http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/510.html
Tweet |
菅官房長官の地元にバラまかれるベラボーな公共事業
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar358168
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9954.html
2013/10/2 日刊ゲンダイ
安倍政権が消費税アップと一緒に5兆円規模の新たな経済対策を打ち出した。目玉は東京五輪に向けた交通・物流ネットワークの整備だ。復興特別法人税の前倒し廃止を事実上、決定し、ボロボロの被災地を置き去りにしておきながら、首都圏の道路に税金をバンバン集中投下する不公平さ。デタラメ極まる経済対策の裏には、菅義偉官房長官の思惑が見え隠れする。
五輪に向けたインフラ整備は、巨額の公共事業が中心だ。
具体的には、首都圏3環状道路(中央、外環、圏央)の早期整備や、国際コンテナ港としての京浜港(東京港、川崎港、横浜港)の機能強化が決まった、と報じられた。
「経済対策に京浜港の整備が盛り込まれると聞いて、菅官房長官の顔が思い浮かびました」と言うのは、地元・神奈川の自民党関係者だ。
「菅氏は選挙区が、横浜港が広がる横浜市西区。『横浜港議員連盟』の副会長を務め、横浜港の港湾運送事業者約250社が集う『横浜港運協会』とも親密な仲です。官房長官就任後も、協会のイベントに『横浜港の発展が経済成長戦略に直結する』というメッセージを寄せていました」
なぜ横浜港の機能強化が東京五輪に結びつくのか。
政府が配布した「経済対策」にはちゃっかり、〈オリンピックへの対応などの交通・物流ネットワークの整備〉と記されていた。これに便乗というか、最初からそのつもりで準備していたのだろう。
「東京五輪と横浜港のセットでピンときたのが、国道357号(東京湾岸道路)の整備です」(前出の自民党関係者)
湾岸道は千葉から東京・有明、台場、羽田空港を抜け、こちらも菅の地元、横浜みなとみらい地区につながる。
しかし、多くの部分が未着工のままで、羽田空港から多摩川を越えて、湾岸沿いに川崎市の東扇島まで抜けるルートも手付かずとなっている。
東扇島一帯は、神奈川県、横浜市、川崎市が合同で、先端医療の集積を目指す「国家戦略特区」として国に申請中。特区を選定する立場にある菅は「有力候補のひとつ」と、地元紙のインタビューに答えていた。
さらに、羽田空港の跡地にも国家戦略特区の計画が持ち上がっている。京浜臨海部の2つの特区を結ぶ交通網として、羽田〜東扇島の未着工区間が動きだすのは、もはや既定路線である。「みなとみらい周辺の湾岸道はすでに完成済み。経済対策を機に未着工区間を整備すれば、横浜港と羽田空港が一本で結ばれます。運送業者が喜ぶ『菅道路』になりそうです」(前出の自民党関係者)
湾岸道の事業規模は、東京区間だけで3433億円に上る。羽田〜東扇島を通せば、さらに規模は跳ね上がる。
「復興より五輪、地方より東京一極集中なのでしょう。消費税で弱者をいじめ、そこから吸い上げた税金で、ゼネコンを潤す経済対策は疑問です」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
何でもかんでも五輪のドサクサで許されると思ったら大間違いだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。