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2013年09月27日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆消滅間近である韓国の与党セヌリ党の国会議員は、よほど「太陽」が嫌いらしい。セヌリ党の国会議員10人が9月23日、韓国内で旭日旗を掲げることを禁じる刑法改正案を国会に提出したというのだ。韓国では旧日本軍が使った旭日旗への反発が強いからというのが、刑法改正の理由だという。読売新聞が9月26日付け朝刊「2面=総合面」で報じている。
おかしいのは、「旭日旗」を「戦犯旗」としていることである。大東亜戦争では、国旗「日の丸」が中心となり、帝国陸軍の軍旗「陸軍御国旗」「歩兵連隊軍旗」「騎兵・(砲兵)連隊軍旗」、帝国海軍の軍旗「軍艦旗」が、いずれも「国旗」として用いられた。陸軍と海軍とでは、「旭日旗」とは言っても、デザインが違うけれども、国際的には、みな「国旗」なので、大東亜戦争中、戦場で用いられた。だから、韓国が「戦犯旗」として禁ずるのであれば、国旗「日の丸」も禁じなければおかしいし、辻褄が合わない。 なぜ、「日の丸」を外すのか、ということである。
◆国旗及び国歌に関する法律が1999年8月13日に公布・即日施行されるまで、日本には、国旗国歌法がなかった。法律よりは、本当は強い慣習法に基づいて行われてきた。それを法制化したのは、国旗国歌をないがしろにする勢力からの「言いがかり」を牽制するのが目的であった。私は、拙著「小中高校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史」(同文書院刊、1999年7月8日)で、こう書いた。
「鎖国から開国へ踏み切った末期の徳川幕府でさえも、列強に伍して軍艦を所有するからには、「日の丸」の船印を掲げなければならなかった。明治政府も徳川幕府の政策を受け継いで、日本国籍を表す船印とした。明治政府の役人たちは徳川幕府の閣僚たちと同様、日本総船印すなわち国旗と考えていたようである。武家出身の官僚たちのほとんどは、統一的な国家意識がまだ稀薄だったのである。日の丸は、決して明治政府のシンボルとして誕生したのではなかった。商船国旗が決められたのに続いて、明治三年(一八七〇年)六月一同五月)十五日付の、太政官布告第三五五号により陸軍で日の丸を使用し、十一月三日(同十月三日)付、太政官布告六五一号では「海軍御旗章国旗章並諸旗章」も定め海軍でも使用することになった。いずれも白地に紅色の丸である。けれども、縦横の比や日の丸の直径・位置などがそれぞれ違っており、陸軍御国旗は正方形に近いうえ、十六条の旭光が中心の日章から四方にのびるいわゆる旭日旗であり、後年の陸軍の連隊軍旗や海軍の軍艦旗に近い旗であった。日本陸軍の軍旗(連隊旗)は、明治七年一月に近衛歩兵連隊が編成された際、明治天皇から授与されたのが最初で、赤色の旭光十六条が描かれている。軍艦旗が同じく十六条の旭日旗であった。海軍は明治二年(一八八九年)十月七日よりに軍艦旗を使うようになる。『日の丸』の規格は太政官布告五七号では、縦横比七対十、日章直径は縦の五分の三一日章の中心は、旗面の中心から横の百分の一だけ旗ざおに寄る。太政官布告六五一号では縦横二対三、日章の直径は五七号に同じで、日章の中心は旗面の中央となっている。両布告に若干の相違があり、後年、国旗の寸法について意見が別れる原因となった。それでも一般国民はこだわることもなく、「日の丸」に親しんできた。日本の国旗の掲揚の仕方については、@国旗(日の丸)を門に一本掲げる場合は、門内からみて右に掲げる。A国旗を門に二本掲げる場合は、二本を併立してもよいが、前者が望ましい。B高い建物の窓とかバルコニーなどから日の丸をたらす場合は、旗ざおを水平にしても、いくらか斜めにしてもよい」
◆韓国の指導層はじめ韓国民は、自覚していないかも知れないけれど、ベトナム戦争時に派遣された猛虎師団など韓国軍の蛮行、虐殺、婦女子凌辱に対して、ベトナム国民の多くが、「深い傷を負い、恨み続けている」という歴然たる事実をどう受け止めているのであろうか。韓国の与党セヌリ党の国会議員らの今回の動きが伝われば、大韓民国の国旗である通称「太極旗」(李氏朝鮮の高宗時代、1883年旧暦1月27日に朝鮮国の国旗として公布され、1949年10月15日に大韓民国の国旗として採用)を「侵略旗」として、ベトナム国内での使用を禁止する法律を制定することになる可能性が大である。日本国民の間では、「太極旗」=「白地の中央にある円で『太極』を表し、その中に赤と青の2色からなる『陰陽』がありその周囲四隅に「卦」が配置されたデザイン」に対して、「気持ちが悪い」という感情を抱いている人が少なくない。だからといって、この「太極旗」を侮辱したり、火をつけて焼いてしまうなどの蛮行に走る者は、ほとんどいない。国旗というものは、そういうものである。
◆しかし、韓国では、外交儀礼を弁えているはずの国会議員、それも与党セヌリ党の国会議員が、「民族的劣等感」に囚われているとしか思えない蛮行に走っている。それも「太陽の光」をデザインとしている「旭日旗」に牙を剥き出しにしている。
北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)により、「朝鮮半島統一・大高句麗国建設」が成されれば、韓国消滅とともに「太極旗」も必然的に消えてなくなる。それなのに、いまさら「旭日旗」に悪感情を露わにしても仕方がない。無駄である。ここまで来ると、韓国民族がいかに「劣等民族」であるかを実証しているとしか思えない。心底、そう思う。
【参考引用】読売新聞YOMIURI ONLINEが9月26日午前6時27分、「韓国で旭日旗禁止法案…掲揚・作成なら懲役刑も」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「【ソウル=中川孝之】韓国の与党セヌリ党の国会議員10人が23日、韓国内で旭日旗を掲げることを禁じる刑法改正案を国会に提出した。韓国では旧日本軍が使った旭日旗への反発が強く、7月にソウルで行われたサッカー日韓戦でも、日本の応援団の一部が掲げたとして問題視されていた。韓国国会の法制司法委員会によると、改正案では、旭日旗など『日本の帝国主義を象徴する物』を韓国内で作ったり、『公衆が密集する場所』で使ったりした場合、1年以下の懲役か300万ウォン(約28万円)以下の罰金が科される。議員らは提案理由として、『戦犯旗(旭日旗)への国際社会の認識を変え、韓国の青少年に正しい歴史認識を育成するため』としている」
読売新聞YOMIURI ONLINEが9月26日午後6時50分、「韓国の旭日旗禁止案『大きな誤解』…官房長官」という見出しをつけて、次のように配信した。
「菅官房長官は26日の記者会見で、韓国与党セヌリ党の国会議員が韓国内で旭日旗を掲げることを禁じる刑法改正案を国会に提出したことについて、『政治的主張だとか、軍国主義の象徴であるという指摘は全く当たらない。大きな誤解がある』と論評した。菅氏は『旭日旗のデザインは大漁旗や、出産・節句の祝い旗、海上自衛隊の艦船の旗など、日本国内で広く使用されている』と指摘、『韓国政府に適切に伝えていきたい』と語った」
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