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41年ぶり代表質問で赤っ恥 石原慎太郎は即刻引退すべし
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2013/10/17 日刊ゲンダイ
これ以上、晩節を汚す前に、潔く身を引いた方がいいのではないか。きのう(16日)衆院本会議に登壇し、41年ぶりに代表質問に臨んだ日本維新の会・石原慎太郎共同代表(81)だ。
最初から最後まで危うげだった。壇上へ上がる階段を手すりを使いながら、おぼつかない足どりでやっと登ると、質問中はかれるノドを潤そうとし水をゴクゴク。時折、ゴホゴホと咳き込んだり、「原爆」を「原発」と言い間違えるなど、衰えを隠しきれなかった。そして終盤、偶然かわざとか分からないが、読み終えた大量の原稿を速記者の方にバサッと落としたことで、本会議場は笑いの渦に包まれた。
約20分にわたる質問では改憲や尖閣問題で持論を展開。同じ改憲論者の安倍首相に、「米国が一方的に速成した憲法に歴史的な正統性があると思うか」と迫ったが、「現行憲法は有効なもの」とかわされ、踏み込んだ答弁を引き出せなかった。
おまけに、野党間共闘の足も引っ張った。民主党の海江田代表が福島原発の汚染水問題を「コントロールされていない」と追及したのに、石原老人は「首相の権威で(汚染水の影響を)否定したことは東京への五輪招致の最大の功績」と賛辞を送ってみせたのだ。
最近の慎太郎はロクな話を聞かない。先月の堺市長選では聴衆にブチ切れてヒンシュクを買い、維新惨敗の要因をつくった。医療法人「徳洲会」の強制捜査では、東京地検特捜部が参考にしているとされる資料にも名前があるという。
「石原氏はもはや終わった政治家です。国家についてしばしば語りますが、国家のために政治生命をかけて成し遂げたという実績もない。今の彼を見ていると、息子の石原伸晃環境相をいつか総理にしたいがため、側面支援しようとして国会議員の座にしがみついているのかとさえ思えてしまいます」(政治評論家・伊藤達美氏)
一刻も早く自分で進退を決めた方がいい。
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