http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/225.html
Tweet |
[暴政]続、エーお煎にキャラメル〜!/浪漫派風の放射能汚染ピック東京「イロニー(幻影)劇場」で安倍が取り戻しを謀る軍国ファシズム
[副題]続、そもそも“正統保守とは何か?”を日本国民が真剣に考えていないことが、ブラック擬装極右派の安倍らを此処までのさばらせた諸悪の根源ではないか?
<注記1>お手数ですが、当記事の画像は下記URLで御覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130924
<注記2>当記事の前編[エーお煎にキャラメル〜!/浪漫派風の放射能汚染ピック東京「イロニー(幻影)劇場」で安倍が取り戻しを謀る軍国ファシズム]は、コチラで御覧ください。 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130923
(続編プロローグ/前編より部分再掲) SPDとの大連立交渉の難航は予想されるものの“独の左右大連立”で「正統保守・脱原発・EU改革」へ向かう欧州、アベ擬装極右暴走で「原発型“幻影ウソ政治”」へ直走る日本!
【中道右派与党、第1党維持=メルケル首相3選へ−大連立政権か 9月22日投票 保守系与党(『脱原発』を決めたメルケル政権与党、CDU・CSU/但し、ドイツの政治では、EUの“より良い進(深)化”のためにも一定の“反EU・極右派”等への対応も視野に入っているはずだ!←toxandoria、補足)が第1党の勢い(半数に迫った) ドイツ総選挙】
・・・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が第1党を維持、メルケル首相が3選される見通し。CDU・CSUと中道左派の最大野党、社会民主党(SPD)による大連立政権が4年ぶりに復活する可能性も出てきた。<SPDが政権に復帰すれば、欧州債務危機国への支援が進むとの見方>もある。時事 http://urx.nu/5akq
・・・SPDとの大連立交渉の難航は予想されるものの“独の左右大連立”で正統保守・脱原発・EU改革へ向かう欧州、アベ擬装極右暴走で原発型幻影ウソ政治へ直走る日本! ⇒ メルケル独首相、与党過半数届かずSPDと大連立か 、議席獲得は同盟、SPD、左派党、緑の党の4党のみ 朝日 http://t.asahi.com/ck98 <注記>画像は、http://t.asahi.com/ck98 より転載。
3 日本浪漫派風の放射能汚染「東京五輪イロニー(幻影)劇場」/太平洋戦争を煽り現実逃避(イロニー)へ国民を誘い、その惨禍を賛美した日本浪漫派なる悪の華(Les Fleurs du mal)のデジャヴ(既視感)
(イカサマ保守たる偽装極右派・安倍政権の狙いはズバリ『集団的自衛権 ⇒ 憲法改正(9条放棄)⇒戦前型ファシズム国防軍&徴兵制の実現』の流れを創ること)
・・・以下■1〜■3は、関連情報の引用・転載・・・
■1 集団的自衛権、米「歓迎」も本音は複雑 中韓との摩擦懸念2013/9/15 22:30 日本経済新聞、http://urx.nu/57yh
■2 国際政治の変化についていけない日本 [慶大教授 金子勝の天下の逆襲] (日刊ゲンダイ2013/9/17)http://urx.nu/57ye
・・・前、省略・・・その米国自身も、20日前(シリアの化学兵器を国際管理下に置いて廃棄するというロシアの提案の)には、国連で対立することの多い中国と軍事共同訓練を行っている。しかも、米国の戦艦に中国のヘリが着陸するなど、緊密さの度合いを強めている。イラク戦争に失敗した米国は、中国との戦闘になったら、コストがあまりに高いことを自覚しているのだ。
ところが、「安倍首相を筆頭に、復古主義的なナショナリズムをあおり、集団的自衛権を主張する日本の政治家たち」は、国際政治の変化を理解していない。集団的自衛権を行使するというが、一体どの国が、どの国を攻め、どの国と組むことを想定しているのか。まさか、米国が中国とコトを構えるとでも考えているのだろうか。
