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JR北海道 レール異常放置のウラにドロドロの人事抗争
http://gendai.net/articles/view/syakai/144744
2013年9月25日 日刊ゲンダイ
JR北海道の相次ぐトラブルで野島誠社長(56)が集中砲火を浴びている。何しろ、報道陣から異常レールを放置していた原因を聞かれ、「補修を先延ばししているうちに失念した」と平然と答えるありさま。自身の進退についても「身を引くことは考えていない。先頭に立って体制の立て直しに取り組む」とまるで反省の色がないのだ。
さすがに菅官房長官も24日、「(異常を)分かっていて対処していないのは極めて悪質性がある。組織、体質的な問題もあるのではないか」と呆れた様子だった。
しかし、野島社長が簡単にケツをまくれるほどコトは単純ではない。JR北海道には、まさにドラマ「半沢直樹」を地で行くようなドロドロの派閥争いがあるのだ。
「同社のトップ人事は、小池明夫会長(67)派と、2年前に自殺した中島尚俊元社長(当時64)派とに色分けされます。もともと、小池氏と中島氏は東大同期で国鉄入社(69年)も同期の間柄。しかし、中島氏は石勝線の脱線炎上事故で内外から突き上げられ、石狩の海に身を投げた。その後、小池氏が社長に復帰しましたが、今年6月には死んだ中島氏に近いとされる野島氏が新社長に就任しました」(マスコミ関係者)
その「中島―野島」の背後にいるのが、JR北海道の“ドン”といわれる坂本真一相談役(73)だ。
<悲願達成のために人命軽視>
「坂本相談役は、自分と同じ技術畑の野島新社長を強烈に後押ししたともっぱら。坂本相談役には2つの夢があって、ひとつは吉永小百合の映画を北海道で撮ること。これは05年の『北の零年』に出資して実現しました。もうひとつは、北海道新幹線の誘致です」(同社関係者)
北海道新幹線は、40年前に整備計画が出来た旧国鉄の亡霊。2015年に開通する「新青森―新函館」だけで5500億円の予算が投じられ、さらに2035年をメドに1兆6700億円をかけて新函館から札幌まで延伸する計画だ。
だが、年商が約800億円しかなく、鉄道部門に限れば、335億円の赤字(13年3月期)のJR北海道にとって、「新幹線は身の丈に合っていない」と内部からも疑問の声が出ている。
「坂本相談役にとって、今ここで野島社長が辞任してしまうと、札幌延伸計画が頓挫する可能性が出てくる。それは札幌市の一部を地盤にする町村信孝元官房長官の意図するところでもない」(前出・マスコミ関係者)
人命を省みず、総額2兆円超の新幹線建設に突き進むとしたら、驚くべき厚顔無恥の連中としか言いようがない。
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