14. JohnMung 2013年10月23日 15:25:17
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次に、↓ もご覧になって、安倍晋三と安倍自公政権の危険性を確認しておきましょう。 ”「積極的平和主義」の内実は「先制攻撃戦争主義」 ー陽光堂主人の読書日記(10/21)ー” http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-1115.html 安倍が事あるごとに唱える「積極的平和主義」は非常に怪しい響きがありますが、これが何を意味しているか、19日付の東京新聞「こちら特報部」で紹介・検討されています。参考になりますので、以下その一部を引用します。(http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10087.html) 積極的平和 実現へ日本の貢献は? 日本は「積極的平和主義」を掲げるべきだと安倍晋三首相は言う。「積極的平和」は、半世紀以上前に米国で作られた言葉だ。平和学の専門家によると、「戦争だけでなく、貧困や搾取、差別など構造的な暴力がなくなった状態」を意味する。そんな世界の実現に貢献するのなら、日本人も胸を張れるのだが−。 (小倉貞俊、榊原崇仁) 「安倍さんは『積極的平和』を、もともとの言葉の定義と異なる意味で使っているように思う」。平和学が専門の坪井主税(ちから)・札幌学院大名誉教授はこう話す。 坪井氏によると、「積極的平和」は第二次世界大戦中の一九四二年、米国の社会学者クインシー・ライト氏が執筆した「戦争学」の中で、「消極的平和」と併せて使ったのが始まりとされる。その後、米国に留学したノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥング氏が「消極的平和」を戦争のない状態、「積極的平和」を戦争だけでなく貧困や搾取、差別などの構造的な暴力がなくなった状態、と定義して定着した。 安倍首相は十五日の所信表明演説で、「『積極的平和主義』こそが、わが国が背負うべき二十一世紀の看板」と強調した。続けて、自衛官の海外での活動などに触れ、日本版「国家安全保障会議(NSC)」の創設を意欲的に語った。有識者会議「安全保障と防衛力に関する懇談会」の会合でも、安保戦略の柱に「積極的平和主義」を据えることを確認している。 米国の保守系シンクタンク・ハドソン研究所で先月行ったスピーチでも、安倍首相は「積極的平和主義」に言及した。ただ、スピーチで使ったのは「Proactive Contributor to Peace」。和訳すれば「率先して平和に貢献する存在」となるが、首相官邸のホームページ上では「積極的平和主義」と訳されている。 ガルトゥング氏の言う本来の「積極的平和」は英語では、「Positive peace」。だから、少なくとも英語圏の世界では、安倍首相の発言は「積極的平和」とは受け取られないわけだ。 それどころか、坪井氏は「Proactiveは軍事用語では『先制攻撃』のニュアンスで使われる。米国人は『日本は集団的自衛権の行使容認に踏み切ります』と受け止めるだろう。逆に、和訳によって、日本では『軍事力を行使しない』と誤解する人がいるかもしれない。言葉のマジックだ」と指摘する。 水島朝穂・早稲田大教授(憲法学)によると、ガルトゥング氏の「積極的平和」という考え方は、七〇年代に日本に入ってきた。だが、水島氏ら憲法学者が、「積極的平和」を前面に出して訴えるようになったのは九〇年代に入ってからだ。 九〇年にイラクがクウェートに侵攻し、九一年に湾岸戦争が始まった。憲法九条の規定で自衛隊は多国籍軍に加わらない代わりに、日本は戦費などで百三十億ドルを支出した。一兆円以上の負担だったが、クウェート政府が米紙に掲載した諸外国に対する感謝の広告に日本の名はなかった。以降、自衛隊の国連平和維持活動(PKO)参加の議論が活発になる。 自衛隊の海外派遣に向けた動きに対し、水島氏らは「武力の行使ではなく、貧困や差別などを取り除く国際貢献こそが重要だ。憲法前文には、そう記されている」などと主張した。「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免(まぬ)かれ、平和のうちに生存する権利を有する」というくだりだ。水島氏は「まさに『積極的平和』を規定している」と話す。 だが、結局、PKO協力法が九二年に成立した。同年、陸上自衛隊の部隊が海外初となるカンボジアに派遣され、その後はイラクなどに派遣されるようになった。 実は保守系の一部の学者も九〇年代から「積極的平和主義」を使っている。九一年の衆院特別委員会の公聴会では、自衛隊の海外派遣が「積極的平和主義」につながると発言した有識者もいた。 本来の意味合いとは異なるため保守系の学者が使うことは少ないようだが、あえて使う学者や団体もある。安倍首相が参与を務める民間のシンクタンク「日本国際フォーラム」もその一つだ。 〇九年発表の政策提言の表題は「積極的平和主義と日米同盟のあり方」だ。「積極的平和」が日米同盟に必要なものに位置付けられ、「日米同盟維持のため、集団的自衛権が行使可能な権利であることを認めなければならない」といった主張をしている。 (後略) (下線は引用者による) 長くなるので後半は省略しましたが、後は学者による提案が羅列されています。興味のある方は、アドレスを付した「日々坦々」資料ブログに直接アクセスして下さい。 「積極的平和」があれば、「消極的平和」もある道理で、後者は「戦争のない状態」を意味しているそうです。「積極的平和」は、「戦争だけでなく貧困や搾取、差別などの構造的な暴力がなくなった状態」の意味で、文字通りなら真に結構な概念です。 しかし、中韓などは安倍政権には先の大戦に対する反省が全く見られないとして批判していますから、自らの身を省みることが先決問題でしょう。別に中韓の肩を持つわけではありませんが、「大東亜戦争」の総括を国としてしていないことは確かですから、「積極的平和主義」を打ち出すなら尚更、過去をきちんと見据える必要があります。 安倍は私的諮問機関をたくさん設けており、ブレーンには事欠きません。「積極的平和主義」の定義も学者たちはきちんと把握しているはずで、外務省も承知していると思われます。にも拘らず、何故安倍は本来の「Positive peace」ではなく、「Proactive Contributor to Peace」という言葉を使っているのでしょうか? 安倍は原稿を読んでいるだけで、教養も何もありませんから、背後の黒子たちがこの言葉を使わせているのでしょう。聞くところによると、安倍は演説する前に身振り手振りを交えて何度も練習しているそうです。 察するところ、米国戦争屋系の米国人が原稿に手を入れているんじゃないでしょうか? 自衛隊を米軍の盾として世界中に派遣するために、わざと「Proactive(先制攻撃)」という言葉を入れたと思われます。つまり安倍は、世界に向かって「先制攻撃平和主義」を唱えているわけです。 これは牽強付会ではありません。安倍はこの表現を使ったハドソン研究所のスピーチで、「私を右翼の軍国主義者と呼びたければどうぞ」と啖呵を切っていますから、誤解しようがありません。安倍は、自衛隊を先制攻撃に使うと宣言したのです。米国戦争屋には、頼もしい限りです。 米国は「テロ戦争」の名目で世界中で武力行使していますから、イスラム教徒を中心に深い恨みを買っていますが、その矛先が日本にも向けられることになるでしょう。2020年の東京五輪がテロの対象とされるのではないかと、既に危惧されています。 安倍を始めとするタカ派議員たちは、同じ日本人とは思われません。この国を破壊する方向に持ってゆこうとしているからです。今でも安倍政権は55%もの支持率があるそうですが、この人たちは何を考えているのでしょうか? 思考停止状態で何も考えていないとしか思われません。
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