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わかりにくい維新が目指すもの/政界地獄耳
2013.10.22 日刊スポーツ
★予算委員会初日から国会は荒れ模様だ。自民、公明、民主、維新で進められるはずだった首相・閣僚の国会出席時間に上限を設けることを柱とする国会改革。臨時国会直前、メンバーに加えて欲しいとした日本維新の会が、自民党の国会日程作りなどに不満を漏らし椅子を蹴った。20日会見した国会議員団幹事長・松野頼久は維新が与党側に提案していた国会改革について「自民党の国会運営があまりに強引すぎる。国会改革を議論する環境にはない」とした。
★だが、自民党幹事長・石破茂は動じない。「全党ではまとまらないので国会改革はできませんでした、というのでは許されない」とした上で全党による幹事長・書記局長会談の週内の開催を呼び掛ける考えを示した。これは維新がへそ曲げようと前進あるのみといった自民党の不退転の決意を表したもので、石破からみれば「維新は官邸とは仲良しでも国会では思い通りにはいかない」という決意を示したものだろう。
★最近維新をめぐっては地域政党「大阪維新の会」が、15年春の統一地方選の候補者発掘を目指す政治塾の塾生を、12月から400人程度公募すると発表。その一方、日本維新の会共同代表・石原慎太郎は党本部を今の大阪から東京に移したいとの考えのあることも報道されている。それでいて野党再編は自民党に対抗できる勢力づくりというのだから、この党の目指すものがわかりにくい。「結局最後は自民党の補完勢力になるだけのコウモリ政党」(野党国対筋)とのレッテルも定着し始めた。折しも同党共同代表・橋下徹のぶら下がり取材も、テレビ局が各社ごとの撮影をやめ代表撮影になりさびしいものになった。「最近は元首相・小泉純一郎のインパクトのほうが大きい。脱原発でブレた橋下ではもう…」(野党幹部)。維新はこのまま終わるのか。(K)
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