★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK154 > 790.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「奇妙に符合する9月28日の開催」(EJ第3650号) (Electronic Journal) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/790.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 10 月 11 日 09:00:00: igsppGRN/E9PQ
 

「奇妙に符合する9月28日の開催」(EJ第3650号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/377085058.html
2013年10月11日 Electronic Journal


 小沢事件を審査する2回目の東京第5検察審査会──よく考え
てみると、本当の開催日を隠蔽しておけば、後からどんな不都合
な事実が出てきても、いくらでも誤魔化せるのです。昨日のEJ
の映像で、森議員(当時)の追及に論旨が矛盾する答弁を平然と
繰り返して開き直る刑事局長の態度を見てそう思いました。質問
者をナメ切っているのです。

 しかし、検察審査会──とくに「起訴相当」議決後の2回目の
検察審査会は、政治家や大企業の役員など、社会的に地位のある
人を刑事被告人にする可能性のある審査なのです。審査員の個人
名などの個人情報を隠すのは当然のことですが、年齢などは個人
情報ではなく、公表すべきであり、開催日などは明らかにしても
何も問題はないはずです。なぜ隠蔽しようとするのでしょうか。

 森ゆうこ氏らは、そのために議員立法で検察審査会法の改正案
を提示したものの、雲散霧消してしまったようです。とにかくこ
の問題に対する政治家の関心の低さには唖然とします。とくに自
民党はまったく無関心です。この党は完全に官僚組織と結びつい
ているので、まったく頼りにはなりません。

 2010年9月14日開催の第5検察審査会で行われたとされ
る2回目の「起訴相当」議決ですが、この日以前に、この事件担
当の斎藤隆博東京地検副部長検事が第5検察審査会に行ったとい
う記録はないのです。これは東京地検の情報開示担当官の斎宮氏
も次のように認めています。

―――――――――――――――――――――――――――――

 検察庁職員全部の膨大な旅行命令書、出張管理簿をめくって斎
 藤検察官の記録を調べたが、その記録がなかったので、不開示
 とした。           ──志岐武彦/山崎行太郎著
     『最高裁の罠/the Trap for Ozawa』/K&Kプレス

―――――――――――――――――――――――――――――

 なお、志岐武彦氏の本によると、東京第5検察審査会が東京地
検特捜部に審査会議出席を要請した書類の提出を求めたものの、
これについては、刑事訴訟法第53条の2の第1項「訴訟に関す
る書類」に該当するとして、却下されています。つまり、斎藤検
察官の第5検察審査会への出席に関する情報は、たとえ情報開示
請求があっても出さないというのが検察の考え方のようです。

 これにより、斎藤検察官が9月14日も含めて第5検察審査会
には行っていないと考えるのが普通ですが、そうであるとすると
9月14日の起訴議決は無効になります。「起訴相当」議決の成
立の要件を欠いているからです。

 第5検察審査会の審査補助員吉田繁実弁護士については、9月
28日に日当請求書が提出されています。これは、吉田弁護士が
この日に第5検察審査会に出席したことを意味しています。実は
この2010年9月28日については、以下のようなもうひとつ
重要な符合があるのです。

 これについて志岐武彦氏の本に次のような興味深いことが掲載
されています。ある民間人が9月の下旬に東京地検舎のロビーで
斎藤隆博特捜副部長と偶然会い、挨拶を交わしたさい、「これか
ら検察審に説明に行く」と述べていたという記事をネット上で見
つけたというのです。

 この記事は、ジャーナリストの山岡俊介氏のブログに書かれて
いたものだそうですが、志岐氏は山岡氏に面会を申し入れ、会っ
ているのです。志岐氏の本から、その関連部分を引用します。

―――――――――――――――――――――――――――――

 まずは山岡氏の記事に出てきた「ある民間人」(仮にA氏とし
 ておく)に話を聞きたい。そのように考えていたところ、20
 12年の初めに、運よくA氏と知り合うことができた。A氏も
 私のブログを読んでいたそうで、私とコンタクトを取りたいと
 思っていたとのことだった。私はA氏と直接会い、斎藤検事と
 会った日のことなどについて話をうかがった。A氏によれば、
 彼は9月28日に東京地検庁舎の1階で斎藤検事に会ったとい
 う。その際、斎藤検事は「これから検審に小沢さんの不起訴理
 由の説明に行く」と話していたとのことだった。また、A氏は
 後日、斎藤検事が周囲に「検察審査会で説明したが、検察審査
 員からは何の質問もなかった」と不審そうに語っていたという
 話も聞いたという。──志岐武彦/山崎行太郎著の前掲書より

