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徳田毅衆院議員の事務所に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら。どんな資料が出てくるか=20日、鹿児島市
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130925/dms1309251810021-n1.htm
2013.09.25
東京地検特捜部が、医療法人「徳洲会グループ」の強制捜査に着手したことで、永田町に激震が走っている。公職選挙法違反事件は入り口で、莫大な徳洲会マネーに群がった政治家らに捜査の手が伸びる可能性がささやかれているのだ。今月末に行われる副大臣・政務官人事への影響も指摘されている。不祥事が続いた特捜部が久々に乗り出した大型捜査に、戦々恐々としているセンセイは誰なのか。
「ただの公選法違反事件と思ったら間違いだ。特捜部は確実にその先を見据えている。大物にたどり着くかもしれない」
永田町事情通はこう声をひそめた。
そのカギとなるのが、特捜部が徳洲会グループ東京本部で家宅捜査した際に押収した段ボール約400箱に及ぶ関係資料だ。この膨大な資料が何を意味するかは後述するとして、端緒といえる事件を振り返る。
産経新聞17日付朝刊のスクープによると、昨年12月の衆院選で、自民党の徳田毅(たけし)衆院議員=鹿児島2区=の陣営は、徳洲会グループの全国の病院から職員や看護師ら少なくとも370人の派遣を受け、選挙運動させていたという。公選法は第3者が選挙運動の報酬を提供しての運動員派遣を禁止しており、徳洲会の職員派遣はこれに違反する疑いがある。
徳洲会の理事長は、言わずと知れた毅氏の父で「病院王」と呼ばれた徳田虎雄元衆院議員だ。
豊富な資金力を背景に、徳洲会グループだけでなく、かつては政党「自由連合」を率いた。2002年に全身の筋肉が動かなくなる進行性の難病「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)を発症したが、目の動きで文字盤を追うことで意思伝達は可能で、病床にあっても次男、毅氏の選挙の陣頭指揮を執ってきた。
昨年秋に公表された、11年の政治資金収支報告書によると、毅氏は当時当選2回にも関わらず、資金管理団体と党支部の収入は計約2億5000万円で、生活の党の小沢一郎代表(当選15回)を抜いて国会議員第1位。この大半は、徳田ファミリーや徳洲会グループからの寄付だ。
今回の事件では、徳田家の幅広い人脈と影響力が注目を集めている。
虎雄氏の盟友とされる野党幹部と徳田家の関係はよく知られるが、それだけではない。流出した徳洲会の内部資料などによると、毅氏が所属する自民党の幹部や、昨年まで政権を握っていた民主党幹部、政界引退した元首相、野党の重鎮、首都圏の首長などの名前が挙がる。
徳洲会事件の余波は、今月末に行われる副大臣・政務官人事にも及びそう。
安倍官邸は、自民党内にも、選挙や金銭の支援を受けた議員がいる可能性を想定し、副大臣・政務官候補者らの“身体検査”の厳格化を指示したとされる。「ギリギリまで身辺チェックを続け、徳洲会グループとの関係が少しでも出てくれば、直前でも外す気だ」(官邸周辺)
「宝の山」とされる特捜部が押収した段ボール約400箱から、政界全体を巻き込んだ一大スキャンダルとなる恐れは否定できない。
特捜部といえば、10年9月に発覚した押収資料改竄事件や、小沢氏が無罪となった陸山会事件などで批判を浴びていた。久しぶりに手がけた大型事件で、失地回復を狙っているのは間違いない。
司法ジャーナルの鷲見一雄代表は「特捜部がヤル気になっているのは間違いない。現在の日本で、300近い医療施設を傘下に収め、政界や官界、業界に影響力を持つ徳洲会は特別な存在だ。私も政界絡みの噂を聞いているが、特捜部も当然知っているだろう。まず、公選法違反を固めるのが第1。その後、押収した資料を分析して、徹底的に追及するだろう」と語っている。
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