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2013/10/23 06:36
信用と安心のサービスを提供するホテルのレストランで食材を偽っていたという。芝エビと表示して実は輸入冷凍エビを使っていたとしても、料理を提供された客には分からないだろう。しかし客はまさかホテルが食材を偽っているかなどと疑わず、ホテル側の良心を信用していたはずだ。
自民党に「原発新設・稼働議員連盟」ができたという。その目的は原発の安全性を確認して原発の稼働と新設を促し、日本の電力の安定・廉価供給を目指す、というものだ。やはり電力各社が負担する「電源開発費」に群がる似非・政治家たちが群れて出て来たかと怒りを持って彼らの面を眺めるしかない。
まさか、という事態に直面することが多くなっている。高速道路を利用させる高速道路会社が高速道路の安全性を確保・点検することを怠ればどのような事態を引き起こすかは容易に想像できるだろう。しかしそうした業務本来の仕事を手抜きして、利益を上げたとして一体どのような意味があるというのだろうか。
未だリコールしていないようだが、あるメーカーの自動車のエンジンが走行中に停止する事故が頻発しているという。原因として自動車の電子部品に対して疑惑り目が向けられている。コストカッターど称される経営者が自動車会社に就任して以来、安価な部品を系列業者以外からも購入することにした。その内のエンジン点火の電子制御部品に欠陥があるのではないかと疑惑の目が向けられている。
JR各社で起こった基本的な事故により安全性に対する認識・確保がおかしくなっているのではないかと思われてならない。そして、この国を代表するメガバンクで反社会的な人たちに融資を続けていたという反社会的行為が露呈した。それも信用に基づく金融機関として基本的・致命的な事態だ。
そして今度は自民党政治家たちの愚挙だ。原発が本当に安価で安定的な発電装置なのか、彼らは現実を見ようともしないようだ。原発の一基当たりトータルコストを電力各社はまだ明確に何処も把握していない。発電装置の使用期間を40年から60年に延ばしたところで、廃炉にして撤去するまで40年もかかるといわれている。その後も放射性廃棄物の管理に1万年も必要だというのに、原発は安価な電気発電装置だ、という電力各社と官僚たち主導でマスメディアが垂れ流したプロパガンダを彼らは未だに信用しているとしたら、彼らの頭脳はどれほど劣化しているのだろうか。いや発言の明瞭さから判断すると頭脳は劣化していないようだ。むしろ良心が劣化しているといわなければならないだろう。
技術者には技術者の良心があるはずだ。料理人には料理人の良心があるはずだ。銀行家には銀行家の良心があるはずだ。そして政治家には政治家の良心があるはずだ。人から指摘されるまでもなく彼らがそれぞれの社会の持ち場で良心に従って責務を全うしているとの信頼があればこそ、この国の社会の安全が担保されるのだ。
良心の劣化した国に安全・安心はあり得ない。公務員が2臆6千万円も生活保護費を着服しているような行政に国民は税を支払っている。保険料等を滞納すれば延滞金を徴収され、資産を差し押さえられて競売にかけられる。それらを「当たり前」のこととして是認しているのは、政治家や公務員が良心に従ってマトモに社会のために使っているとの信頼があればこそだ。それがなくなれば誰も税や保険料などを払わないようになるだろう。
良心の劣化を心の底から憂える。しかし首相自ら言を左右して「完全」と言った覚えはないとか、「全体として」とは全体としてだ、とか、国会の委員会答弁で意味不明な言を弄している。何という浅ましさだろうか。彼の政治家としての良心も相当劣化していると批判せざるを得ない。
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