もし米国がシリア攻撃を単独で強行していたら、国際社会で力を完全に失っただろう。なのに、安倍首相はイラク戦争時と同じく、すぐさま米国を支持した。安倍首相は集団的自衛権の行使を訴えている。米国がシリアを攻撃したら、米国のために自衛隊を戦地に派遣し、それを集団的自衛権の名の下に正当化するつもりだったのだろうか。安倍政権は、イラク戦争の失敗から何も学んでいない。
いち早く米国を支持した安倍首相の発言は、「汚染水は完全にコントロールされている」という発言と同じくらい内向きで、世界(世界各国の国民意識の変化←toxandoria 、補足)の厳しい目を無視している(以上、■2より転載)。
■3 安倍政権なるタカ派の平和ボケ(2)(問う 集団的自衛権)タカ派の平和ぼけ、危険 軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏 朝日 2013年9月14日 http://urx.nu/566u
・・・今の米国の国家目標は財政再建と輸出倍増。そのため、巨大市場・中国の抱き込みに努力中。この環境下での集団的自衛権の行使容認は中国の猜疑心を招く。もはや、米国にとり集団的自衛権は無意味で、喩えれば、今の日本は「泳ぎの遅い水泳選手が一人だけ反対方向へ向かう」ようなものだ。
・・・安倍総理は安全保障環境の悪化を指摘するが、冷戦時代のソ連の脅威に比べればまし。北朝鮮が核を使う確率は低い。北朝鮮が自ら核を使えば米韓などの反撃で潰されるので、一応、抑止は効いている。
・・・中国が「尖閣諸島の領有権を主張しながらも『棚上げでいい』というのは、日本の実効支配を認めていることに等しい。互恵関係回復の落としどころだ。安倍総理は、中国包囲網づくりを急ぐが、米・韓・豪は加わらず、成功しないだろう。
・・・敵になりそうな相手は、なんとか中立にすることが大切で、あえて敵をつくるのは愚の骨頂である。「タカ派の平和ボケ」ほど怖いものはない(以上、■3より転載)。
(太平洋戦争を煽り現実逃避(イロニー)へ国民を誘い、国民の惨禍を賛美した日本浪漫派なる悪の華(Les Fleurs du mal))
Sarah Brightman -Fleurs du mal
イロニー(irony/アイロニーとも表記)はiron(鉄、鉄のように冷たいもの)の派生語であり、辞書的な観点からすればそれは極めて多義的な用語である。が、それらを敢えて集約すれば下◆のように表すことができよう。要は、哲学・文学・芸術一般、および社会・政治・経済など「あらゆる文化現象にかかわる表象記号(言語・画像・各種パフォーマンスなど)を目前のリアルな人間の実存にかかわる真実・真理から切り離して狡猾に利用する、鉄のように冷たく、いわば一種のマゾヒスティックな残酷趣味をすら忍ばせた、傍観者的で無責任で怜悧なスタンス」である。
◆「冷笑、反語、逆説、裏腹な下心などを秘めた幻影師・手品師あるいは錬金術師の如き巧みなレトリック(修辞法)を駆使して純朴な読者や一般大衆を手玉にとる」、そして「自らは感情移入せずに読み手や鑑賞者を現実逃避型のイベント、例えば渦中の『東京オリンピック2020』)などの如き一種の『幻影劇場』へ誘いつつ、別の隠された目的のためにそれを利用する」こと。
ごく新しい具体的用例としては、社会学者・大澤真幸の「アイロニカルな没入」(著書『不可能性の時代』岩波新書)がある。これは“それが無根拠であることを知りつつも、敢えて特定の価値観、あるいは物語やゲーム等の世界へ全人格的にコミットし没入するオタク的態度”を指したものであり、それは現代人の二律背反傾向を示したものとされるが、これも「感情移入しない自己」と「敢えて感情移入して、もう一人の自己に利用される自己(他者化され利用される自己)」の意識的分断・分裂という意味からすれば、同じような意味でのironyの使い方である。
以下では、「天皇制と素朴な多数派国民層」の狡猾な利用という意味で<悪辣な野望=多数派国民層へ「神聖な破廉恥と奴隷の思想」の取り戻しを押し付けようとする意思>を秘めるが故に、その「正統保守ならぬ偽装極右派」としての悪辣さの度合いを益々深めつつある安倍政権の「イカサマ師的、幻影師的、手品師的、錬金術師的」な性格を抉る目的で、政治学者・橋川文三(1922-1983/政治学者・思想家)による『日本浪漫派批判』の用例を取り上げることとする。
