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■崩れた勝ちパターン、固めたのは「内輪」
【峰久和哲】堺市長選は典型的な「争点型選挙」だった。大阪都構想に反対する人の票を集めた現職の竹山修身氏が当選した。そんな中で見逃せないのは、敗れた西林克敏氏が日本維新の会の支持層からしか得票できず、他党支持層や無党派層から軒並みそっぽを向かれたことだ。無党派層の大半を味方につけてきた「維新の勝ちパターン」が崩壊した。
朝日新聞社は29日、堺市内45投票所で出口調査を実施し、2389人から有効回答を得た。調査結果を見ると、都構想に賛成は38%、反対は55%。賛成する人の91%が西林氏に、反対する人の94%が竹山氏に投票した。争点に対する賛否でこれほどくっきり分かれたケースは珍しい。
支持政党別の投票先はグラフに示した通り、維新支持層の92%が西林氏に投票した一方で、自民党支持層の75%、民主党支持層の82%、自主投票だった公明党でも支持層の76%が竹山氏に投票するなど、各党支持層の票は竹山氏がしっかり固めた。各種選挙で「風に乗った」候補を後押ししてきた無党派層は69%が竹山氏に投票した。
投票者のうち維新支持層の割合は24%。7月の参院選の堺市内の出口調査結果(23%)とほぼ同じで、維新支持層自体はやせ細っているわけではないが、今回、維新は「内輪を固めた」だけになっていた。
4年前の堺市長選挙では、当時大阪府知事だった橋下徹氏を支持する人が76%、支持しない人が20%で、橋下氏の人気は絶大だった。橋下氏支持者の56%の票を集めて現職を破ったのが、橋下氏の全面支援を受けた竹山氏だった。
今回、橋下氏の政治手法を評価する人は48%、評価しない人は45%で伯仲。橋下氏とたもとを分かった竹山氏は、橋下氏の政治手法を「評価しない」人の94%の票を集めた。大きな様変わりである。
http://digital.asahi.com/articles/OSK201309290033.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_OSK201309290033
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