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2013/10/23 16:57
参議院の国会中継を拝聴していて「この国の国会議員は正気か」と思ってしまった。なぜなら「原発は安全を最重点として再稼働すべきだ」との自民党間バカ議員に対して、「原発は十分に安全性を確保しなければならない」と能天気にも安倍首相が答弁している。それに対して参議院予算委員会は水を打ったように静かだ。
この国の国会議員はバカ揃いなのだろうか。福一原発1号機から3号機まではは安全性を十分に確保して稼働していたはずだ。4号機は定検のため停止していたが、総電源喪失により燃料プール内の温度が上昇して暴走し、水素爆発を起こした(ということになっているが臨界爆発だったのかすら現場検証すら行われていない)。
この国の原発は安全・廉価な発電装置だと電力各社が電気料金に上乗せして捻出した年間数千億の電源開発費に群がる官僚や政治家やマスメディアたちのプロパガンダを無知蒙昧なタレントがシタリ顔をして「未来のために原発は必要です」などとテレビに登場して繰り返しニコヤカに語りかけていた。その挙句に福一原発放射能ばら撒き事故だ。
「不幸な事故だった」と語る政治家や評論家には反吐が出る。「幸福な事故」があってたまるか。たとえ事故にせよ何にせよ、金輪際原発は放射能漏れ事故を起こしてはならない、というのは原子力を扱う人たちに共通認識のはずだ。それを「完全にブロックされ、完全にコントロールされている」と舌足らずの早口で世界へ向かって発言し、それを委員会で取り上げられると「完全というのは個々の事象を指すのではなく、全体として概ねブロックされコントロールされているということです」と首相自らの日本語教育の欠陥を表明する言い訳を展開し、それをナントナク委員会で「了承」しているような雰囲気にはビックリ仰天で言葉もない。
完全とは完全であって、概ねとは概ねだ。全体として、というのは国会答弁として官僚が用意した言葉であって、その言い廻しは五輪会議の時と異なる、と追及されると安倍首相は「完全に」と発言を元に戻した。
完全にコントロールされているが雨水により堰から放射能汚染水が漏れたのは個々の事象であって「完全に」という言葉を覆すものではない、という首相答弁は「この男はマトモか」と不信を抱くに充分だ。しかも11ヶ所の堰漏れの内6ヶ所は国の基準値を超えいたというではないか。この国の国会議員たちは「現場」の苦しみや苦悩が本当に解っているのだろうか。
もっと国会議員は苦労した方が良い。苦労しなければ言葉の持つ重みとか、国民の痛切な苦悩とか、理解不能のようだ。ポッと出の世襲議員を歌舞伎役者の御曹司のように持ち上げる勘違いマスメディアに乗せられて、勘違いタレント崩れの国会議員が続々と誕生している。彼らに一体何が解るというのだろうか。
未来のために原発は必要だ、と発言している議員たちの頭脳は大丈夫だろうか。世界が今のペースで原発を稼働させていると、ウランは百年と経たずして枯渇するといわれている。何が「原発は未来のエネルギー」だ。世界は現在稼働している原発を廃炉として、原子力利用から撤退すべきだと国連で決議する方が正常なモノの考え方ではないだろうか。その先駆けになるべきが被爆国であり福一原発放射能漏れ事故を起こして、現在も致死量以上の放射能を拡散している日本の立場ではないだろうか。
この国の国会議員たちは何にトチ狂っているのだろうか。委員会審議を拝聴していて怒り心頭なのは私だけではないはずだ。
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