三島由紀夫と同じ性質の愛国を感じながらも(橋川によれば、三島と同じ戦前・戦中期の愛国ナショナリズムに“いかれ”ていた)、橋川文三は、正しいと教えられ今まで信じてきた己自身の出発点へ引き返す道(“生きねば”の決意)を選んだが、この点は、「内面化された戦前の天皇現人神の物語」を、いわば「アナクロニズム重傷者の凶器」を背負ったまま前に進み、己の過去の誤りを絶対に認めぬままで戦後の生活プロセスを歩むこととなり遂には自決という“死なねば”の悲劇に至った三島由紀夫の対極にある精神環境だと思われる。
かくして橋川文三は、戦前の誤りに“いかれ”た己の内面の傷がもたらすトラウマと闘いながらも、軍部独裁と戦争という政治的極限形態の過酷さ、あるいは一切の批判的言説から逃避したとされる保田与重郎(1910 – 1981/文芸評論家、『日本浪漫派』創刊同人、大東亜戦争・戦線の拡大扇動の論陣を張ったとされる)が代表する戦前・戦中期の日本浪漫派が抱えた“奴隷の思想”問題(現代日本における約5千万人の国政選挙・棄権(傍観)常習者層の問題に重なる)の解明に成功して、新たな「愛国の形」(世界の人々と共に“生きねば”という“グローバル世界にも通用する“正統保守の復権”の可能性)を示すことに成功したと見なすことができる(委細はコチラを参照乞う ⇒ http://urx.nu/55ND )。
橋川文三がいう、「神聖な破廉恥」なるコトバには、実は二つの意味があると考えられる。その一つは、保田与重郎が代表する戦中期における日本浪漫派の“奴隷の思想”(己が権力の道具化することに自己満足する卑屈な心情)に“いかれ”て「侵略戦争」賛美のイロニー(現実逃避)へ没入した多数派の国民層の存在である。もう一つは、そのような構造に多数派の国民層が嵌り易いことを十分承知のうえで、「彼らを煽るだけ煽りまくった軍部・ジャーナリズム・知識人らと、その軍国主義にかぶれた明治期以来の“君側の奸”の伝統を誇る政治権力者」たちの意味である。
橋川によれば、ファシズム化した軍部独裁政権に制圧された戦前〜戦中期には、日本浪漫派の代表たる保田与重郎は“一般国民層を煽るだけ煽りまくった”典型となる訳だが、小林秀雄・亀井勝一郎・藤原定らマルクス主義とのルースな接触者らを含む殆どの知識指導層も「エスノセントリズム(民族愛国主義)的な夢想と純粋日本文化のユートピア的理想」へと逃避(政治や国際情勢などについての冷静な分析に無関心な現実逃避という意味でイロニー化)するに至り、万世一系の現人神天皇の国における「神聖な破廉恥」とでも言うべき「民族主義的耽溺」と「奴隷の思想」の流れに身を任せて(軍国ファシズム権力の言いなりになって)いたとされる。
そして、「西欧の宗教」に相当するのが「日本における美」であったとする相対的視点で世界文化と比較文明批評に取り組んだ加藤周一のように、自らの精神的パースペクティブを戦前・戦中・戦後を通して首尾一貫させた事例はごく少数派であったとされるが、そのような戦前〜戦中の状況下で、片や、保田与重郎は一切の「時務情勢論(内外の政治情勢に関わる客観的論評の開陳)」は拒否しつつ、侵略戦争とエスノセントリズム(民族愛国主義)的夢想および純粋日本文化のユートピア的理想を賛美し、軍国ファシズムを扇動する言論活動に熱中したとされる。
また、橋川によれば、本居宣長の「このみち(神の道)/自然もしくは神に関する観念構造」の思想にも一種のイロニー(日本を客観的に見ることからの現実逃避)の意味がある。そこで、宣長は「漢心(からごころ)」たる朱子学的合理主義と老荘的自然主義、および古神道におけるそれらの折衷理念を一切否定して、究極的な「自然の理」の自己実現の代わりに「森羅万象(生物および死物)」たる個々のものを超越的に「取り扱う」神々の実存がそのまま此の世界過程の実存になるとしており、この考え方こそ「人間的自然と自然的自然の未分離を前提とする天壌(天地)無窮の天皇現人神論(不可抗力で特異な、現人神天皇による神政政治のイメージ)の胎盤」になったと考えられる。
因みに、古事記の研究で「世界に冠たる万世一系の天皇現人神論」を完成したとされる本居宣長であるが、それ以降の古事記・日本書紀研究、日本の古代社会における「出挙(すいこ)」等の財政管理制度あるいは文字文化(漢字)受容史の研究成果(木簡等についての考古学的アプローチ/Ex. 三上喜孝著『日本古代の文字と地方社会』(吉川弘文館))などに加えて、古事記の記述内容のおよそ1/2程度が出雲関係の内容となっていることなど、日本海文化圏、東アジア文化圏における古代日本についての新たな知見が急速に深まりつつある。
