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2013-09-30 07:03:50
堺市長選では橋下大阪市長が、堺市の有権者から痛撃を食らわされました。橋下氏がもし犬さんだったら「キャイ〜ン」と鳴いてしっぽを巻き、すごすごと逃げ去るところでしょう。
橋下氏が自分の大阪市長としての職務をそっちのけにしてまで入れ上げた堺市長選。結果は大差をつけられ大敗北でした。「橋下劇場」の賞味期限が切れ、あきられてきたようです。ボクは本当は、橋下氏の「うさんくささ」を有権者が見透すようになった、と見るのですが、どうでしょう。
橋下氏が掲げる1丁目1番地の政策は「大阪都の実現」でした。堺市を統合して「大大阪都」をつくると吹聴してきました。しかし、その中身は2年以上経ってもなんだか訳の分からないまま。橋下氏がぶち上げる「構想」はこれまでも中身が吟味されたものはほとんどなく、思いつきのアドバルーン劇場の印象を与えてきました。
これで、橋下人気は地元大阪でも完全に失速した、といいたいところです。
大阪都構想そのものは今後、大阪府と大阪市の統合という形で進められるのでしょうか、そのためには来年秋までに府、市両議会で可決承認され、住民投票でも過半数を占める必要があります。しかし、橋下氏が市長を務める大阪市の市議会では維新の会は過半数に届かず、さりとて今回の選挙結果を見た他党の協力を得られるか不透明、さらに住民投票となればどうでしょう。つまり、「大阪都」はあえなく空中分解か、という瀬戸際です。大阪市民の「民意」が問われることになります。
中央政界への影響を見ても、野党再編の動きに対し、維新の会が主導権を執ることは著しく困難になってきました。退潮の維新の会は 石原慎太郎・共同代表の影響力にも陰りをもたらしそうです。近頃にない快事ではないでしょうか。
維新の会が生き延びる道は二つ。一つは、安倍政権にすり寄り、「安倍右翼路線」のお先棒担ぎか、露払いに徹する道。もう一つは、真に庶民の立場に徹して政界に再び維新の風を吹かせる道。しかし、後者はまずないですよね。となれば、安倍政権に吸収される道を選ぶことになるのでしょうか。それとも、尾羽打ち枯らして、消滅?
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