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税金下げてやるから、社員の給料を上げろ! アンタら社会主義経済やってるの? (世相を斬る あいば達也) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/457.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 10 月 01 日 16:17:14: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/f5b0f9739a37dcf3b82848f4231f9d9b
2013年10月01日

 このコラムをアップする時間には、もしかすると安倍晋三が“どや顔”で「消費税増税!」の会見を開いているかもしれない。仮に、多少自分で物事の道理を考える能力があれば、「今は景気に全力を注ぎ、1年先送りとし、2015年4月8~10%に消費税を増税する決意をした」等と、またまた善意の想像をしてみるが、流れを観察する限り、「財務省と経済界の阿吽の密約シナリオ」が粛々と実行されているようだ。あきらかに、日本の政治から、多くの国民は自公政権と霞が関と経済界によって、排除されたようである。

 本来であれば、以下のロイターのような内容の記事が生まれること自体変なのだ。そもそも、100年とか1000年に一度の大災害なのだから、その復興の為に、その時、偶然生きていた国民からだけ税金を徴収する根拠が薄弱なのだ。そんな場合は、償還100年のスパー長期国債を発行しても、何ら問題はないのだ。日本国民も運が悪い、復興税を決める時の首相が、あの財務省公認政治家・野田佳彦その人だったのである。野田はその名に恥じず、復興増税と消費増税のWパンチを下々の国民に喰らわせたわけである。

 その後、政権が自民党に代わり、消費税増税の肝と目された“社会保障改革”はそっちのけで、増税だけが独り歩きしたわけである。野田民主党政権が国賊と言われても致し方ないわけで、その上をゆく安倍自民党政権を、何と呼べば良いのか、言葉に窮する(笑)。ロイターの記事の話に戻るが、本来であれば、自由経済における、グローバル資本主義の企業においては、企業利益どのような決算方針を立てるかは経営者の責任と権限においてなされるべきである。社会主義経済国家であれば、労働者に利益の何パーセントを賃金として還元せよ、と命じられるが、資本主義では原則御法度な話である。

 グローバル世界経済に乗り出す為に“TPP”にも参加するつもりの安倍政権が、社会主義経済理論を持ち出す根拠が泥縄過ぎる。法人税を安くしてやるから、社員に給料を増やしてやれ。増やさない企業には、お仕置きをしてやる!これでは旧ソ連体制かと勘違いしてしまう。世界経済の中で蠢く企業は、益々株主至上主義な資本主義の上にあるわけで、株主に対するプロミスとして、株価が上昇する事、適切な配当がなされることを抱えている。それこそ、国内法より優越する“TPP”等と云う協定を批准することは、グローバルな欧米主義思想に傅く(かしずく)ことであり、社員の給料を上げろなど、糞味噌の悪法になるではないか!論理の矛盾も甚だしい。

≪ 復興法人税廃止、賃金上昇見通しが条件 12月に結論=与党税制協

  [東京 30日 ロイター] - 自民・公明両党は30日、断続的に与党税制協議会を開き、復興特別法人税の1年前倒し廃止について「足元の経済成長を賃金上昇につなげることを前提」に検討することで決着した。法人実効税率引き下げについては「速やかに検討を開始する」ことで合意した。 終了後、関係者が明らかにした。

  復興特別法人税の前倒し廃止の検討にあたっては、「税収を見極めて復興財源を確保すること、被災地の十分な理解を得ること、復興特別法人税の廃止を確実に賃金上昇につなげる方策と見通しを確認すること」などを条件とし、「12月中に結論を得る」としている。

 賃上げの確約がないとして慎重論を展開していた公明党の意向を強く反映し、「廃止が前提の検討」を条件付きの検討に修正。「『結論を得る』との表現は、条件に達しなければ最終的に(復興法人税を)廃止しないこともあり得る」(与党筋)ことを含意したとして、政府に賃金上昇を実現するよう強く迫った。

 一方、財界からの要望が強い法人実効税率引き下げに関しては「財政健全化を勘案し、政策減税の大幅な見直しなどによる課税ベースの拡大や他の税目での増収策による財源確保を図る必要がある」など、財源確保が前提との方針を示している。

