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2013年09月29日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆国防費11兆円の中国が、4兆円の日本のことを「右傾化、軍国主義」と呼んで罵倒している。それならば、中国は「左翼軍国化、共産帝国主義」ということになる。安倍晋三首相が米ニューヨーク・ウォール街の証券取引所で行った講演(9月25日=日本時間26日)のなかで、日本の防衛費の伸びが中国の10分の1以下であることを指摘し、「(それでも)私を右翼の軍国主義者と呼びたいのならどうぞ」と発言したことに、中国と韓国のメディアが猛反発した。
とくに中国は、「左翼軍国化、共産帝国主義」と非難されたと過剰に受け止めたのか、外務省の洪磊(ほんれい)報道官が9月27日の記者会見で、「日本にとやかく言う権利はない」(読売新聞9月28日付け朝刊「6面=国際面」)と誠に身勝手な反論をした。それならば、「中国こそ、日本にとやかく言う権利はない」とそのまま「倍返し」で切り返しても文句はなかろう。
◆安倍晋三首相は9月26日の国連総会一般演説のなかで、国連安保理常任理事国入りに意欲を示したことについて、洪磊報道官は「安保理で更なる役割を果たそうと望む国は、歴史を直視し、歴史に責任を持たねばならない」と牽制したという。この発言も、身の程を弁えない図々しい言い方である。
中国は、常任理事国でありながら、国連分担金(2013年)の分担率5.148%、131.2百万ドルで世界第6位、これに対して、日本は分担率 10.833%、276.1百万ドルで世界第2位だ。国連憲章の「敵国条項」上、日本は未だに「敵国」であるので、日本が分担金支払わなければ、国連の活動は極めて苦しくなる。だから、これも「中国にとやかく言われる筋合いしない」のである。
◆それよりも、世界支配層(主要ファミリー)は、中国4分割の計画を着々と進めており、これに伴って、中国は「常任理事国」から外される運命にある。代わって、日本が「常任理事国」のポジションに就くことになっている。そのための段取りとして日本は、「非常任理事国」に選出されて2016〜2017年に安保理メンバー入りすることを目指している。なお、日本は過去10回、非常任理事国を務めており、直近は2009年〜2010年。
従って、世界支配層によって4分割されることが決まっている中国が、日本に対して「とやかく言うこと」は、文字通り「犬の遠吠え」ということだ。
◆それでも、戦前の中国の「馬賊」や「軍閥」の名残が濃厚な中国共産党人民解放軍(7軍区3艦隊)が、勝手な軍事行動に踏み切る危険性が高い。北京政府の習近平国家主席や李克強首相ら「チャイナ・セブン」と言われる最高指導部は、未だに人民解放軍を掌握し切ってはおらず、いつ各軍区どうしが内戦状態に陥るかわからない極めて不安定状態にある。米軍が日本を本当に守ってくれるかどうか不透明になっている最近の軍事情勢の下で、日本は、いざというときに「自主防衛」により、国家国民を守らなくてはならない状況に変化している。
この意味で、防衛省・3自衛隊は、これまで以上に、防衛力を増強する必要がある。とりわけ、中国が第1列島線、第2列島線という太平洋への海洋戦略を展開しているので、日本としては、尖閣諸島海域を突破して海洋進出を図ろうとしている中国共産党人民解放軍を阻止しなくてはならない。
このためには、海上自衛隊の航空母艦(これからは原子力が望ましい)、潜水艦隊(同様)の増強は、急がねばならない。
その折も折、日本テレビが9月28日午前8時〜9時25分の報道番組「ウェークアップ!ぷらす」の「特集」で、「海上自衛隊呉基地にある海上自衛隊の最大級潜水艦『SS503 はくりゅう』」の艦内にテレビ・カメラ・クルーが入り撮影したものを放映していた。もちろん、「機密部分」は撮影禁止。
「TVでた蔵(TV DATA ZOO)」が、以下のように放送内容を紹介している。「海上自衛隊呉基地にある海上自衛隊の最大級潜水艦『SS503 はくりゅう』、一昨年配備された最新鋭で建造費は540億円。ステルス性が特徴とされている。潜水艦の装備は自衛隊でもトップクラスの機密、撮影にも制限がかかるという。はくりゅうの潜望鏡は最新式でデジタルカメラを使った潜望鏡も装備している。潜水艦の舵は2つのスティックで行われ、ほかに船や潜水艦を探知する装置『ソーナー』などについて紹介された。ことし5月、中国海軍と思われる潜水艦が2度に渡り接続水域を潜航していたことが発表され、菅義偉官房長官は『我が国として注視すべき状況にある、そういう判断の下に公表しました』と語った。毎年のように日本近海での存在が明らかになり、領海を侵犯していたこともある。森本前防衛大臣は、中国海軍には第二列島線まで出てきて自由に活動できるような態勢をとろうとする強い意図があるのではないかと話す。中国海軍に悟られないように待ち伏せしいち早く発見、抑止力になることが潜水艦部隊。そのために重要な装備『スターリングエンジン』がはくりゅうには備えられており数週間もの間潜航し続けることが可能だという。はくりゅうの内部では限りのあるスペースが有効利用されている。食事の準備はテーブルの上に皿を重ねて盛りつけられる。隊員のプライベートはベッド、またシャワールームや収納タイプの洗面所がある。椅子の下にも野菜の収納庫がある。厳しい居住空間のため『食事はおいしく 栄養のバランスが取れたものを』というのが潜水艦部隊の伝統であるという。また参戦行動は秘密のため家族にもスケジュールが伝えられず、陸では厳しい訓練が待ち受けている。はくりゅうには極めて命中精度の高い魚雷があり、2等海佐は『どの国にも引けをとらない』と語る。はくりゅうは今この時もどこかの海に身を潜め国防を担っている」
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