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2013/10/17 06:58
河野洋平氏のいわゆる「談話」の根拠となった韓国人16人の元慰安婦からの聞き取り調査がいい加減なものだったと判明した。詳しくは産経新聞が報じているが、それにしても「聞き取り調査」が当時の官房長官の「談話」の根拠だったとはお粗末そのものだ。
日本の証拠主義による司法の裁きで元慰安婦の「損害賠償請求」は退けられているが、官房長官の極めて個人的な判断による「談話」とその後の基金創設による実質的な賠償金支払いは証拠確定主義を覆す人治的な措置で日本の未来に汚点を残すことになった。
しかし「河野談話」の根拠となった元慰安婦の証言は実に曖昧なものばかりで、到底「日本軍による強制連行」を証拠づけるものではない。当時の史料は従軍慰安婦なるモノは存在せず、単なる「管理売春業に従事する売春婦」だったということを示している。
政治家にどのような個人的な圧力があろうと、判断を決して誤ってはならない。なぜなら彼の判断は日本の国家と国民の未来に甚大な影響を与え続けるからだ。日本の民主主義は終身議員制を採っていないから選挙で落選するか引退すれば政治家でなくなる。その時点で発言した本人による政治的な修正は不可能となる。
それなら現在の政治家が「河野談話」の禍根を断ち切ることが必要だ。安倍氏には同じ政党から選ばれた首相として「河野談話」を訂正するか取り消す義務がある。
しかし当の安倍首相は歴代自民党から選ばれた首相の伝統に従って次々と公約を破っている。「村山談話」と「河野談話」の見直しをやるといっていたが一向に見直す素振りはない。何ものにも影響されず信念に従って靖国神社に参拝するとしていたが、首相就任以来一度も参拝せず、この秋の例大祭も玉串料の奉納だけで本人は参拝しないという。
安倍氏もまた素人政治家そのもののようだ。中・韓との関係は原則を貫いて首脳会談を一切しないというのは支持するが、次官級醸しくは事務レベルの話し合いは水面下で継続すべきは外交の常識だがそれすらも果たされているのか疑わしい。
福一原発の放射能漏れ事故は現在もダダ漏れにも拘らず、全体としてコントロールされていると認識している、との発言を繰り返している。余りにも素人さながらの無責任な発言だといわざるを得ない。国が前面に出て対応する、との発言は何処へ行ったのだろうか。台風による雨が降ったから海へ流すのは当たり前だ、というのでは放射能汚染水はコントロールされているとはいえないだろう。
河野氏の「談話」が法的な話なら法的な専門家に判断を仰ぐべきだったし、安倍氏のガード・コントロール発言が放射能事故に関するものなら放射能事故対策専門家及び放射能汚染処理に当たっている専門家の助言を仰ぐべきだったのは論を俟たない。それらを端折ってその方面の素人政治家が言を弄すのは見ていて危なっかしいし国益を大きく損ねるものだ。
素人の限界を政治家は絶えず認識すべきだ、なぜ秀吉が天下を掌握できたのか、それは彼が自身の能力の限界を良く認識していて、適材適所に人材を登用し専門家の助言に耳を傾けたからだ。しかし後に幇間に堕した取り巻きに我を忘れたことが彼の転落の始まりだったことも歴史的な教訓として忘れてはならないだろう。
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