 そのうえで、「法人実効税率のあり方について、今後速やかに検討を開始することとする」とし、中長期的な課題と位置付けた。

 これらを与党税制改正大綱に盛り込み、1日の与党税制協議会で正式決定する見通し。 政府は復興特別法人税の1年前倒し廃止を消費増税に伴う経済対策の重要な柱と位置付け「継続的な賃上げへの第一歩を踏み出すきっかけ」になると説明。

 「経済界に賃上げや下請け企業の支援に積極的に取り組むよう要請する」ことや、経済産業省が主要企業の賃金の動向を調査し効果を検証、結果を公表する仕組みをつくることで、実効性の担保を導く方針を提示し、与党との調整を進めていた。
 ≫(ロイター:基太村真司、吉川裕子)


 

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コメント
 
01. 2013年10月01日 16:34:07 : OZG2NjY50E
自民党の共産党化か?

復興法人税の年度末廃止検討を与党大綱案に明記するとのことだが、それによると「震災復興のため企業に課している『復興特別 法人税』について、『(2013年度末での) 前倒し廃止を検討する』と明記。これが賃金の 上昇につながるよう、経済界に協力を要請する と同時に、経済産業省が賃金の動向や効果を検証し、公表する。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130930-OYT1T00698.htm?from=ylist」そうだ。

誰も指摘していないから俺がしておこう。復興法人税廃止はともかくとして、与党の企業に賃上げに反映せよというのは、元々日本共産党の経済政策である。

日本共産党の昨年末の経済政策は3点で、デフレ不況の原因は需要の縮小による需給ギャップである。だから、デフレ不況脱却のためには需要の拡大ということで、企業の内部留保を賃金に振り向けろというものであった。あとは、同じく内部留保を下請けに振り向けろ。消費税増税を止めろというものであった。

企業の内部留保を賃金に振り向けるというのは、マクロ経済的には正しいのだが、じゃあ企業が実際にするのかという問題がある。閉鎖した俺のブログでは、それを「合成の誤謬」に対して、俺は「分解の誤謬」という言葉を作り表したことがある。「合成の誤謬」とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロの世界では、かならずしも意図しない結果が生じることを指す有名な経済学の用語である。それに対して、「分解の誤謬」とは、デフレ不況を脱却するための方法の一つとして、企業の内部留保を賃金に振り向けるのはマクロでは正しいが、企業が実際にやるのかという疑問である。

共産党は内部留保を賃金にというのは以前からの主張である。それに対して自民党は経済界の意を受けて、一貫して否定して来たのである。それが今年になり、アベノミクスを唱え始めた頃から、麻生財務大臣や、甘利経済再生大臣などが内部留保を賃上げにと言い出して目が点になった。コペルニクス的転回というか、企業の利害を代表して来た自民党が内部留保を賃金に吐き出せとは、墓の下からマルクスは日本でもプロレタリア革命が起きたと目を覚ますのではと思ってしまった。

アベノミクスは、1980年代のアメリカ大統領ロナルド・レーガンの経済政策「レーガノミクス」に、ケインズ主義をプラスしたいいとこ取りというか、無節操な経済思想なのだが、レーガノミクスの失敗と同じリスクを抱えている。それは富裕層を優遇し、競争を促進すると経済は成長し、その恩恵がいずれ自然に低所得者にも波及するというものでトリクルダウン理論と呼ばれた。ちなみに、トリクルダウン」という表現は 、「徐々に流れ落ちる」というものである。

だが、現実はそうはならなかった。レーガンから引き継がれた富裕層優遇、競争主義により、所得が増えたのは1%の富裕層だけで、99%は貨幣価値を勘案すると、実質所得減で、所得が少ない層になればなるほど所得の現象が大きくなったのだ。1979年と 比較して、下位90パーセントを占める世帯の平均税 引き前収入は900ドル低下しているが、トップ1パー セントの収入は、合衆国の税制が累進的でないた め、700000ドル以上増加している。

