になった。

そして孫崎さんは「米国の情報部門が日本の検察を使ってしかける。これを利用して新聞が特定政治家を叩き、首相を失脚させるというパターンが存在することは、昭電事件からもあきらか」と言う。

さらにロッキード、リクルート、陸山会などの事件に触れ、検察は米国と結んで「正統な自主路線の指導者」を排斥してきたのではないかという議論を展開する。

●昭電事件はその出発点だから『戦後史の正体』の核心と言っていいだろうが、
●孫崎さんの解説には誤りが多い。
●国会図書館のGHQ文書が語る真相をご説明しよう。

まずは占領統治の基礎知識から。GHQで検察の指揮権を握ったのは参謀第2部(G2)でなく民政局(GS)だ。
●だから孫崎説のようにG2が検察を使ってしかけることはあり得ない。

次に、事件の捜査は初め警視庁が主導した。G2は警視庁と関係が深かったので、G2の差し金で警視庁が動いた可能性は大だ。ウィロビーはGSやESS(経済科学局=財閥解体や経済安定化計画などを担当)の幹部を「アカの手先」と忌み嫌い、事件を利用して彼らを排斥しようとしたらしい。

しかし警視庁はやりすぎた。GS次長ケーディスの女性関係まで洗い、米人記者らに捜査情報を漏らした。彼らはそれをもとに「GHQ高官が事件のもみ消しに暗躍している」などと書き立てた。

放置すれば本国からの風当たりが強くなる。GSはそう判断したらしい。東京地検に警視庁を外した単独捜査を指示した。当時の捜査二課長・秦野章は自著『逆境に克つ』に書いている。

「私が担当したのは、赤坂の昭和電工本社の捜索と贈収賄両者合せた十数人の逮捕だけである。余勢をかってメスを入れようとした矢先、警視庁の捜査二課は、事件の摘発役から突然おろされた」

それが昭和23年9月のことだ。東京地検は警視庁抜きの片肺飛行を強いられた。だが辣腕検事の河井信太郎が昭電社長を追及し、元農林次官や前蔵相、大蔵省主計局長らへの贈賄を自供させた。

昭電のGHQ贈賄工作はESSに集中していた。ESSは東京地検の捜査を妨害したが、地検はGSの支援を受けて捜査を続け、ESS幹部ら7人が数十万円〜100万円を受け取っていたとの極秘報告をGHQ上層部に上げた(むろん公表されず、闇に葬られた)。

●こうした経緯を総合すると、事件が「G2−吉田ライン」対「GS−芦田ライン」の戦いだったという孫崎さんの図式はまったく成り立たない。G2は本丸の捜査に関与しておらず、GSも芦田をかばっていない。芦田逮捕に向けゴーサインを出したのはGSである。

●ちなみに芦田は「昭電事件には関与していません」という孫崎さんの記述も不正確だ。芦田自身、進駐軍兵舎の建設資材の納入業者(昭電事件の捜査の過程で贈賄企業として浮上)から100万円もらったことを認めている。

●また芦田は「進駐軍関連経費の支払いを遅らせる件」に関して賄賂を受け取った容疑で逮捕されたというのも孫崎さんの誤解である。

●正しくは、進駐軍兵舎の資材納入に対する政府支払金を早く受け取れるよう業者に便宜を図ったのが主な容疑だった。ただ芦田は職務権限がなかったとして無罪判決を受けており、地検の法解釈に粗さがあったことだけは間違いない。

●こうして孫崎さんの見解を検証してみて分かったことがある。それは、陰謀論は不正確な事実の断片を推理でつなぎ合わせて作られるということだ。
●ロッキード事件は「自主派」の田中角栄元首相を潰すため米国が仕組んだというのも同じように作られた話である。

●さらに詳しく知りたいと思われる方には『角栄失脚 歪められた真実』(徳本栄一郎著・光文社刊)をお薦めしたい。綿密な取材で真相に肉迫した労作だ。本の終盤での著者の述懐に私は深く共感したので、それを最後に紹介したい。

●「客観的物証のない陰謀説は日本人の深層心理に恐怖を植えつけ、いびつな国民性を産み出す危険もある。卑屈なまでの米国追従と、歴史を無視した偏狭なナショナリズムである」

『週刊現代』2014年5月31日号より

具体的な事実に基づいて、孫崎の妄論の誤りを暴いていく手法はさすがである。魚住昭が久々に本領を発揮したとの印象だ。

●惜しむらくは、批判のタイミングがあまりに遅過ぎた。孫崎のトンデモ本を信じ込んだ「小沢信者」らは、孫崎ご推奨の岸信介や佐藤栄作を信奉するようになったためかどうか、岸の孫・安倍晋三の暴政をまともに批判することすらできなくなっている。
●しかし、この期に及んでなお「小沢信者」たちは孫崎を批判できないていたらくなのである。

<略>


15. 2017年1月17日 11:44:55 : iUYJk67J7g : wuydwMhhl_A[1]
消失してます。


>ブログ「わらびジャ−ナル」を御覧あれ。

http://warabij.ti-da.net/c163279.html

 


16. 2017年1月17日 12:42:25 : iUYJk67J7g : wuydwMhhl_A[2]
>>15続き 名前が変わって健在のようです。
孫崎某さんが訝しい人物だというのは同意しますが、私は岸さんを評価してますので、沖縄独立には賛成できないなぁ。
県民の大方の皆さんは独立を望んでいないでしょうに。
それこそオールに近い沖縄の悲願によって政治家が動き(岸さんね)想像を超えた尽力があって、やっとの思いで日本復帰を果たせたのですから。
独立しようもんなら、覇権主義・中狂が待ってました!とばかりになだれ込んで実効支配するのは目に見えてます。
中国の属国にバラ色の未来があろうはずもなく・・
米軍基地には不満もありましょうが、今、沖縄を護ってくれているのは間違いなく米軍です。存在するだけで威嚇になります。
何が何でも沖縄独立というなら、どこにも依存せず正規の軍隊を持ち核武装しなくては、とてもじゃないですが強い国家として成り立ちませんが、どうやって準備するんですかね。
結局、あの知事は中国の属国になることしか考えていないのでしょう。

沖縄を独立させる会

このままでは再び戦場に! 日本から独立しよう!
http://helios40.blog.fc2.com/blog-date-201701.html


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