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ニューヨーク証券取引所を訪れた安倍首相。見上げる視線の先にあるのは、高騰する株価?(AP):夕刊フジ
安倍首相 ウォール街で「バイ・マイ・アベノミクス」の笑止
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar353463
2013/9/26 日刊ゲンダイ
訪米中の安倍首相が26日未明(現地時間25日午後)、米ウォール街のニューヨーク証券取引所で演説した。「日本に帰ったら直ちに成長戦略の次なる矢を放つ。投資を喚起するため、大胆な減税を断行する」と強調。「世界経済回復のためには3語で十分です。バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買い)」と述べ、今がチャンスだと訴えた。
なんともお気楽な男である。「アベノミクス!」と言ってさえいれば、市場が盛り上がるとでも思っているのだろうか。
「日本は原発の安全技術でこれからも世界に貢献していく」とも言っていたが、世界は原発汚染水の垂れ流しにカンカンだ。あらゆる問題で周囲の声が聞こえていないのだから致命的である。
「株式市場は今、アベノミクスと距離を取り始めています。
『さようなら、安倍首相』というリポートを書いた外資系証券もあった。きっかけは消費増税。予定通りに来年4月から税率が引き上げられる見通しとなり、投資見送りの判断が目立っているのです」(市場関係者)
マネックス証券のチーフエコノミストである村上尚己氏も、「エコノミックレポート」で、消費増税について〈強烈な逆噴射が始まることになる〉と分析。
〈東日本大震災後の2011年度と同程度に再び成長率が低下、企業業績も減益となる〉
〈現在の報道通りの政策が実現すれば、「アベノミクス相場はしばらくお休み」という前提で、今後の投資に臨むのが望ましいだろう〉と書いた。
日本の市場関係者は、いくら安倍が「バイ・マイ・アベノミクス」と叫ぼうが、「バイバイ・アベノミクス」のスタンスなのである。
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満氏が言う。
「もともと消費増税は株価にとってネガティブな要素です。消費が冷え込めば企業の儲けは少なくなる。所得や雇用にもマイナスです。ただ、日本の税収増を望む米国が、米系ファンドを通じて圧力をかけた。『増税ができれば株高、できなければ株安』という流れをつくってきたのです。本音では『増税はマイナス』と思っている連中も、財政規律を求める米国の姿勢に付き合った。その結果、“だましの買い”が続いてきたのです。でも、増税が現実味を帯びてきて、市場も本来の姿に戻ってきた。米国は、日本の増税で自分たちを支えてもらおうと思っている。日本の経済や株式市場のことを考えているわけではありません」
消費増税で見込まれる税収増は8兆円だ。それだけ家計の可処分所得は減ることになる。低所得者に1万円とか1万5000円とかを配っても焼け石に水。消費の落ち込みは避けられないし株式市場も急速に冷え込む。
個人投資家は、五輪開催や安倍演説にだまされ、株価は青天井で上がるなんて思っていると、痛い目に遭う。
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