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巨大化に「待った」 新国立競技場の今のデザインは「都条例に反している」
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2013/10/15 日刊ゲンダイ
◇著名建築家から異論噴出
国立競技場の巨大化に、本格的に「ストップ」がかかりそうだ。7年後の東京五輪のメーン会場として、8万人収容の世界一のスタジアムに生まれ変わる予定だが、著名な建築家の間で「今のデザインは、都の景観条例の趣旨から大きく逸脱している」との異論がわき起こっている。
都の景観条例では、都内に大きな建物を造る際、都が定めた「景観計画」に違反していれば、知事の権限で、建設に必要な事務手続きを拒否できることになっている。
「問題は、07年に策定された景観計画の中身です。都内4カ所の歴史的建築物を『眺望保全対象建築物』に指定。眺望を守るため、対象建築物の正面からビルが突き出して見えないように、後方2キロまでの区域で高さを制限するなど、一般基準とは別に厳しいルールが設けられたのです」(建築関係者)
4つの歴史的建築物とは、国会議事堂、迎賓館、東京駅丸の内駅舎、そして国立競技場が建つ神宮外苑のシンボル「聖徳記念絵画館」を指す。
新競技場は全高75メートルの巨大な建物になる。デザイン画では、前方の絵画館から、デカイ顔を出す。というより、今にも絵画館が巨大UFOにのみ込まれそうな印象だ。
この問題は、11日の「新国立競技場計画の是非を問うシンポジウム」でも話題となった。新競技場の規模縮小を訴えている世界的建築家の槙文彦氏が、賛同する文化人らと開いたもので、パネリスト参加した建築家の古市徹雄氏は、こう発言した。
「国際コンペで採用が決まった外国人デザイナーに、神宮外苑の歴史的文脈や景観保護の説明は十分になされたのか。絵画館は重要文化財にも指定されている。国の文化財のすぐ近くに、巨大建造物を建てるなんて、先進国ではあり得ない」
会場は開会1時間前には約350席が満席に。モニター中継した別の2会場にも人が入りきれないほどの盛況ぶり。都民の間でも、巨大スタジアムに「ノー」の機運が高まっている証拠だ。
槙氏らは、著名文化人ら約100人の連名で、政府や都に「計画見直し」の要望書を出す予定だ。五輪の運営をめぐって主導権争いを繰り広げるヒマがあるなら、森元首相も猪瀬都知事も建築家や都民の声に耳を傾けるべきだ。
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