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政界地獄耳/与党チェックできない公明
日刊スポーツ 2013年10月18日
★政府が今国会で成立を目指す特定秘密保護法案について、慎重論が国民や政界内に多くある中、連立与党の公明党は、げたの雪のごとく与党に歩調を合わせている。当初、同党が豪語していた与党内のチェック機能を果たすどころか、国会冒頭にはもうすり寄り始めた。17日に行われた党常任役員会で特定秘密保護法案の取材行為を「国民の知る権利の保障に資する報道または取材の自由に十分に配慮しなければならない」 「法令違反または著しく不当な方法によるものと認められない限り、正当な業務による行為とする」とし、了承した。
★党代表・山口那津男はその後の中央幹事会で「毒としての役割を果たした」と述べ、修正協議で公明党が歯止めをかけたと胸を張ったが、報道の自由は勝ち取るべき担保ではなく、当然守られるべきもの。各社の報道ではあたかも政府・自民党が公明党の修正協議に歩み寄ったかの書き方だが、それは違う。そもそも政府・白民党が公明党に対してこの法案について起案時から丁寧な説明がなく与党としての面目がつぶれた公明党に見せ場を作っただけの話。特定秘密保護法案が根底から覆るようなものではなく、また慎重姿勢だった公明党も「しょせんは与党のげたの雪」(野党国対関係者)で、この法案自体を否定する力も気概もなかったと言える。
★この様子だと、安倍政権が推し進める集団的自衛権の解釈変更や憲法改正議論も慎重論を展開しながら見せ場を作って賛成となりそうで、与党内のチェックなど到底できないということが証明された格好だ。もし、野党が再編を敢行し、自民党に対抗する勢力を構築したいのならば、まず公明党を野党サイドに引きずり込まなければならないだろう。今の公明党は骨抜きだ。 (K)
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【関連記事】
「しんぶん赤旗」 2013年10月20日(日)
秘密保護法の最終案/知る権利 否定なのに「配慮」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-10-20/2013102002_02_1.html
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