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給与削減は当然/(C)日刊ゲンダイ
「賃金カット」に怒り国を提訴 農水キャリアの呆れた言い分
http://gendai.net/articles/view/syakai/144771
2013年9月26日 日刊ゲンダイ
不当な人事?
<定年まで雇用は保障なのに…>
農水省のキャリア官僚が「不当人事」を理由に国を提訴した。08年度に導入された公務員制度改革で新設された「専門スタッフ職」に異動させられ、給料が大幅に削減されたのが理由という。
一部報道によると、提訴したのは専門スタッフ職の政策情報分析官(57)。東大法学部を経て80年に入省し、本省の課長などを務めた後、11年に現職に就いた。その結果、給与が2割カットされたことから「不当な降格人事」として提訴に踏み切ったとみられる。
「『専門スタッフ職』は天下り禁止のために導入された制度です。導入前の霞が関では、審議官や局長といったラインから外れた職員は50代半ばで退職し、民間や外郭団体に天下りするのが慣例だった。しかし、民間との癒着や官製談合の温床になる、といった批判が続出。そこで天下りを禁止する代わりに定年まで働ける制度として新たに設けられました。霞が関の『専門スタッフ職』は現在、200人近くいるようです」(事情通)
50代後半のキャリア官僚の年収は1000万円前後だろう。2割カットでも相当な金額だ。分析官は「降格理由は思い当たらない」とカンカンらしいが、よ〜く考えてみると民間ではごくフツーの人事である。カットされても残れるだけマシ。「終身雇用」が死語になりつつある中で、給料が多少減っても、定年まで雇用が保障されている職場なんてウラヤマシイ限りではないか。
ジャーナリストの若林亜紀氏はこう言う。
「公務員制度改革は、雇用を守る代わりに賃金を下げるということで始まっています。人件費の賃金総額を抑えるために50代の賃金を2割抑えるという内容です。ですから、50代以上の職員が給料2割カットというのは何も不思議ではない。むしろ当然なのです」
制度が納得できないなら「倍返し」と叫んで、自力で民間の再就職に挑んだらどうか。
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