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2013年10月02日
今日は多忙の為、色々と多くの賢者の記事等を引用させて貰いながら、壊れかけている既存のパラダイムを死守する為に、ありとあらゆる誇大評価や歪曲や矮小化が合法的に行われているか、夜中の僅かな時間を割いて、書き連ねてみようと思う。先ず掴みは、いつも鋭い突っ込みで、筆者を愉しませてくれる「晴天のとら日和」さんのブログの一文の一部を紹介することから始めよう。
≪……んで、。。。
住民税の非課税世帯に1人当たり1万円を支給。
給付対象は約2400万人。
年金や児童扶養手当などの受給世帯には支給額を5千円上乗。
この金額の元になった計算を知って驚きましたね、ホントに!
低所得者の1ケ月の食費代は15,000円。
これの3%が450円。
緩和措置の必要な期間を18ヶ月として450×18=8,100、区切りよく1万円。
1ケ月の食費代=15,000円。
15,000÷30÷3=1食は166円。
これで何を買って食生活をおくれとおっしゃるのでしょうか?…… ≫(晴天のとら日和さんのブログより抜粋)
驚きの「住民税の非課税世帯に1人当たり1万円を支給」の根拠である。こんな異様な計算が支給基準になっているとは、神や仏もビックリに違いない。ご飯一杯、モヤシの味噌汁、梅干しと昆布の佃煮くらいだろうか?まぁ江戸時代なら、1日二食が庶民の習慣だったようなので、一食当たり250円。土光さんの食卓ではないが、メザシの干物が一個くらいは添えられるかもしれない。ホットモットのメニューで一番安いのが、平日昼割の「のり弁」だが270円。これも手が出ない、無論ラーメンも無理だろう(笑)。役人の貧乏人に対する仕打ちとは、こんなものかもしれない。今さらだが、非常に驚き、恥ずかしい気分になってきた。さてお次は小泉純一郎元首相の奇妙な発言である。先ずは、毎日新聞の風知草を読んでいただこう。
≪ 風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男
脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。
三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」
小泉が答えた。
「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」
「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」
3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。
呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。
その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。
原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。
原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。
帰国した小泉に感想を聞く機会があった。
−−どう見ました?
「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」
−−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。
「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」
「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいんだよ。撤退が」 「昭和の戦争だって、満州(中国東北部)から撤退すればいいのに、できなかった。『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことないね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」
「必要は発明の母って言うだろ? 敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピンチはチャンス。自然を資源にする循環型社会を、日本がつくりゃいい」
もとより脱原発の私は小気味よく聞いた。原発護持派は、小泉節といえども受け入れまい。5割の態度未定者にこそ知っていただきたいと思う。(敬称略) ≫(毎日新聞:風知草8月26日)
上記毎日の風知草は8月26日付だが、その後もことある毎に、小泉純一郎は「原発ゼロ、決意するのは今でしょう!」と云う発言を熱心に吹聴して歩いている。風知草の山田孝男は、その発言を猜疑心なく受けとめているが、筆者としては、山田氏ほど素直に、額面通り小泉の発言を評価することは出来ない気分だ。“何か、小泉には裏がある”と云う疑念は拭うことが出来なかった。小泉や竹中が、アメリカ共和党ネオコンの走狗であることは、筆者にとっては自明な事実なので、アメリカ共和党ネオコンの思考経路をなぞれば、何か解を掴めそうな感じがしていた。
