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記者会見を終え、会場を後にする生活の党の小沢一郎代表。取り囲もうと後を追う記者の姿はまばらだった=2日午後、参院議員会館(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131003-00000093-san-pol
産経新聞 10月3日(木)7時55分配信
生活の党の小沢一郎代表は2日の記者会見で、安倍晋三首相が決断した消費税増税は世論の反発を招くとして、野党再編の機運が高まると予測してみせた。平成28年夏に想定される衆参同日選で政権交代を実現させる意欲も示したが、野党の間にすでに小政党の党首となった小沢氏に期待する向きはほとんどない。このまま行けばかつての剛腕が描く再編戦略も「捕らぬタヌキの皮算用」に終わりかねない。(沢田大典)
▼小泉発言を評価
「3年後が衆参ダブル選なら、日本にとって最後のチャンスになる。年来の目標である(政権交代可能な)議会制民主主義を緒につけて、次の世代にたいまつを譲り渡したい」
会見で小沢氏は、自らの退路を断つ形で、政権交代に寄せる思いを強調。野党再編については「消費税(増税)が実施されることを国民がどう受け止めるかという問題、原発の問題…。今言った問題を国民が肌身で感じたとき政治も動く」と予見してみせた。
消費税をめぐっては、27年10月に10%への再引き上げが予定通り実施されるかが次の焦点となる。この時期、すでにダブル選まで1年を切っており、首相が予定通りに再引き上げを決断すれば、争点は確実に消費税になる−。小沢氏はそんな計算を働かせているに違いない。
この日の機嫌は決して悪くはなく、小泉純一郎元首相が「原発ゼロ」を主張したことに「首相を経験し、高い立場から考えて原発はやめたほうがいいという思いに至ったと思う」と笑みを浮かべ、わが意を得たりといわんばかりだった。
▼中央政界では孤立
だが、もはや中央政界では孤立するばかり。小沢氏はかねて「民主党が頑張って受け皿になる政党を作るのが一番良い」と主張し、民主党を再編の軸に据えている。だが、その民主党では、野田佳彦政権時に消費税増税をめぐり分裂騒動を引き起こし、党を弱体化させた“戦犯”との位置づけに変わりはない。
かつては小沢氏に近かった海江田万里代表も、今では党内融和を優先し、「反小沢」色が強い前原誠司前国家戦略担当相ら旧主流派「6人衆」との距離を縮めることに懸命だ。日本維新の会には小沢氏に憎悪の念を抱く石原慎太郎共同代表がおり、みんなの党の渡辺喜美代表は小沢氏をすでに突き放している。
再編について「手法、経過は何も気にしない」とも語ったが、なりふりかまわないその姿勢は、焦りの裏返しともいえそうだ。
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