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「五輪トップ」を巡って始まった 森喜朗 猪瀬直樹バトル
http://gendai.net/articles/view/news/145213
2013年10月12日 日刊ゲンダイ
安倍首相はトーンダウンしたが…
「人選は安倍首相がやるわけではなく、ぼくのところでやる」――。安倍首相が東京五輪を総括する大会組織委員長に森喜朗元首相を充てようと調整していることに、東京都の猪瀬直樹知事がカンカンになっている。
猪瀬は「組織委は東京都とJOCで決める」「森元首相の話はどこから出たか知らないが、全然議題に上がっていない」「(権限がない場所で)決めても、決めたことにならない」と、“森委員長”の誕生を何が何でも阻止する構えだ。
「五輪は東京都が都市として立候補して開催地に決まりました。ですから、主体はあくまで都であり、政府が都の頭越しに、あれこれ勝手に決めるのは確かに筋違いです。猪瀬氏の主張は正論です」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)
もっとも、猪瀬知事が過敏に反応したのは、個人的な感情もありそうだ。発売中の「文芸春秋」で、森元首相からケチョンケチョンに言われたことが、よほど腹に据えかねているらしい。
猪瀬はIOC総会の最終プレゼンで、外国人には通じない独特のカタカナ英語で「東京都は銀行に現金で45億ドルがある」などとアピール。招致決定後、得意げな様子だったが、森は〈自分の力でやったと思い込んでいるところが可愛らしいけど、彼が英語でスピーチしたところで招致レースには大した影響はない〉と小バカにし、さらに、〈むしろ何も知らない猪瀬知事で正解だった。逆にもう少し五輪招致に首を突っ込んでいたら、我々の描いた戦略どおりには行かなかった可能性もある〉とピエロみたいに扱ったのだ。
「コンプレックスが強いうえ、プライドの高い猪瀬氏は、森元首相の発言に恥をかかされたと思ったはずです。それでなくても、五輪招致の手柄を滝川クリステルや安倍首相に持っていかれてしまった。誰も自分を英雄扱いしてくれない。そのうえ組織委の人事まで好き勝手にされてたまるかという思いなのでしょう」(都政に詳しいジャーナリスト)
猪瀬のけんまくに安倍首相は「政府が決めることではない」とトーンダウンしたが、委員長は森元首相に押し切られるんじゃないか。2人のケンカがどうなるか見モノである。
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