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2013年10月07日
今頃になってコラムに書くのも気が引けたが、書かずにはいられない、検察の猛烈な開き直りである。検察の様々な違法性の強い捜査手法や違法行為の頻発で、信頼が失墜した検察が、ついに開き直った。「ウルせぇ!つべこべ抜かすんじゃねぇ。善かろうが悪かろうが、俺たちゃ検察官だ、偉いんだ。もう、反省演技には飽きた。そろそろ、バシバシ、違法であろうが、不法であろうが、気に入らんヤツは、片っぱしからしょっ引いてやる。覚悟しろ!お上に逆らうとどうなるか、トコトン教えてやろうじゃないか」と云った具合に、法務省・ 検察庁(司法行政側)がケツを捲くった。朝日は以下のように地検特捜部人事を伝えている。
≪ 特捜部長に山上氏就任 東京地検
法務・検察当局は5日付で、東京地検特捜部長に山上秀明・同地検公安部長(52)を起用する人事を発令した。山上氏はこの日、報道陣に「世間に『なるほど』と思ってもらえる事件を、適正に処理することが重要だ」と抱負を述べた。
山上氏は特捜部を取り巻く環境は「まだまだ厳しい」と話す一方、「知能犯罪を捜査するプロ集団は必要」との考えを示した。 約8年2カ月の東京地検特捜部在籍中、佐藤栄佐久・前福島県知事を巡る汚職事件で主任検事を務めた。
同日付で、東京地検特捜部副部長に、女性では初めて松下裕子(ひろこ)・法務省刑事局企画調査室長(45)が就いた。現在の中原亮一・東京地検特捜部長(53)は鹿児島地検検事正に転出する。 ≫(朝日新聞)
山上と云う名前にも記憶があるし、顔写真を見たら、間違いなく怪しいことをした男としての記憶がある。漸くだが、チョイとネットで調べてみた。その結果、上述のような感想を持ったわけである。かなりヤバイ状況になってきたと予感せざるを得ない状況である。検察の人事や検事の経歴など、一括に知ることは出来ないので、検索に検索を加えて行くしか方法がない。日曜日だと云うのに、2時間を費やしてしまった(笑)。それにしても、この人、相当に臭い。人相学からいっても、極めて危険な相が見られる。柔和な顔で、信じられないことを行える相なのだ。
まぁ筆者の人相学の話はさておくとして、履歴的にも既存勢力の統治権力側の司法側の執行代理人的業務に携わっている。就任会見で「世間に『なるほど』と思ってもらえる事件を、適正に処理することが重要だ」等と語ったようだが、到底額面通り受け取ることは不可能な不可解さのある人物と評すことが出来るだろう。朝日の記事にもあるように、佐藤栄佐久・前福島県知事の捜査主任だと云う事だけで、十二分に疑惑のある検事である。しかも、探せば探すほど、奇妙なかたちで、行政権力システムの維持の為なら、司法権力をどれ程濫用しようとも目的を果たす、と云う強い意志を持っている、怖ろしい検事である可能性が非常に高いようである。
判っているだけでも、もの凄い勢いで、霞が関行政官僚組織の守り神として動いているようにしか見えない。佐藤栄佐久・前福島県知事捜査の捜査主任であった事を皮切りに、西松建設事件・陸山会事件の時には、たしか「東京地検特捜部副部長」であった。当時の特捜部長は、皆さん忘れもしない前橋地検検事正に就任した佐久間達哉検事である。東京地方検察庁次席検事だったのは、大鶴基成検事(現・弁護士)だった。それに加え、この山上秀明検事は、あの八百長審査員選定疑惑の疑いが持たれている、東京第五検察審査会の審査員選手における、検察側立会人になっているのだ。
検事ならだれでも構わないといわれる立会人に、わざわざ特捜部副部長の職にある人物が立ち会う必要性はないわけで、一層八百長出来レースが行われたのではないかと云う疑問を増幅させている。しかも、実際には山上秀明特捜部副部長(当時)は立会人として署名していたが、実際は立ち会いをしていなかったことが判明している。故にと云うわけではないが、検察審査会に審査員は実は不在だったとか、補助弁護士に誤誘導されていたとか、名義だけで架空の議決書を検察審査会事務局が捏造したとかの疑惑が強く持たれているわけである。
もう一つ、見落としてはいけない重大な疑惑がある。彼は直近、東京地検の公安部長の職にあったわけだが、この東京地検公安部が、原発訴訟の捜査を、何故か東京地検公安部が捜査した形になっている。異様なほど不思議な現象である。原発訴訟を提訴するような輩は、政治犯の臭いが強い。テロリストなどと接触するリスクもあるとかなんとか言って、東京地検公安部が主体で、この告訴の捜査にあたったようだ。どう考えても異様だ。
福島住民らが起こした原発事故当時の東京電力の幹部や菅直人首相、原子力安全保安院長、文科省担当局長らを業務上過失致死傷罪や公害犯罪処罰法(公害罪)などの疑いで東京、福島地検に刑事告訴・告発していた問題で、東京地検は9日、全員を不起訴とする処分を発表した。問題は、福島地検に訴えた訴訟が、東京地検で不起訴処分が出された事である。何故、福島で告訴した事件が東京地検管轄になったかと云う理屈は、同様の趣旨の告訴が東京地検管轄でもなされた為としているが、これ自体が曲者だ。
どうしてかと云うと、福島告訴の方は、政治家を含めた告発は、政治的配慮で行政司法が手心を加える危険があるので、除いた筈である。まして、その中に元首相が入っていたら、尚更政治的配慮が検察や裁判所でなされるだろうから、敢えて外したと認識している。ところが、東京地検に、その福島側の配慮を覆すような告発がなされたわけである。つまり、この東京側の告発には、菅直人元首相ら政治家の名前がずらりと並んだのである。筆者の法的感受性から思うに、この東京側告発は福島側告発潰しの臭いがするわけである。
原発マフィアの恐るべきパワーでもあるし、行政官僚組織の防衛軍である検察庁の手際の良さであるが、筆者に疑われるような手順では、たいして頭の良い奴らの所業とは思えない(笑)。ただ、筆者のような人間は、多くの場合行動することがないので、世間的影響力では、無視しても構わない人間達だけかもしれない。まぁそれにしても凄いのは、その東京側の捜査が公安部管轄で行われた事である。そして、その時の東京地検公安部長が山上秀明検事であり、その人物が東京地検特捜部長になっちゃったのだから、驚かない方が少々おかしいのではないかと言っても過言ではないだろう。
原発マフィアにとって邪魔な政治家とか有名人は、このような人物が東京地検特捜部長に就任した以上、身の回りを綺麗にしておく必要がありそうだ。筆者の勘は良く外れるので、予想しても意味はないだろうが、泉田新潟県知事と山本太郎参議院議員は特に注意を要するだろう。まさか小沢一郎への再捜査なんてハプニングはないだろうが、生活の党の議員さんも、多少気にした方が良いのかもしれない。いやはや、安倍政権といい、粉飾決算の手伝いをする経産省といい、検察の逆襲といい、怖い世の中になったものだ。酷税を収奪されるだけでも嫌になるのに、戦前のような治安維持の趣きは一段と強まっている。
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