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(投稿者)
本物の政治家へと進化する 山本太郎。
いつまでも売国を続ける 小泉純一郎。
このブログの内容に全面的同意をする。
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http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1299.html
一昨日の渋谷から始まった山本太郎さんの全国キャラバンは、昨日の大阪街宣で全国巡回の火ぶたを切った。
15時半から難波高島屋前、18時から梅田ヨドバシカメラ前、さらに追加で19時過ぎから大阪駅南口でも。私はヨドバシカメラ前から参加した。
ツイッター等で聞きつけて集まってきた雰囲気の人が200人くらい。「あ、山本太郎だ」と通りがかりの人が足を止める人が、入れ替わり立ち替わりしながらもちゃんと聴いている人が2〜300人くらいかな。
私は孫崎さん&糸数さんの10/13講演集会のチラシをたくさん撒かせてもらった。
それはさておき、今回の太郎さんの全国キャラバンのテーマは、秘密保護法とTPPだ。脱原発の象徴とも言うべき太郎さんが、原発でも被曝でもなくて秘密保護法とTPPで全国を回っているところに、彼の秀逸な政治センスが感じられる。
もちろん、原発が大事じゃないということではないし、まして被曝は待ったなしの問題だ。それでも、政治家として、限られたマンパワーをどこに注力するかという選択をして、秘密保護法とTPPを選んだというところが、山本太郎がいち市民運動家を脱皮し、並みの政治家ではない能力をもっていることを見せてくれた。
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8月26日の毎日新聞で、小泉純一郎が「原発ゼロ」をぶち上げた。
なるほど、言っていることはそれなりにマトモであり、安倍晋三にとっても耳の痛い話であったのは確かだろう。
案の定、これまで脱原発の旗手であったような人たちも、小泉さん頑張れ的な発言が次々と飛び出してきた。共産党の議員や、保坂展人さんや、マガジン9や、生活の党の中からもそんな声が聞こえてくる。
失礼を承知であえて言わせてもらう。
いったい、あんたらどんだけお人好しなん????
コイズミジュンイチロウ やで。
こと政治に関して、まともなこと言うわけない。絶対にウラがある。
そう直感するのが、庶民の知恵ってもんでしょ。
コイズミと竹中平蔵の特長は、純粋な従米、純度100%のエージェントだということ。国内利権に一切ひきずられない。
それに比べると、安倍晋三は従来の右翼を固い支持層にしており、長州派閥から続く国内利権にがんじがらめにされている。前回のときもそうだったが、いつも米国のプレッシャーと国内利権との板挟みになって呻いている。
コイズミや竹中の言動を見ていれば、米国、なかでもネオコンや軍拡派の意向がストレートにわかる。余計なことはせずに、日本はとっとと資産を米国に格安で売却しろ。残った国土は、核廃棄場にする。
そういうことだ。
だから、奴らは消費増税や日本での原発には賛成ではない。上記の方針の妨げになるならば、むしろ反対なのである。
原発が危ないから反対なのではなく、脱原発運動がおさまらないと核廃棄場が作れないから原発ゼロなのである。
もちろん原子力協定があり、2018年までは米国から日本に濃縮ウランを売りつけることになっている。
しかし、米国は今や濃縮ウランよりもシェールガスをバカみたいな高値で日本に売りつけた方がお得だ。
(シェールガス輸入の危うさを小見野さんという専門の技術者が丁寧に解説している→ LNG輸出が認可された理由 )
そして、契約済みの濃縮ウランは、日本からアジアに輸出する原発にセットすればいい。日本国内よりもよほど伸びがある。
そして、原発輸出には、もれなく「廃棄物引き取りサービス」が付いてくる。
世界の核廃棄場=JAPAN となる日は近い。
2020年のオリンピックは、せめて最後にひと花咲かせてやろう という同情のあらわれだ。
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さらにコイズミの「原発ゼロ」が恐ろしいのは、脱原発運動を根こそぎにする可能性が大きいと言うことだ。あきらかに、それを狙って仕掛けてきた。
もともと、警察車両でアナウンスを流してしまうような、敵と味方を峻別しない「脱原発」運動は、原発さえ止まれば他は何でもいい、となってしまう危うさを秘めていた。
もちろん、そんな人は一部なのだろうが、今回のコイズミ発言に対する反応を見ていると、私も信頼している人たちが、コロコロと騙されているのでかなり心配になっている。
