http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/447.html
Tweet |
「検察審査員はどう選定されるのか」(EJ第3642号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/376160382.html
2013年10月01日 Electronic Journal
小沢氏の側近であった前衆院議員の松木謙公氏が、2010年
の代表選で、党員・サポーターの支持を訴えて地元を回ったとき
の感触では、小沢支持と不支持の割合が「900対40」ぐらい
の圧倒的な割合だったというのです。しかし、選挙後発表された
結果は、勝ちはしたものの僅か11票差であったといいます。こ
れに関して松木謙公氏は自著で次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
ある日、国会議員が集まったときに「実は、自分の所もおかし
いと思っている。どう考えても数字が合わないんですよ」とい
う議員が何人かいた。小沢さんに、それを一度話したことがあ
るが、小沢さんに「松木、そういうことは言うな!」と一喝さ
れた。小沢さんがそう言ったので、私は、それ以上騒ぐことは
なかった・・。地方議員の票が、菅と小沢で6対4ぐらいだっ
たのは、地方議員は自分の選挙にはどちらが有利か考えたのだ
ろう。それも仕方がないことだと思う。それで、その後の統一
地方選で地方はえらい目に遭っているのだ。「間違えた。バカ
なほうを選んでしまった!」と後悔しても遅い。本質を見ない
で、目の前の事象ばかりにとらわれるからそうなるのだ。
──松木謙公著「日本をダメにしたこの民主党議員たち/
私が見た最も最低な政治家」/日本文芸社刊
―――――――――――――――――――――――――――――
地元で確認した数字と投票結果として発表された数字とはまっ
たく合わないのです。明らかに小沢票が激減しているのです。そ
ういう声が多く出ていたにも関わらず、民主党の選挙管理委員会
は代表選直後にすべての投票用紙を処分しているのです。
しかし、代表選は公職選挙法に基づく選挙ではないので、極端
にいえばどんな不正を行っても罪には問われないのです。しかし
このときの民主党の菅陣営、すなわち反小沢陣営がきわめて疑わ
しい選挙操作をやったことは間違いないと思います。しかも、そ
うして選ばれた菅政権と野田政権は、きわめて劣悪な政権運営を
行い、政権を再び自民党に奪われるという結果を招いたことに、
現在も民主党に残っている議員には重大な責任があります。
こういう民主党の疑惑に加えて、第5検察審査会による小沢氏
に対する強制起訴にも疑惑があるのです。本当に法律通りに審査
が行われ、起訴議決が行われたのでしょうか。これについては既
にご紹介しているように、前参議院議員森ゆうこ氏と「一市民が
斬る!」というサイトを運営されている志岐武彦氏の労作があり
ますが、ここで主張されていることを理解するには、検察審査会
についてある程度詳しい知識を持つ必要があります。
検察審査会は、全国の地方裁判所と地方裁判所支部がある場所
に149ヶ所165会設置されています。まず、検察審査会は、
「検察審査員候補者予定者名簿」というものを作成するところか
ら始まるのです。これは年中行事です。
検察審査会事務局長は管轄する地域の市町村の選挙管理委員会
に対して名簿の作成を通知します。検察審査員候補の名簿は、各
検察審査会の管轄地域の衆議院議員の選挙権を有する国民のなか
から、くじで無作為に選出されることになっています。通常通知
は毎年9月に行われ、10月15日までに作成し、各検察審査会
事務局に送付することが義務づけられています。
このとき最高裁が作成委託した「審査員選定くじ引きソフト」
が使われるのです。このソフトは各検察審会にもあって、候補者
名簿から検察審査員と補充員を選定するときに使われるのですが
あとでこれが問題になるので、記憶に留めておいてください。
通知を受けた市町村の選挙管理委員会は、衆議院議員の選挙権
を有する者として、選挙人名簿に登録されている者のなかから、
各検察審査会ごとに、第一群から第四群までの四群に分けられた
各100人の計400人の検察審査員候補者予定者をくじで選定
し、検察審査員候補者名簿を作成するのです。この名簿が次の年
の検察審査会での検察審査員の選定に使われるのです。
ところで、第一群から第四群とは何でしょうか。これは検察審
査員の任期を示しています。
―――――――――――――――――――――――――――――
◎第一群
・任期: 2月 1日〜 7月31日まで
・選出:前年12月28日まで
・人数:名簿100人から検察審査員および補充員各5人
◎第二群
・任期: 5月 1日〜10月31日まで
・選出: 3月31日まで
・人数:名簿100人から検察審査員および補充員各6人
◎第三群
・任期: 8月 1日〜翌年 1月31日まで
・選出: 6月30日まで
・人数:名簿100人から検察審査員および補充員各5人
◎第四群
・任期:11月 1日〜翌年 4月30日まで
・選出: 9月30日まで
・人数:名簿100人から検察審査員および補充員各6人
―――――――――――――――――――――――――――――
1つの検察審査会は、11名の検察審査員によって構成されま
す。この人数が揃わないと審査ができないので、審査員が欠けた
場合に備えて、補充員が用意されるのです。もし、検察審査員が
11人揃わないときは先の審査員選定くじ引きソフトによって補
充員の選定が行われるようになっています。
検察審査員が国民のなかから公正に選定されるのは当たり前の
ことです。ところが、小沢氏に対して「起訴相当」の議決を行っ
た第5検察審査会の検察審査員の平均年齢を求めたとき、事務局
が何回も間違えたことから、果たして公正に検察審査員が選定さ
れているのかについて国民の間に疑惑が生じ、その選定プロセス
に疑惑が生じたのです。 ─── [自民党でいいのか/64]
≪画像および関連情報≫
●「日刊ゲンダイ」紙/2012年2月15日付の記事
―――――――――――――――――――――――――――
ここへきて、強制起訴に至った「経緯」にも不信の目が向け
られている。強制起訴を議決した「検察審査会」の審査員選
定に関して、重大疑惑が浮上しているのだ。検察審査員は、
各地の選挙管理委員会が選挙人名簿から抽出した100人の
候補者名簿をもとに「検察審査員候補者名簿管理システム」
という選定ソフトを使って、10ないし12人の審査員・補
充員が「無作為に」選ばれることになっている。ところが、
本紙が選定ソフトの内部資料を入手し、検証してみたところ
「作為的に」審査員を選ぶことが可能なことが分かった。選
定ソフトに詳しい関係者が言う。「操作マニュアル上は、暗
号化された。選管の名簿しか読み込めないことになっていま
すが、実際はエクセルファイルで作った名簿でも読み込めま
す。つまり、候補者名簿に名前がない人を後から潜り込ませ
ることができる。そして、当選させたい人以外はすべて不適
格の欄にチェックを入れて抽選を行えば、意図する人だけが
残る。つまり、恣意的に審査員を選ぶことは可能なのです。
あらかじめ小沢に反感を抱いている人物を選定して送り込む
こともできるし、政治に興味がなさそうな若者だけを選ぶこ
とだって自在だ。
http://toracyan53.blog60.fc2.com/blog-entry-2013.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。