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2013/9/28 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
原発再稼動へ「外堀」
新潟県の泉田知事の「承認」を受け、きのう(27日)、東京電力が柏崎刈羽原発の再稼働に向けた安全審査を申請した。「再稼働へ前進」と伝える新聞やテレビを見ていると、「もう決まり」みたいだ。泉田知事は“変節”してしまったのか。
「そんなことはありません。『承認』したのは県議会対策の面が強い。『新潟県はシロウト。まずは専門家に安全性を見てもらうべき』という議会の言い分には反論しづらいのです。知事は再稼働にしっかり“条件”を付けています。しかし、マスコミは記者会見でも『(申請を)認めるんですね』という部分ばかり強調していて、再稼働ありきで外堀を埋めようというムードなのです」(知事周辺)
泉田知事VS.メディアは今に始まった話ではない。今年7月、東電の再稼働申請を知事が拒絶した後、メディアの泉田包囲網が狭まっていったという。経産省や官邸が知事のネガティブキャンペーンを展開したからだ。
「泉田知事は元経産官僚です。資源エネ庁などが記者クラブの記者に対し、『知事は官僚時代から変人だった』『官僚で出世できずに辞めたので、その腹イセで再稼働をジャマしている』というリークを相当やっていました。原子力規制委員会の田中委員長も、記者会見で泉田知事の態度を『個性的』と揶(や)揄(ゆ)した。新潟県の世論の6〜7割は再稼働に反対だったのに、東電を拒絶する知事の方がおかしいと孤立させたのです」(マスコミ関係者)
今回の「承認」にあたって、東電が安全対策で“歩み寄った”と報道されているが、それも怪しい。原発のフィルター付きベント(排気装置)をもう1基、地下に増設する方針を突然打ち出したが、東電は「詳細設計はこれから」(広報担当)と白状しているのだ。
「原発規制委の基準では、ベントは1基だけでOKです。2基目をつくるには、お金も時間もかかる。今回申請した安全審査で安全だと認められれば、東電は2基目をやらない恐れがあります」(元経産官僚の古賀茂明氏)
東電が再稼働申請を急いだのは、金融機関からの融資の借り換え期限が迫っているからだ。安倍の「コントロール」発言じゃないが、東電の“歩み寄り”も口からデマカセなのか。これに乗っかるメディアも同罪だ。
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