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緊張感ゼロ/(C)日刊ゲンダイ
衆院予算委 二階俊博委員長の“お粗末”すぎる議事進行
http://gendai.net/articles/view/news/145406
2013年10月22日 日刊ゲンダイ
ようやく始まった国会論戦がどうにも締まらない。21日の衆院予算委員会も空気は恐ろしくユルユル。たるんだ雰囲気を助長したのが、二階俊博予算委員長(74)の議事進行のヒドさだ。言葉を間違えるわ、答弁者の名前が出てこないわ、もうメタメタだった。
民主党の長妻昭・元厚労相が質問に立った場面はこんな調子だ。長妻が降圧剤ディオバンを使ったデータ改ざん問題で、ノバルティス・ファーマの社長ら2人の参考人招致を求めたのに、二階は、「ただいまの資料の要求につきましては、後刻……」と言い出す始末。長妻から「参考人、参考人」と訂正を求められてしまった。
前原元国交相の質問で、出席した日銀の黒田総裁に答弁を求めた際は、「んー、誰だ? ん?」と言いよどむ。慌てた事務局が脇から差し出したメモを見て、ようやく「日本銀行総裁、黒田東彦くん」と呼ぶお粗末ぶりだった。
「内閣改造が先送りになって人事が行われなかったので、ベテランの二階さんを何らかのポストで処遇しなければならなかったのでしょうが、予算委員会は、午前3時間、午後4時間の長丁場です。74歳の二階さんが集中力を途切れなく維持するのはキツイでしょうね」(政治評論家・浅川博忠氏)
民主党の迫力不足も、委員会室のだらけムードを増長させた。3時間の質問時間を30分ずつ6人で分け、取り上げたテーマがダブるだけでなく、突っ込み不足で終わってしまった。
「顔見せ興行じゃないんですから、質問者を3人ぐらいにして、もっと深い質問まで絞り込むべきでした。そのうえ、夏休みが3カ月もあったのに、事前調査不足は明らか。芸がなさすぎます」(浅川博忠氏)
福島原発の汚染水問題は悪化の一途だし、TPPは年内妥結で押し切られそう。国民生活に重大な影響を及ぼす問題は山積しているのに、ロートル委員長は緊張感ゼロで、野党第1党がこの体たらく、国会は想像以上の機能マヒに陥っている。
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