http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/795.html
Tweet |
「台本どおりだった西川発言」の驚きと安倍政権の大誤算
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/64213473.html
★「天木直人氏の視点ー(2013/10/11)★ :本音言いまっせー!
西川公也自民党TPP対策委員長が「聖域」であった重要5分野に
ついて関税撤廃後の対応策を検討すると言い出して、これが公約違反
だと大騒ぎになっている。
私は10月8日のメルマガ第747号で、西川議員はとんだ失言を
してしまったものだと書いた。
ところがこれが失言ではなく台本どおりの発言だったというから
驚きだ。
10月10日の産経新聞が書いていた。
すなわち、この西川TPP対策委員長の発言は、TPP交渉妥結に
強い決意を持つ安倍首相サイドの根回しに基づくシナリオだったことが
判明したというのだ。
安倍首相はTPP首脳会議を前に、周囲にこううそぶいたという。
「TPPは農水産物の保護だけでなく、日本の輸出競争力を高める
意味合いもあり、妥結がいたずらに遅れるのはよくない」
もしこの産経新聞のスクープ記事が本当なら、国民もなめられた
ものだ。
なによりも農業関係者や自民党こそ言い面の皮だ。
西川公也という議員はかませ犬役をさせられて、下手な芝居を打った
というわけだ。
当然のことながら何も知らされていない自民党内の農水族やTPP
慎重議員は猛反発である。
それを見た安倍首相は慌てて公約は守ると言い出す始末だ。
シナリオを書いたまではよかったが大誤算だったというわけだ。
果たしてこの顛末はどう発展していくか、けだし見ものである。
それにしても万歳会長をはじめとした全中の声がまったく聞こえて
こない。
安倍政権と全中幹部の間に密約があった紛れもない証拠である。
◇
TPP 年内妥結へ中央突破図る 西川発言は台本通り 水面下で品目を整理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131010-00000124-san-bus_all
産経新聞 10月10日(木)7時55分配信
安倍晋三首相が、TPP交渉妥結に向け強い決意を示した。6日に自民党の西川公也TPP対策委員長が重要5分野の関税撤廃可否を検討すると表明したのも首相サイドの根回しに基づくシナリオだったことが判明。首相はこの筋立てで一気に中央突破を図りたい考えだが、5分野の「聖域」維持にこだわる自民党の抵抗をはねつけられるかはなお不透明だ。
「TPPは農水産物の保護だけでなく、日本の輸出競争力を高める意味合いもあり、妥結がいたずらに遅れるのはよくない」
インドネシア・バリ島でのTPP交渉を前に、首相は周囲にこう漏らした。首相の意向を受けて動いたのは甘利明経済再生担当相。6日にバリで西川氏に会い、年内妥結に向けた首相の決意を伝えた上で、重要5分野を品目ごとに再検討する考えを西川氏が表明する段取りを整えた。
西川氏の発言に対し、自民党内では「交渉で土俵際に追い込まれたわけでもないのに、(発言の)タイミングが下手くそだ」(鳩山邦夫元総務相)との批判が渦巻く。8日のTPP首脳会合をオバマ米大統領が欠席し、年内妥結への機運が緩まる中、日本に不利なカードを切るには早すぎるというわけだ。
ただ交渉妥結時には農家の影響を軽減するための国内対策が必要となる。首相が見据える年内妥結を前提にすれば、発言は国内対策を練り始めるのにギリギリのタイミングでもあった。
政府や自民党にとって、品目数の整理は実は「既定路線」(自民党幹部)だった。交渉参加を表明した3月以降、水面下で重要5分野(586品目)を含め日本が関税撤廃をしたことのない農水産物834品目(タリフライン)の精査をすでに進めていたからだ。
5分野のうち、サトウキビなど甘味資源作物は輸入品と品質の差がなく、関税で農家を守るしかない。他方、生産実績のほとんどない麦の一部などは撤廃の影響は少ないとみられる。農産物によっては、関税撤廃と農家の減収分の税補填(ほてん)を組み合わせ、輸出競争力の強化を目指す動きもある。
「こちらがカードを切らない限り、相手も切らない。交渉を知らない人の批判だ」
西川氏は9日夜、帰国した羽田空港で党内の批判に反論したが、交渉経過を報告する10日の党会合は大荒れの展開も予想される。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。