http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/138.html
Tweet |
「検察審は真に開催されているのか」(EJ第3653号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/377647761.html
2013年10月17日 Electronic Journal
検察審査会の審査員の平均年齢を求める──審査員は11人に
決まっているので、審査員の年齢をすべて足して11で割れば答
が出ます。こんな簡単な計算をとくに優秀な人しか入れないはず
の最高裁の職員が2回も間違えているのです。そんなことがあり
得るでしょうか。
常識から考えて、こんな簡単な計算を間違えるはずがないので
どういう場合なら間違える可能性があるか考えてみたのです。そ
うすると次のケースしか考えられないのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
検察審査会に出席した審査員名簿が存在しない
―――――――――――――――――――――――――――――
審査員の出席名簿が存在しないとは、検察審査会は実際には開
かれていないが、開催されたことにし、議決が行われた場合を意
味します。つまり、審査員のいない架空の検察審査会が開かれ、
そこで架空の議決が行われた場合です。
まさか、そんなことが!と誰でも思います。それに架空の審査
員による検察審査会を開いたとすると、審査員と補充員を選び、
それらの審査員や補充員に日当旅費を請求させ、所定の手続きを
して地裁が請求金額を審査員や補充員の口座に振り込むという一
連のプロセスを書類として残す必要があります。けっして簡単な
ことではありません。それらの準備が十分にできていないときに
「平均年齢」を聞かれると、間違える可能性は十分あります。
しかし、あってはならないことですが、よく役所で行われてい
る裏金作りは、これとそう変わらないやり方なのです。志岐武彦
氏や石川克子氏たちは、情報開示請求を武器に検察審査会事務局
や会計検査院から膨大な資料を集めて分析し、審査員や補充員の
日当旅費の流れを把握し、問題点を指摘しています。
これらの資料を見ると、確かに検察審査会の架空開催、架空議
決があったとしか思えないことがたくさんあるのです。それに検
察審査会の架空開催を疑っているのは、志岐氏たちだけではない
のです。「週刊プレイボーイ」は、2010年11月15日号で
次の特集を組んでいます。
―――――――――――――――――――――――――――――
『検察審査会』メンバーはホントに存在するのか?
──「週刊プレイボーイ」/2010年11月15日号
―――――――――――――――――――――――――――――
この特集では、「週刊プレイボーイ」の記者が、東京第1検察
審査会総務課長の手嶋健氏(当時)に対して鋭い質問を浴びせ、
ときどき手嶋氏を絶句させています。その一部を志岐氏の本から
引用します。
―――――――――――――――――――――――――――――
記者:そもそも、手嶋さんは審査員の姿をその目で見たんです
か?
手嶋:あの日、廊下ですれ違った人が審査員だったんじゃない
か、と
記者:はぁ!?
手嶋:ただ、選任された審査員にはそれぞれ「検察審査会法に
則り、公平・誠実に審査を行ないます」と宣誓してもら
い、宣誓書も提出してもらいます。その際、宣誓書を受
け取った担当者がいます
記者:ぜひ、その人に会わせてください!
手嶋:それはできません
記者:なぜですかっ!?
手嶋:担当者には会わせられません
記者:じゃ、会議がどこで行なわれたのかも・・・教えてもら
えませんね?
手嶋:そのとおりです。教えられません
記者:審査員はホントにいたの?
手嶋:いた・・・と思います
記者:思いますって(苦笑)その審査員に足はありましたか?
手嶋:・・・ ──志岐武彦/山崎行太郎著
『最高裁の罠/the Trap for Ozawa』/K&Kプレス
―――――――――――――――――――――――――――――
このやり取りのなかで、記者が手嶋氏に「審査員はホントにい
たの?」と聞いたとき、「いた・・・と思います」と答えている
のは不可解です。「いました」となぜいえないのでしょうか。も
し、審査員が集められていれば補充員もいるので、20人近い人
数になるのです。担当者の1人でもある手嶋氏が「いた・・・と
思います」と答えているのはあまりにも不自然です。
志岐武彦氏は、東京第5検察審査会に2010年分の「東京第
5検察審査会の審査候補者名簿」の開示を求め、2012年2月
に入手しています。この名簿は、2009年11月に作成された
ものです。
名簿といってもほとんどは黒塗りされており、内容は全然わか
らないのですが、その名簿に「2012年2月15日」という日
付が印字されていたのです。不審に思った志岐氏は同じ名簿を再
度請求したのです。
この名簿は、2013年3月に開示されたのですが、その名簿
には「2009年11月9日」の日付があり、明らかに2012
年に開示された名簿とは違うものであったといいます。しかも、
2013年3月開示の名簿には、2012年2月開示の名簿には
なかった「綴じ穴」の跡が写っていたのです。ファイルに綴じて
あったものをコピーしたものです。
明らかに2013年開示の名簿が正本とみられますが、なぜ2
種類の名簿が存在するのでしょうか。この名簿は、検察審査員を
くじ引きソフトで選ぶための400名の名簿であり、2種類作る
必要はまったくないものだからです。この事実は「週刊ポスト」
2013年4月5日号に志岐氏ご自身が書いています。このよう
に、検察審査会関係の各種書類には多くの疑問があるのです。
─── [自民党でいいのか/75]
≪画像および関連情報≫
●見えない「市民感覚」の危険性/あるブログより
―――――――――――――――――――――――――――
「見えない市民」東京第五検察審査会はくじで選ばれた11
名の一般市民からなる審査員の「市民感覚」で小沢一郎を強
制起訴した。自ら手をあげて審査員になったわけでなくても
いったん検察審査員に選ばれると被疑者の一生を左右する強
大な権限を手中にすることになる。市井の市民には不似合い
な巨大な権力である。しかしそうした権力を付与された一般
市民である彼/彼女らは匿名である上守秘義務を課せられる
ため、日本の首相候補の運命を握るほどの権力を持つ存在に
なった後も国民からは姿が見えないままである。
「密室の審議」11人の市民審査員は100人の検察官が1
年がかりで調べた小沢案件の膨大な捜査資料をわずか一週間
程度でどのように目を通したのか、何度集まったのか、被疑
事実を把握した上で判断を下したのか、事務局長や補助員弁
護士は審査員にどのような説明をしたのか、偏った誘導はな
かったか、法律の素人である審査会長は議長としてどのよう
に会議を仕切ったのか――知りたいことは少なくない。
しかし検察審査会の実態は関係者の匿名性の保護という大義
名分のもとで全てが秘密のベールに包まれている。審査の申
立人も匿名、審査員も匿名、議事録も非公開である。そうし
てある日突然、小沢強制起訴の議決書だけが棒切れのごとく
国民の前に投げ出されたのである。確かに審査員の匿名性の
方針は堅持される必要があるだろう。しかし、少なくとも審
査補助員の弁護士と審査会事務局長だけでもテレビカメラを
入れた開かれた記者会見に出席し、審査員の人選や議事運営
が適正に行われたのかなどについて説明することはできるは
ずである。 http://tsuigei.exblog.jp/12064601/
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。