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天皇陛下から認証を受ける岸信夫外務副大臣を、安倍晋三首相が見守った=30日(代表撮影)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131001/plt1310011138002-n1.htm
2013.10.01
官邸主導の安倍外交を支える主な人物
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20131001/plt1310011138002-p2.htm
安倍晋三内閣は9月30日の臨時閣議で、副大臣、政務官の人事を決定した。注目を集めるのは、小泉進次郎氏を内閣府政務官(復興担当)に抜擢した人事だが、永田町で「隠れた目玉」と評されているのが外務副大臣の人選だ。起用されたのは岸信夫衆院議員。安倍首相が、実弟である岸氏を起用した意図はどこにあるのか。
「これで『官邸主導の外交』はより強化される。岸さんは外務省に送り込まれた“お目付け役”だ」
今回の人事を受け、外務省の中堅幹部はこうささやく。
岸氏は1959年、安倍晋太郎元外相と、岸信介元首相の長女、洋子さん夫婦の3男として誕生。生後まもなく、洋子夫人の実家夫婦に養子として迎えられた。安倍首相は安倍家の次男で、岸氏の実兄である。
81年に慶應大学を卒業後、住友商事に入社し、米国やオーストラリアなどで勤務。2004年に参院選山口選挙区から自民党公認で出馬し、初当選。2期務めた後、昨年12月の衆院選で衆院議員に転身した。
安倍首相はこれまで、内閣官房参与にブレーンである谷内正太郎元外務次官を起用したほか、官邸外交の要となる官房副長官補には、谷内氏の懐刀として「価値観外交」を支えてきた兼原信克前国際法局長を登用。今年6月には外務省内で対中強硬派として知られ、安倍首相とも個人的に近い斎木昭隆氏を事務次官に充てる人事に踏み切った。
ただ、外相は自民党・宏池会を率いる岸田文雄氏。「温和な性格で官邸主導外交にも不満は漏らさない」(外務省筋)人物だが、宏池会といえば宮沢喜一元首相や古賀誠元幹事長らリベラル派を輩出している。古賀氏らが集団的自衛権の行使容認に反対するなど首相批判を展開しているため、岸田氏が影響を受けないよう、実弟を送り込んだとみられているのだ。
外務副大臣人事には、別の狙いも見え隠れする。
岸氏の前任は、宏池会の鈴木俊一元環境相。麻生太郎副総理兼財務相は義兄にあたり、安倍首相とも近い。
首相周辺は「内閣発足当初、安倍首相は岸田氏が外相に就任することで“空き家”になる宏池会で、鈴木氏に実権を握らせようとしていた」と証言する。だが、この動きを察知した古賀氏が、鈴木氏の外務副大臣就任に動いたため、鈴木氏は引き受けざるを得なかった。
今回の人事で、鈴木氏は無事に「派閥復帰」を実現。政権基盤の強化に向けた、二重、三重にも張り巡らされた一手といえそうだ。
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