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「陸山会事件のウラには米国がいる」(EJ第3637号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/375528434.html
2013年09月24日 Electronic Journal
2010年9月14日に行われた民主党の代表選──小沢一郎
氏にとって、首相になれるかどうかの2回目の挑戦だったといえ
ます。民主党政権時の代表選であり、勝てば首相に就任すること
になる天下分け目の決戦です。
菅首相(当時)としては、「しばらくおとなしくしてくれ」と
引導を渡した小沢氏がまさか代表選に出てくるとは思ってもいな
かったことでしょう。菅氏としては、参院選で勝利して代表選に
臨むつもりだったのですが、参院選で惨敗し、ねじれ状態を作っ
てしまったあとの代表選です。形勢はきわめて不利です。
この2010年の民主党代表選がもしフェアに行われたならば
間違いなく小沢氏が勝利し、総理大臣になっていたと思います。
しかし、この党内選挙では、小沢氏を落とすためにさまざまな力
が働いたのです。
それは検察だけでなく、最高裁まで巻き込み、記者クラブ全メ
ディアを総動員し、壮絶きわまる「オザワ・ネガティブ・キャン
ペーン」を展開して小沢氏を貶め、菅首相が勝利したのです。
このようにいうと、まさか「国家とイコールともいえる法務検
察がそこまでやるだろうか」という疑問を持つ人が少なくないと
思います。あまりにもやることが大胆過ぎるからです。私も最初
はそう思ったのです。
しかし、そこに米国の影があるとしたらどうでしょう。米国が
後ろ盾になっていると考えると、その大胆さが理解できると思い
ます。米国は「鳩山首相/小沢幹事長」の体制に不安感を持った
のです。もともと米国にとって民主党政権は歓迎できるものでは
ないのです。
しかし、小沢一郎という類まれな能力を持つ政治家の力によっ
て政権交代が実現してしまったのです。孫崎亨氏によると、小沢
氏は「最後の対米自主の政治家」であり、こんな人物を日本の首
相にしては米国の国益にとってマイナスである──米国がそう考
えても不思議はないのです。
そこで、米国は民主党の対米従属派の政治家を使って、鳩山政
権直後から小沢氏の行動を縛り、消費増税を仕掛けて小沢一派を
離党させ、野田首相にクーデター的解散を打たせることによって
自民党政権に戻したのです。その裏には一貫して米国の後押しが
あったと考えられます。
陸山会事件を追及する主役である東京地検特捜部は、実は米国
のいうことなら何でも聞く組織なのです。なぜなら、東京地検特
捜部は、1947年の米軍による占領時代に発足した「隠匿退蔵
物資事件捜査部」という組織がその前身だからです。
終戦のどさくさに紛れて、旧日本軍が貯蔵していた莫大な資材
──もともと日本のものである──がさまざまなかたちで隠匿さ
れ、横流しされ、行方不明になっていたのですが、それを探し出
してGHQに献上する機関が「隠匿退蔵物資事件捜査部」です。
したがって、東京地検特捜部は米国の命令なら何でも聞くので
す。ロッキード事件も完全に米国に操られて、やはり対米自立の
政治家である田中角栄元首相をはじめ、多くの政治家や事業家が
罪に問われ、失脚させられたのです。
私は現在次の本を読んでいます。作家は「亡国のイージス」の
福井晴敏氏で、終戦直後の隠匿物資である「М資金」のことを描
いているのです。映画化も決まっており、今年の10月19日に
ロードショウが行われます。
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福井晴敏著『人類資金』
講談社文庫刊
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このように、米国と東京地検特捜部はつながっているのです。
つまり、小沢氏に関する一連の事件には、そのバックには米国が
いると考えられるのです。法務検察の大胆さはこれが原因である
かもしれません。これについて、孫崎亨氏は著書で次のように述
べています。
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東京地検特捜部のエリートのなかには、アメリカと縁の深い人
物がいます。ロッキード事件でコーチャンに対する嘱託尋問を
担当した堀田力は、在米日本大使館の一等書記官として勤務し
ていた経験があります。また、西松建設事件・陸山会事件を担
当した佐久間達哉・東京地検特捜部長(当時)も同様に、在米
日本大使館の一等書記官として勤務しています。この佐久間部
長は、西松建設事件の捜査報告書で小沢の関与を疑わせる部分
にアンダーラインを引くなど大幅に加筆していたことが明らか
になり、問題になっています。この一連の小沢事件は、ほぼ確
実に首相になっていた政治家を、検察とマスコミが結託して激
しい攻撃を加えて失脚させた事件と言えます。(中略)アメリ
カにとっては、自主自立を目指す政治家は「日本にいらない」
のです。必要なのはしっぽを振って言いなりになる政治家だけ
です。小沢が陥れられた構図は、田中角栄のロッキード事件の
ときとまったく同じです。 ──孫崎亨著
「アメリカに潰された政治家たち」/小学館刊
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結果として小沢氏は、2010年9月14日の民主党代表選に
敗れたのです。しかし、この選挙には重大な不正があったといわ
れています。この選挙は首相を選ぶ選挙ですが、公職選挙法に基
づく選挙ではないので、不正は何でもありなのです。
植草一秀氏によると、この選挙では次の3つの不正が行われた
というのです。
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1.メディアが総力を上げて小沢攻撃を展開したこと
2.9月14日の検察審査会の議決が悪用されている
3.党員・サポーター投票が改ざんされた疑いがある
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─── [自民党でいいのか/59]
≪画像および関連情報≫
●達増拓也:民主党代表選で巻き起こった「オザワ現象」
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今回の民主党代表選で、多くの国民が、小沢一郎氏の演説や
討論の姿を直接あるいはテレビやインターネットで見聞きし
少なからず驚き、考えさせられた。その結果、小沢支持がか
つてないほど拡大・深化すると共に、マスコミ情報を鵜呑み
にしないで、自分で見聞きし自分で考え自分で判断する態度
が、国民に広がった。これを私は「オザワ現象」と呼んでい
る。脳科学者の茂木健一郎氏も、次のようにツイートしてい
る。「今回、お互いに連絡しあったわけでも、誰かが指示し
たわけでもなく、心ある人たちの間に小沢一郎さんを支援す
る動きが自然発生的に生まれたことは、近年の憲政史上、実
は画期的なことだったと思う。明らかに質的に違う何かが現
れた。その名前はまだない」。民主党代表選が始まる9月1
日以前から、ネット上では「政治とカネ」問題が虚構である
ことが様々に指摘されており、全国紙やテレビの異常な小沢
叩きが話題になっていた。マスコミ各社の世論調査の小沢・
菅支持率と、ネット調査のそれが、正反対であることも知ら
れていた。9月1日、小沢・菅両氏の共同記者会見生中継で
全国に衝撃が走った。二人の力量の差が、一目瞭然だったの
である。ツイッターにも「小沢一郎氏の圧勝だった。正直こ
こまで政治家としての資質に差があるとは思わなかった」。
「菅さんはネチネチと個人攻撃するけど、小沢さんはやらな
い。まさか品性の差が記者会見でここまではっきりするとは
思わなかった」といったツイートがあふれた。
http://bit.ly/91SNo6
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