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「党員・サポーター票の大差の原因」(EJ第3638号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/375621760.html
2013年09月25日 Electronic Journal
2010年9月14日に行われた民主党代表選の結果は次のよ
うになっています。
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総得点 議員票 地方票 党員票
菅 直人 721 412 60 249
小沢一郎 491 400 40 51
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菅直人氏721点に対して小沢一郎氏491点ですから、数字
だけをみると、小沢氏の完敗です。しかし、議員票を見ていただ
きたいのです。「菅412対小沢400」──議員1人は2ポイ
ントになるので、実際の議員数では、菅氏に入れた議員は206
人、小沢氏には200人の議員が投票したのです。その差はたっ
たの6人です。
奇怪なのは、党員・サポーター票の「菅249対小沢51」で
す。これは大差です。小沢氏の街頭演説では各地で小沢コールが
巻き起こり、その盛り上がりはなかなかのものだったので、この
大差は容易には納得できないものがあります。
ところで、選挙の対象になった党員・サポーターの人数は34
万2493人であり、これに対して300ポイントを割り当てて
いるのです。300という数字は衆議院小選挙区の数であり、そ
れぞれの選挙区で得票1位の者を1ポイントとし、それを集計し
たものです。ということは菅氏は全国300の小選挙区のうち、
206ポイントを取ったことになるのです。実に68.6 %で菅
氏が圧勝しています。
実は、党員・サポーター票については、統計のしかたや集計の
方法には大きな疑惑があるのですが、これについては改めて述べ
ることにして、これほどの大差を生み出したとされる原因は、や
はり大メディアによる小沢バッシングにあります。
メディアは信じられないほど多い頻度で世論調査を行い、いか
に小沢氏が国民に期待されていないかを繰り返し強調する偏向報
道を行ったのです。元秘書3人が起訴され、小沢氏自身も検察審
査会で告発されていることを書き立てるなど、ほとんど常軌を逸
した小沢バッシングが執拗に繰り広げられたのです。
そして、選挙になると必ず行われるメディア主催の公開討論会
においては、いつもの大新聞社のお偉方のメンバーが小沢氏に対
してきわめて無礼な質問を行ったのです。これについては、植草
一秀氏の著書から引用します。
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橋本五郎氏(読売新聞)、倉重篤郎氏(毎日新聞)、星浩氏
(朝日新聞)、原田亮介氏(日本経済新聞)の四名が質問を行
ったが、とりわけ、橋本氏と倉重氏は、一介の新聞記者である
との身分もわきまえない、非礼極まる対応に終始した。
橋本氏は普天間問題について、小沢氏が沖縄県民と米国の両
者が納得できる案を得るために知恵を出すべきだと言ったこと
について、具体的腹案があるのかを詰問した。仮に腹案がある
にせよ、安易に公開できるはずもない。この回答に、橋本氏は
「皆県外だと受け止めてますよ」とぞんざいに対応した。「皆
そう受け止めている」ことを確認したわけでもないのに平気で
嘘をつく。(一部略)
朝日新聞の星浩氏は、不動産取得の収支報告書への記載問題
について、「虚偽記載額は計算にもよるが、18億に上るわけ
だが」と発言した。4億円の資金を2往復以上しなければ18
億円にはならない。内容を知りながら、内容を知らない国民に
虚偽の印象を植え付けるためにこのような表現を用いたことは
明白だ。この一言で、星浩氏はジャーナリストとして、また人
間としての信用を完全に失ったが、そこまでの偏向報道を展開
したのがメディアの現実だった。
──植草一秀著「日本の独立/主権者国民と『米・官・業・政
・電』利権複合体の死闘」/飛鳥新社刊
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小沢一郎という政治家は、自分にとってどんな不都合なことが
あっても、「絶対に言い訳はしない」のです。それどころか、自
分が悪者になって物事を解決することを何回もやっています。窮
地に追い込まれても辞任しない鳩山首相(当時)に対し、自分が
悪者になって幹事長を辞任し、鳩山氏を辞任させています。それ
は父親の言いつけを厳格に守っているからといわれます。
メディアは小沢氏が言い訳しないことを知っていて、あえて常
軌を逸したバッシングを平気で仕掛けています。もし、小沢氏が
名誉棄損などで新聞社を告訴したら、犯罪として成立することが
たくさんあると思いますが、絶対に告訴してこないと読んでいる
からこそ、小沢叩きをやめないのです。
この執拗な大メディアによる小沢バッシングは世間一般の小沢
評を大きく下げる効果を呼んでいます。しかし、そうであるから
といって、党員・サポーター票が「菅249対小沢51」になる
とはとても思えないのです。党員・サポーターが急激に増えたの
は、幹事長時代の小沢氏がそれに力を注いだからであり、党員・
サポーターに小沢支持者が大勢いたからです。
なぜ、大メディアがこれほどまで小沢氏に対して牙をむいて襲
いかかるのでしょうか。それは彼が真の改革政治家であり、やる
といったら必ずやる政治家だからです。なぜなら、小選挙区制度
をはじめとする数々の政治改革は、ことごとく小沢氏の手による
ものだからです。これは誰も否定ができない事実なのです。
自社さ政権ができて自民党が政権与党に復帰したとき、その中
心にいたのは竹下登氏です。しかし、小沢氏が率いる新進党には
公明党が解党して参加し、その支持母体の創価学会が支援するこ
とになって自民党は愕然とすることになります。
そのため竹下氏は「三宝会」なる組織を作り、小沢氏の動きを
牽制しようとしたのです。この組織がどのようなものかについて
はEJ第2756号をご覧ください。 http://bit.ly/d1L29v
─── [自民党でいいのか/60]
≪画像および関連情報≫
●「三宝会」とはどんな組織なのか
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「三宝会」は竹下元首相の指示で1996年につくられた秘
密組織で、新聞、テレビ、週刊誌、政治家、官僚、評論家が
集まり、自民党にとって最大の脅威である小沢一郎氏をメデ
ィアの力で抹殺する作戦が行われている。現在も存在し強力
な指導力は健在だが、日本の裏社会を操作するこの会の内容
は黒いベールに包まれている。その中心的存在は自民党であ
る事は言うまでもない。「三宝会」趣意書は次の通り。
激動する現代社会では、多角的で、迅速な情報の伝達が必
須要件とされております。これらの情報は、複雑多岐にわた
るマスメディアの発達によって、政治、文化、経済など、社
会のあらゆる分野から絶え間なく生み出されてきています。
こうした情報を逸早く正確にキャッチし、吸収、消化して、
行動の指針とするためには、それぞれの分野における人々が
己の属する世界のみに閉じこもり、それにとらわれることな
く、よりオープンに、立場を異にする各分野の仲間たちと円
滑な人間関係を築き上げていくことが求められます。そうす
ることによってはじめて、微視的ではない巨視的な判断と、
公正で客観的なものの考え方が得られるようになるのです。
この目的を果たすために、このたび親しい者同志が相語らっ
て、新聞、テレビ、雑誌など、マスコミの第一線で活躍して
いるジャーナリストを中心に、政、財界の関係者らが定期的
に集まり、情報交換を行ない、相互研鑽に励み、個々の資質
の練磨と向上をはかるべく、新しく一つの会を設立すること
に致しました。 (以下、名簿あり)http://bit.ly/1gNYbvx
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