その結果、米議会予算局の データによると、1980年には上位1%が 全収入の9.1%を稼いでいたのに対し、 2006年にはその比率は18.8%まで増加してしまったのだ。2007年において、最も裕福な1パーセントが合衆国 の全ての資産の34.6パーセントを所有するに至った。その格差拡大に異議を訴えているのが「ウォール街を占拠せよ」のスローガンの「99%運動」である。つまりトリクルダウン理論は破綻してしまったのである。

トリクルダウン理論については、発展途上国のように一般市 民の所得が圧倒的に少なく一般市民の消費が国内経 済に大して貢献しない場合、もしくは人口が少なく て国内市場規模が小さい小国家の場合は現在も有効である。だが、先進国や人口が一定の規模を超える 国々では一般市民の消費が国内経済に大きく貢献し ているため、トリクルダウン理論は必ずしも有効では ない。近代国家は経済構造が複雑化しており、「富は必ず上から下へ流れる」といった単純な概念は当てはまらないのであるというのが今の理解である。つまり、紀伊國屋文左衛門みたいな、気前のいい御大尽などいないということだ。

さて、最近とみに安倍内閣の中から、アベノミクスの成功の正否は企業の賃上げにかかっているとの声が上がっている。全くその通りだ。だから、俺はアベノミクスが言われ出した時から冷ややかに見ていたのだ。それが、政府が企業に賃上げを求め始めてびっくりしたのだが、さらに賃上げの原資を法人税減税としたのでさらにびっくりである。結論からいうと失敗する可能性がある。

なぜ失敗するのかというと、まず、政府の計算機通りに大企業だけでなく、全ての企業が掛け声通りに賃上げをするのだろうかという疑問である。そして、アベノミクスで物価は2014年までに2012年から2%上げると言っている。さらに、来年消費税増税3%、再来年消費税2%増。単純に考えると2012年より、税込価格は7%上がるのである。いくらアベノミクスで企業業績が良くなり、法人税減税しても賃金を7%上げるはずがない。そうなると、多少上がっても可処分所得税は減少し、高所得者でない限り生活が苦しくなり消費を控えるようになる。それは低所得者ほど打撃があり、アメリカと同じような格差社会になるのだ。

また、法人税減税は復興法人税廃止にみられるように、手当たり次第に出来ることに手をつけ始めた。実効税率の引き下げ、設備投資減税、研究開発費減税、雇用拡大・賃上げ減税、固定資産税減税、そして、復興法人税廃止と、法人税減税のオンパレードである。そうなると計算通りに経済成長が出来ないと税収が減る可能性があり、そのため国際公約である財政再建に支障を来す可能性がある。もちろん、オリンピック景気は期待されるが、これは主に東京の景気への効果であり、下手をすると地方との格差が拡大する可能性がある。

そして、アベノミクスはレーガノミクスと、レーガノミクスとは矛盾するケインズ主義を無理矢理ドッキングさせたことで、相当な経済成長による税収の増大がないと一層の財政負担になる可能性があり、財政再建が出来なくなるリスクがあるのだ。オリンピックのための公共事業はそのリスクを加速させる可能性もある。

とにかく、アベノミクスの成功には、強制的にでも企業に賃上げをさせることは必須である。企業に強制的にでも賃上げをさせるということは、まさに、共産党そのものであるということなのだ。


02. 2013年10月01日 21:04:00 : 61BqBBFXiU
トリクルダウンって10年以上言ってたよねw
庶民に波及効果が来るまで百年ぐらいかなw

03. 2013年10月01日 21:36:53 : VSBEDa9Zmo
給与のアップは企業の「お慈悲」にすがるしかないわけか。

法人税を取る権利も放棄してお頼みする。それが政治の方向。


04. 2013年10月02日 10:59:35 : bAeNGmt5TI
中小の70%は赤字企業。設備投資どころの話ではない。

法人税減税も投資減税も関係なし。

どうやって給与アップ?

企業がアップアップでしょ。

痴呆人減税に凍死減税か・・


05. 2013年10月03日 07:32:18 : N1e7RIYLmw
自民党の綱領には進歩主義(修正主義)を選択とあるだろう

修正主義とは共産主義=自由民主という名称が偽りで共産主義(官僚主権)政党である


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