このため、ヤマト文化圏に先行する日本海文化圏(越国(こしのくに)・出雲・九州・朝鮮・中国(江南)、太平洋諸島辺りまでが視野に入る)の想定、および、よりグローバルな東アジア文化圏におけるアマテラス神(および、これに先行するホアカリノミコト、アメノヒボコなど)と宇佐神宮・伊勢神宮の関係などからの新たな歴史・文化研究の必要性が高まりつつある。が、この点について触れることは又の機会としたい。
ともかくも、ここで連想されるのが、カール・シュミット(Carl Schmitt/1888年- 1985/ドイツの法学者/第一次大戦後のワイマール政権下で議会制民主主義、自由民主主義の限界を批判し、1933年以降はナチスの法学理論を支えた/しかし、今も、その博覧強記で深遠・苛烈な法理論については、シュミットについて遍く広がる誤解の解消ということも含めて、多様な角度からの研究が進んでいる)がロマン主義的保守思想の特質として指摘した「万有在神論(パネンタイスム/panentheism/神(絶対者)は超越と内在を兼ね備えているという考え方/“自然科学(量子力学)における観察するものと観察されるものの場の統一”に近い観念←toxandoria、補足)」であることを橋川文三は指摘する。
(『“カールシュミットと本居宣長”的な超然・超法規的権力』の意味を誤解している安倍・軍国ファシズム政権)
従って、ここからはtoxandoriaの勝手な想像であるが、おそらく、<世界に冠たる万世一系の「天皇現人神論」の胎盤となった本居宣長の「このみち(神の道)」>と<カール・シュミットがロマン主義的保守思想のイロニー(現実逃避)的特質として指摘した「万有在神論」>の二種の考え方は、殆ど同質・同次元の神学的・哲学的・美学的・政治学的・法学的レベルの、言い換えれば、ある種の非常に苛烈な実存的観念の次元に到達していたのではないか、と思われる。
つまり、おそらく其処に出現するのは<市場原理主義による弱肉強食の世界など足元にも及ばぬほどの地獄的臨界状態の世界>という意味での苛烈さではないかと考えられる。そして、そこからは、例えば、いつ収束するか果てが知れぬ「福島第一原発メルトダウン事故現場の更なる煉獄化」、「安倍政権が謀る二大国策の融合化、つまり原発推進と軍神靖国信仰の合祀の挙句に出現する“超々リスクに取り憑かれ国策地獄化”した日本」あるいは「安倍政権が必至で実現を謀る集団的自衛権がもたらす、過酷な徴兵とリアル戦場が常在化する傭兵国家・日本」などが想起される。
それは、たまたまの結果論に過ぎないという余地は残るものの、本居宣長が確立した世界に冠たる万世一系の「天皇現人神論」とカール・シュミットがドイツ・ロマン主義的保守の特質として指摘した「万有在神論/panentheism」が、あのドイツと日本のファシズム政権の産婆役的な役割をそれぞれ背負わされという歴史的事実を、単なる偶然の悪戯だとして見過ごすわけには行かないのではないか、と思われるからだ。
ただ、「友―敵関係(一種の選民アリストクラシー的友愛論/ポーランド・シュタフタ貴族主義の対極)」を原理とするカール・シュミット流の性悪説(≒ホッブスの万人闘争説)と本居宣長とでは、その美学的原点が異なることも視野に入れておかなければならないと思われる。つまり、“大地のノモス(規律)”型の法観念に基づく生態学的・地政学的「レジリエンス(resilience/内生的復元・再生・復活力)を想定するカール・シュミット(究極的に、ナチズムとこの点が異なったと見るべきかも?)に対し、本居宣長は、あくまでも「超観念的美意識」という意味での「万有在神論(panentheism)」にこだわったといえよう。