―――――――――――――――――――――――――――――

 これで斎藤検察官が2010年9月28日に東京第5検察審査
会に行ったことは間違いないと思われます。そうすると、吉田繁
実弁護士の9月28日の日当請求書と符合するのです。つまり、
このとき、第5検察審査会は開かれ、そこに斎藤検察官と審査補
助員の吉田弁護士も同席しているのです。しかし、これは議決日
の後であり、2回目の起訴議決は無効ということになります。

 実は最高裁や東京地検は、「斎藤隆博検察官」に焦点を当てら
れていることを気にしはじめたのです。そのときの民主党内の一
部議員間では、「斎藤検察官を証人喚問すべし」という意見まで
出ていたのです。確かに本人から直接事情を聞けば、その間の事
情ははっきりします。

 このことを聞いた最高裁は慌てて手を打っています。斎藤検察
官は東京地検公判部に人事異動され、小沢裁判の指定弁護士の補
佐役に就任しています。こうしておくと、国会から証人喚問を求
められても、公判中の担当検事ということで、喚問を拒否できる
からです。そして、ほとぼりが冷めた頃、斎藤検察官は東京地検
の副部長に戻されているのです。これをみても最高裁が何として
も第2回目の「起訴相当」議決の情報をひた隠しにしていること
が浮かび上がってきます。

 それにしても小沢氏に対する第5検察審査会の強制起訴は疑惑
の闇に包まれています。それに深く関わっているのは最高裁なの
です。日本の国の法律を司っている最高裁が何の罪もない一人の
政治家を潰すためにこんな疑惑に満ちたことをやっている──こ
れでは日本はとても法治国家とはいえないと思います。
             ─── [自民党でいいのか/72]

≪画像および関連情報≫
 ●検察審査会は秘密のヴェール/小沢一郎氏

  ―――――――――――――――――――――――――――

  検察審査会の起訴相当議決を受けて小沢一郎・元民主党幹事
  長は2010年10月7日、衆院会館で記者会見し「離党も
  議員辞職もしない」ことを表明した。小沢氏は明らかに憔悴
  していた。デッチ上げも平気でやる東京地検特捜部の執拗な
  捜査・取調べを交わし終えたと思ったら、素人集団によって
  強制起訴されたのである。「検察捜査で起訴に値する事実は
  なかった。(にもかかわらず)その後審査会の方で起訴とい
  う議決がなされたのは大変残念」。小沢氏は力なく話した。
  普段言い訳やグチめいたことはほとんど口にしない小沢氏だ
  が、この日の会見では、検察審査会がすでに出した議決を批
  判した。「1回目の議決の起訴理由になかったものが突然今
  回加わっている。11人いるのと平均年齢が30・9歳とい
  う他は分からない。検察審査会は秘密のベールに包まれてい
  る。どういう議論がなされ、どういう中でそういう結論がな
  されたのか、私にも国民の皆さんにも分からない」。一般市
  民の中から抽選で選ばれたはずの検察審査会がブラックボッ
  クスになっている、と指摘する向きは多い。
                   http://bit.ly/GMHQvQ


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年10月11日 13:15:49 : hINe5Ywxuk
いつまでも追求していただくことは重要です!

徹底的に解明されるべき問題


02. 2013年10月11日 17:14:13 : AE4jzvDcfc
EJさん、いつもありがとうございます。
淡々と時系列に沿って事実と問題点を整理して挙げていただく貴ブログは
後々この問題を研究する者にとっても貴重な資料になると思います。
現在の自分にとっても記憶の整理に大変役立っています。

斉藤検察官の人事異動の件ははじめて知りました。

最高裁と最高検がグルだという裏づけとなる証拠ですね。


03. 2013年10月12日 09:57:25 : dD2z5MjaDo
もっと広くこの問題を国民に知らせるべく引き続きブログ、投稿をお願いします。

まだまだ広く国民に知れ渡っているとは言えないと思います。

特に、ネットができる若い人たちに早く知ってもらいたい。

この国のかかえている問題を若者達にも自分の時代の問題として認識してほしい。

そして正しい選択ができるようになってもらいたい。


04. 2013年10月12日 10:50:15 : sy9aFtnJag
最高裁と言う司法の最高機関が何の罪もない人を、罪人にする国が法治国家とは絶対あり得ない。それも国民にとって有望な政治家を抹殺し、国民の暮らしをひどい物にした罪はいったいどうしてくれるのか、世界に訴えたい。これからの若者にも是非とも知って貰いたい事件だ。こんな国に一生懸命働き、言われるまま税を納め夢や希望に向かって行けるのか、自分達にも関わってくるかも知れない、若者も立ち上がって運動をして欲しい。

05. 2013年10月12日 22:01:53 : LaWP0Xk3CU
EJ さん  情報ありがとう。
これからもよろしく。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK154掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK154掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