http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/775.html
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昨夜のNステによると、JR北海道では大小の労働組合が4つあり、会社側と対立するばかりか、労組間でも厳しく対立しているという。これではタテもヨコにもコミュニケーションはうまく行かないだろう。恵村コメンテータは国鉄を民営化した背景の一つに労組潰しがあった、と指摘しているのはその通り。いまや北海道を除くすべてのところは労使強調路線をとっているが、ここだけは特異な構造として残った。
さて、多くの指摘があるようにJR北海道の経営体質の根本はこのことではない。人口密度の低い広大な地域を切り離して民営化したところに根本問題がある。
N9によると、当初1万8千人いた人員は、いま7千人になっているという。人員や予算に金を掛けることはこれ以上無理だ。根本的な制度設計の見直しを迫られている。それも急がれる。福知山線のような大事故を招いてはならない。そんな意味を含めてだろう、古舘が国によるテコ入れを尅コに振ったが、尅コ氏は労使間の話し合いのことだと思ったらしい。
特に考慮すべきは、全土にわたり大量に物資を運べる鉄道輸送網の復権であると思う。高速自動車道などとむやみに競わせるべきではない。道路網もやがて寿命が来る。(鉄道網の方がはるかに効率が良いと思う)
かつて家内の運転で、北陸自動車道で裏日本の海水浴場に行ったことがあるが、「親不知」というよく知られた駅が無人化しているのにショックを受けた。海から海岸側を見ると、高速道路が醜くせり出していて景観をも著しく損なっている。北陸自動車道もトンネルが多く、家内は怖がっていた。
全国の高速道路網は各地で事故も多発している。国土と国家の設計に関わる事柄である。そのような大きな視点で見直さなければ、JR北海道の再生は無いと考える。
(関連)
・寄稿 JR北海道で今、何が起きているか 企業利益優先による事故多発 佐久間 誠(事業体全国ネットワーク代表)
http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/739.html
投稿者 ダイナモ 日時 2013 年 10 月 09 日 19:34:55: mY9T/8MdR98ug
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