これで、コイズミ親子が、安倍晋三をねじ伏せるようなパフォーマンスで「原発ゼロ」を実現したらどうなるだろう。
時代は進次郎 ってことになる。もうおわりだ。
と、このタイミングで、脱原発の旗手から脱皮して、秘密保護法とTPPで国民の中に飛び込んで行った山本太郎さんの直感は、本当にすばらしい。直感なのか、理論なのか、ブレーンがいるのかはわからないが、現在の政治家で彼ほどセンスのある人はいない。
かつてこのブログで、小沢一郎さんに全国キャラバンをやって欲しい、と書いたことがある。まさに、それを山本太郎さんは今やっている。小沢さんも、ぜひ続いてほしい。支持者はどこにいるのか。永田町でもなく赤坂でもなく、全国通津浦々にいる。
他の議員さんや元議員さんも、どんどん便乗して、太郎さんの全国キャラバンに合流してほしい。彼は、できるだけ多くの人に結集してもらいたくて、あえて「今はひとり」でやっている。その真意をくんで、どんどん厚かましく便乗してもらいたい。
脱原発から、反TPPへ、反秘密保護法へ、そして反集団的自衛権へ、要するに戦争反対へと昇華していくことが、日本の運動には求められている。
※このあたりの内容にクレームがあったので、最後に付記あり
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だからこその、10/13講演集会だ。
孫崎享さんと、糸数慶子さんの話を一度に聞けるなんて、なんてラッキーなんだ! と私自身が興奮していたけれども、その割に予約申込みは殺到 にはやや遠い状況だ。
「集団的自衛権の正体」
これは、日本の行く末を決める問題。
改憲など必要ない、集団的自衛権で充分に戦争はできる。
米国にすれば、そのほうが暴走しない忠実な傭兵になるので望ましい。
今年の12月からは自衛隊の護衛艦とP3Cが米第五艦隊に編入されてペルシャ湾に入ることが決まっている。
もはや臨戦状態と言っても大げさじゃないくらい、現場はどんどん進んでいる。
米国の要請があって安倍がゴーを出せば、すぐにでも戦争は始められる。
この緊迫状態は、汚染水垂れ流しに勝るとも劣らない、とんでもない状況にきている。
にもかかわらず、国民の意識はほよよ〜んと捕らえているようだ。
汚染水のことは深刻に考えて魚を買わなくなって人でも、集団的自衛権?北朝鮮のミサイルを撃ち落とすやつ?くらいの認識の人がけっこういるのではないか。
秘密保護法も、そもそもは集団的自衛権を行使して戦争をするための準備法案。
米国には知らせるけど、国民に知らせてはいけない という法律だ。
10/13(日)13:30 PLP会館(大阪扇町) 是非とも来て下さい。
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/
(クリックするとPDFのチラシデータが開きます)
申込みは info@mei-getsu.com まで名前と連絡先を
お待ちしています
※ この記事が、脱原発運動を「脱させる」ものだ、という意見があったので、追記しておく。
私は、それぞれの人がそれぞれのテーマでとり組んでいる運動には、まったく口をはさむつもりはない。
脱原発はもちろん、食品のこと、農林業のこと、私の知っている中でも色んな問題に、自分のライフワークとしてとり組んでいる人たちがいる。
その人たちに「そんなのやめて、今は戦争反対やりなさい」 と言うつもりでは全くない。そんな風に理解されるとは、思ってもみなかったが、私の書き方がよくなかったのだろう。
様々な問題にとり組んでいる人たちが、今、集団的自衛権が行使されようとしているこの時、声を合わせることはできないか。連携することはできないか。
そういう意味で、この記事は書いた。
さらに、脱原発運動を「脱させる」最大の脅威は、まさにコイズミ発言だということ。
どんな理由であれ原発がなくなることは良いことだと思うけれども、それがもしコイズミに主導されて実現した場合は、もれなくとんでもない付録が付いてくる。そのことに、警鐘を鳴らしたい。
理由はなんでもいいけれども、付録もなんでもいい とは言えないからだ。
もし仮に日本中の原発の廃炉が決まったとしても、自衛隊が中東侵略に出かけていった日には、貯まりに貯まった使用済み核燃料めがけてテロが決行されるかもしれない。そのリアリティはある。
テロはなくとも、アメリカをはじめ世界中の使用済み核燃料の捨て場になる可能性は、すこぶる高い。
こんな付録がくっついた原発ゼロは、やはり受け入れがたい。
そういうことです。あしからず
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