米国利権の為なら、日本のすべてをアメリカに強奪されても構わない。その方向性から一歩たりとも揺らいでいない小泉の狙いは何なのか?米国は現在、オバマ民主党政権だと云う現状認識も必要だろう。少なくとも、アメリカの保守的人間からは目の敵にされているオバマ政権なのだから、本来のアメリカの姿とは異質であることを念頭に置く必要があるのだろう。米英が人工的に作ってしまったユダヤの国・イスラエルの取り扱いに、米英は戦後一貫して、頭を悩ませている。それこそが、米国をテロ戦争に巻き込んだ元凶であることは間違いがない。そのイスラエルの核保有の事実は、今や顕著なかたちで議論されることはないが、オバマの頭痛の種である。
核拡散の禁止から「核なき世界」への国際社会への提言で(?)、オバマはノーベル平和賞を受賞したわけだが、このオバマの「核なき世界」の提言は、核保有国と公式に認められていない国に対しても有効な提言であり、おそらくノーベル賞のオバマ受賞の価値を判断した中身には、非公認の保有国イスラエルの核保有の事実を含んだ提言である部分が、重要な決め手になったものと思われる。オバマとネタニエフの間に隙間風が吹いているのは、その要因が強いのだろうと推測している。
少々脱線気味になったが、オバマ民主党政権は、本来のアメリカでないことを念頭に、小泉の「原発ゼロ」について熟考する必要がある。原発を永遠に続けて行くと云うことは、アバウトな確率だが、20年おきに原発事故が世界の何処かで起きるわけで、地球は多かれ少なかれ、放射能汚染の度合いを深めて行くだろう。次の原発過酷事故が起きるのは、どの国で、且つ、どの原発なのか判らないわけだから、フクイチの原発事故による放射能汚染問題にしても、韓国の阿呆政権は別にして、日本の放射能封じ込めの失態を、公式に口汚く非難しないのは、その怖れを、世界の原発すべてが抱えていると云う事実だろう。
そんなことを考えている時、タイミング好く、この小泉発言に一定の推論を加えている、非常に参考になるブログに出会った。「反戦な家づくりさん」のブログの一節だが、成る程と思える部分が多々あったので、世間への警鐘の気持も籠めて紹介させて頂こう。現実、東電も政府も、放射能汚染を封じ込めも、除染もお手上げだ、と言い出す日もありそうなので、核の最終処分場という話がリアリティーを持っても不思議ではないだけに、不愉快な話だが、避けては通れない問題かもしれない。
≪…… コイズミと竹中平蔵の特長は、純粋な従米、純度100%のエージェントだということ。
国内利権に一切ひきずられない。
それに比べると、安倍晋三は従来の右翼を固い支持層にしており、長州派閥から続く国内利権にがんじがらめにされている。 前回のときもそうだったが、いつも米国のプレッシャーと国内利権との板挟みになって呻いている。
コイズミや竹中の言動を見ていれば、米国、なかでもネオコンや軍拡派の意向がストレートにわかる。 余計なことはせずに、日本はとっとと資産を米国に格安で売却しろ。 残った国土は、核廃棄場にする。
そういうことだ。
だから、奴らは消費増税や日本での原発には賛成ではない。上記の方針の妨げになるならば、むしろ反対なのである。 原発が危ないから反対なのではなく、脱原発運動がおさまらないと核廃棄場が作れないから原発ゼロなのである。
もちろん原子力協定があり、2018年までは米国から日本に濃縮ウランを売りつけることになっている。
しかし、米国は今や濃縮ウランよりもシェールガスをバカみたいな高値で日本に売りつけた方がお得だ。
(シェールガス輸入の危うさを小見野さんという専門の技術者が丁寧に解説している→ LNG輸出が認可された理由 )
そして、契約済みの濃縮ウランは、日本からアジアに輸出する原発にセットすればいい。日本国内よりもよほど伸びがある。
そして、原発輸出には、もれなく「廃棄物引き取りサービス」が付いてくる。 世界の核廃棄場=JAPAN となる日は近い。
2020年のオリンピックは、せめて最後にひと花咲かせてやろう という同情のあらわれだ。
さらにコイズミの「原発ゼロ」が恐ろしいのは、脱原発運動を根こそぎにする可能性が大きいと言うことだ。
あきらかに、それを狙って仕掛けてきた。
もともと、警察車両でアナウンスを流してしまうような、敵と味方を峻別しない「脱原発」運動は、原発さえ止まれば他は何でもいい、となってしまう危うさを秘めていた。
もちろん、そんな人は一部なのだろうが、今回のコイズミ発言に対する反応を見ていると、私も信頼している人たちが、コロコロと騙されているのでかなり心配になっている。
これで、コイズミ親子が、安倍晋三をねじ伏せるようなパフォーマンスで「原発ゼロ」を実現したらどうなるだろう。
時代は進次郎ってことになる。
もうおわりだ。…… ≫(反戦な家づくりさんのブログより抜粋)
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