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2013-10-15 07:43:29
「9条世界会議・関西2013」が昨日10月14日、大阪・朝潮橋の大阪市中央体育館で開かれました。朝から続々と参加者が集まり、午前中に行われた三つのワークショップはいずれも超満員。会場には40以上のブースが出、また入口近くの広場では、太鼓を鳴らしながら、「君が代不起立・日の丸掲揚反対」で処分を受けた先生方の「処分撤回を求めるパフォーマンス」が人気を集めていました。
率直にいって、これほど多くの人が集まるとは思ってもいなかったので、「憲法9条を守ろうとする気持ちが強まってきている」と力強く感じました。
午前中に「アジアのなかの9条」というワークショップに参加し、アン・ライト(元米軍大佐でイラク侵攻時に辞表を出し、以後、世界各地で反戦・平和運動を続けている)、君島東彦(あきひこ、平和学を立命館教授として深めている)、乗松聡子(カナダ在住で、平和教育団体を設立)さんらの話を聞きました。
強調されたのは、「アジアの人々は日本の憲法9条がどうなっていくか、大きな関心をもって見守っている」でした。
君島さんは、「アジアの人々とのかかわりで9条を最も早く論じたのは日高六郎氏で、9条にはアジアの多くの人々を犠牲にした日本の謝罪の意があり、『懲罰的な意味を持っていたのは当然だった』と指摘した。と同時に、9条は先進的な意義を持っていた。(アメリカに押し付けられた9条ではあるが)、日本人は幾多の改憲論をはね返し、鍛え直してきた」と、強調しました。
もうひとつ強調されたのは、「9条に持つ意義を達成するためには、『日米安保条約』の撤廃が不可欠」という点です。
君島さんは、「1990年代に冷戦構造が崩壊したときが、安保条約を根本的に見直すチャンスだった。その絶好の機会を逃した」と、指摘。安保条約とそれに付随する「日米地位協定」を改廃することが大きな課題として残っていることを、改めて主張しました。
中国が軍備を著しく増強している点については、あまり論議されず、「建国するまでの過去100年間、欧米列強に植民地化され、踏みにじられてきた歴史があり、強い軍備を保有していなければ国が危なくなるという意識が強い」という指摘がされた程度でした。
東アジアは、北朝鮮の核開発や中国の軍備増強などの動きを含め緊張が高まっています。しかし、こういう状況だからこそ、日本は日米安保条約を廃棄し、地位協定も廃して、米国とは友好条約を結び直すとともに、日中韓の平和友好条約を締結する方向へ進むべきではないでしょうか。
長い夏休みを終えて、本日からようやく国会が開かれます。安倍政権は、この国会で集団敵自衛権の拡大解釈を、そして特定秘密保全法の一気呵成の成立をたくらんでいます。安倍政権が進めようとする外交・防衛政策はいたずらに緊張を高めるばかりで、害あって益なし。自民党を中心とする「危険勢力」に反対する活動を強めるとともに、粘り強い活動が求められています。
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