http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/652.html
Tweet |
JR東海の横暴について、『FACTA』に続いて、『選択』10月でも詳しく報じられている。同誌の編集後記を引用したい。
http://www.sentaku.co.jp/category/politics/post-3044.php
「NHKの会長人事は、JR東海の人事の一環だ」。葛西敬之会長は番記者を前にそう放言して憚らないという。国士気取りの老害経営者が、公共放送のトップ人事に介入するなど、言語道断。なのに、この暴言が新聞・テレビで報道されないのはなぜか。JR東海は大広告主だから。キヨスクでの販売を止められるのが怖いから。安倍―葛西「右傾コンビ」のご機嫌を損ねるのは得策ではないから――。要は、記者の保身とマスコミのご都合主義。報道の自由の自主的放棄だ。
全く同感。頂門の一針ともいうべき文章である。認知症老人の轢死事故にともなう遺族への損害賠償訴訟に関する報道にしても、日経が報じただけで、他は事件としては無視していた。最近ようやく朝日が、生活面で介護の問題として追いかけ、天声人語で言及されただけである。
『選択』によれば、葛西会長はNHKのニュースを朝日と同じと批判しているそうだが、この人の頭はどうなっているのだろう。NHKニュースはすでに十分政府広報ではないか。葛西が気に入る報道を実現すれば、NHKは中国や北朝鮮の国営テレビ同様になる。安倍、葛西の両氏は、実はああいう全体主義国家の国営メディアが好きなのだろう。それで、自由だの民主主義だの価値観の共有だの、御託を並べるなと言いたい。
NHK会長人事は、日本の言論の自由や民主主義の行方を左右する重大事となる。会長を決める経営委員会メンバーの人事について、しっかり監視しなければならない。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。