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2013年09月27日
私の予想は当たる。
その予想は確信を持ってそう予想して当たる場合がほとんどだが、期待を込めてそう予想して当たる場合がたまにある。もっともこの場合は外れることもある。
前者の例は泉田知事の柏崎刈羽原発再稼動承認などだが、これから書くことは後者の例である。
きょう発売の写真週刊誌フライデーに小泉元首相が秘密講演で脱原発を訴えているという記事を見つけた。
詳細はその記事を読んでいただきたいが、実に興味深い記事だ。彼は本気で脱原発を訴えている。
私はかつて毎日新聞の山田孝男氏のコラム「風知草」のエピソードを引用し、いまでも小泉元首相が脱原発を主張していると書いた。
このコラムはそれから瞬く間にメディアが取り上げるところとなって、ついに先週のサンデー毎日で美輪明宏と佐高信が対談で小泉父子を絶賛するようになった。
更に驚いたのは9月17日の東京新聞「本音のコラム」で鎌田慧氏が原発ゼロを唱えた小泉元首相を評価している。
鎌田氏は私が敬意を抱く数少ない本物のジャーナリストだ。
新自由主義で日本を格差社会にしたと批判して来たこれらの人たちが脱原発を唱える小泉元首相をいま評価するようになったのだ。
それほど脱原発は重要な問題であるということだ。
これは私の持論であるが、護憲といい、原発反対といい、それを平和主義者や脱原発派が唱えているだけでは広がらない。
権力側にある有力者、いわゆる強者が唱えるようにならなければ国民は動かない。
果たして小泉首相は本気か。
そこで私は退任時の彼の姿を思い出す。
彼は自らを親ばかと称して次男小泉進次郎に世襲させた。
よろしくといって支持者の前で平身低頭した。
次男を将来の首相にさせるために70歳になった今、脱原発に動いてもおかしくない。
きょうの各紙が報じている。
青年局長の小泉進次郎が94名の青年局議員に呼びかけた。しかし自らを含め最近台湾を訪問した33人が対象外となった。献血をしようとして資格無しと断られた。海外に行った者は一定期間は献血の資格がないからだ。しかし進次郎はあきらめず、日にちがたって献血できるようになるまで待てばいいと言ったと。
こんなつまらないことが記事になるのである。
そいうえば最近小泉進次郎を持ち上げる記事が目立つようになった。
週刊朝日の最新号では2020年の東京五輪の頃には小泉進次郎首相もありうるなどと書く有様だ。
それはともかくとして今の政治家に首相候補は見当たらない。
それほどの今の日本の政治の貧困ぶりだ。
小泉進次郎は間違いなく将来の日本の総理候補者ということである。
その小泉進次郎が安倍政権の原発推進政策に反対して自民党を割る日がくるのか。
もしそうであれば、この小泉純一郎の積極的な脱原発発言はその布石ということになる。
その日がくれば国民は喝采を送るだろう。
私の言う強い者、権力側にある者が国民を動かすということだ。
山本太郎がいくら権力批判をしても国民は相手にしない。
小泉進次郎が脱原発を訴え、親ばか小泉純一郎がそれを影で応援する。
それに国民がついていく。
それで日本が脱原発になるのなら、それはそれでいいことだ。
しかし私は小泉親子が脱日米同盟を唱えるようになるまでは決して評価しない。
脱日米同盟は脱原発をよりもはるかに難しいことである(了)
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