http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/366.html
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ちなみに(blogでもちらと書かれていたけど)白土三平のお父さんの岡本唐貴は虐殺された小林多喜二の死顔を描いた人。 RT @nitiyoutwitt これはわかりやすい…秘密保護法はまさに「死のおきて」(白土三平『ワタリ』より) http://t.co/9dACSbOL3s …
— zuzus (@zuzus3) October 22, 2013
秘密保護法はまさに「死のおきて」(白土三平『ワタリ』より)
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/2b3d5a004ff133ff1aa79a21e120825f
秘密保護法の最大の問題点は、何が「特定秘密」にあたるのかが公開されないことにある。こんな法律ができたらどうなるのか、それを端的に示した漫画がある。
画像は白土三平の忍者漫画『ワタリ』の一コマである。忍者たちは「死のおきて」なるものに縛られており、これを破った者には死が待っている。しかも、本人は自分のどんな行動が「死のおきて」にふれたのかわからないまま、有無を言わさず処刑されてしまうのである。
そのおきては、実は、忍者たちを分断支配するために都合のよいある「秘密」のことなのだが、それが何なのかを知っているのは幹部だけであり、一般の忍者には知らされない。
それを偶然知った、もしくは知った可能性がある者たちに対して「おきて」が発動される。
自分のどんな行動が「死のおきて」にふれるのかがわからない忍者たちは恐怖支配の下に疑心暗鬼に陥りながら過ごしている。
漫画ではその恐怖支配を打ち破ろうと忍者達が結束する場面もあるが、その勝利はつかの間のものであり、より大きな権力によって打ち破られていく有様が、当時(1965年〜66年)の少年漫画としてはひどく凄惨な展開で描かれ、結末も主人公たちが孤立無援の苦しい闘いを強いられ続けることを予想して終わっている。
白土三平の父親は、小林多喜二と同年配のプロレタリア画家であり、治安維持法や、秘密保護法との類似が指摘されている「軍機保護法」の恐ろしさを身をもって知っていた。この漫画ではその父親の体験が色濃く反映されている。
治安維持法は1925年の制定当初は死刑の規定はなかったが、1928年に死刑が加えられた。また1985年に提案された「スパイ防止法」(各界の猛烈な反対により廃案になる)では死刑までが含まれていたのである。
もし秘密保護法が成立してしまったら、それは私たちにとってまさに「死のおきて」となろう。何しろ、その「特定秘密」が何であるかということを知ることもできないのだから。裁判にかけられても弁明もできない。裁判官ですら判決に具体的に何の罪であったのか書くこともできないのである。(鈴)
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