そして、カール・シュミットと本居宣長が、一種の極限状況として構想する<政治の地獄化=地獄的臨界世界>のリアル化(強権行使による現実化、安倍晋三が言う戦前型日本を取り戻すこと)に<異様に熱心な現代日本の擬装極右派関係者、そのことについて殆ど無批判な主要マスメディア関係者>らは、おそらく、その極限状況の一局面と見ることが可能な「フクシマの原発臨界事故や汚染水漏れの過酷な現場」、あるいは「9条放棄と集団的自衛権行使による苛烈な戦闘場面の常在体制」が目前に出現した場合、その阿鼻叫喚のリアル戦場等から真っ先に逃げ出すような類の極めて臆病な、その意味で微塵の「愛国の勇気」をも持ち合わせぬ、気弱で卑怯な輩であることを忘れてはならないだろう。
ともかくも、橋川文三は以下の様な記述で「日本浪漫派批判」を締めくくっている。
・・・前、略・・・このような精神構造においては、「永遠に昨日なるもの、われらを引き行く」という断念(諦観)が人生論の核心をなすことになる。こうして、絶対に変更することのできない現実−歴史−美の一体化観念が、耽美的現実主義の聖三位一体を形成する。保田与重郎や小林秀雄が、「戦争イデオローグ」としてもっとも成功することができたのは、戦争という政治的極限形態の過酷(と苛烈←toxandoria補足)に対して、日本の伝統思想のうち、唯一、上述の意味での「保田与重郎的な陶酔的(←toxandoria補足)美意識」のみがこれを耐え忍ぶことを可能ならしめたからである。いかなる現実(苛烈な←toxandoria補足)もそれが「昨日」となり「思い出(の過去←toxandoria補足)」となるときは(あまりにも←toxandoria補足)美しい。・・・途中、略・・・いわば、人間にとって耐え難い時代を生きるもののために、あたかも殉教者の力に類推し得るものとして、現実と歴史を成立せしめる根源的実在としての「美」を説いたわけである。彼(保田与重郎)の「国粋主義」が、「ウルトラ・ナショナリズム」というよりも、むしろ「耽美的パトリオティズム」と呼ぶにふさわしいのは、そのためである。しかし、また、その「美」が、一種の根源的実在として提示されたものである限り、それが現在もなお、ある隠された原理(=安倍晋三、日本会議、神道政治連盟議員懇談会(安倍晋三・会長/全国会議員の約1/3・202名が参加)、国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)ら擬装極右派がひた隠す原理←toxandoria補足)として作用していることは否定できないのである。
・・・
実は、ここで橋川文三が見事に抉ってみせた「戦争の過酷が常在する政治的極限形態を支えるための国粋主義」なるものは、戦前・戦中期の日本(日本国民の殆ど)が嵌っていた「極右派(軍国ファシズム)/近世日本の伝統テロリズム論(本居宣長の誤解による!)」思想の骨髄(本質)であるといえよう。
<注記>本居宣長の誤解について
・・・これが意味するのは、「本居宣長が完成させた「他国に優越する現人神たる天皇を世界万国の宗主と見立てる万世一系の皇国史観および国家神道論/「記紀が指し示す遠い過去の古伝説の中にのみ日本の最高の歴史的真理がある(追憶のカルト)は決定的誤り」であったが、だからといって、「もののあはれ」の日本美学を確立した本居宣長の業績が全否定されるものではない、ということ。委細は、下記◆を参照乞う。
◆日本会議、安倍晋三ら偽装極右一派の詭弁型妄想、「戦前の日本(現人神たる天皇が統治する)を取り戻す」の根にあるのは「本居宣長の決定的な誤解」であり、同時に「その誤解の放置」は宣長の業績への冒涜でもある、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130822
◆天皇をあざとく利用する明治維新期型『君側の奸』方式の皇国日本の取り戻しを謀る安倍晋三首相の歴史認識を巡る一連のアナクロ発言”が<イスラム原理主義テロリストのそれ>と重なって見え始めた理由、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130507
・・・
「フクシマの悲劇」を経験し、その何時果てるかも知れぬ「フクシマの更に苛烈化し得る超リスク状況(福島第一原発過酷事故の更なる過酷化傾向)」を抱える日本が、愚かにも、まるで屋上屋を重ねるかのように更なる「戦争常在型の苛烈な現実(例えば、集団的自衛権、秘密保全法、TPPなど)」を呼び寄せて国家滅亡への道を只管歩むことになるとしても、それが国民総意の下で行われるのであれば、それはそれなりの宿命として受け入れる他はないのかもしれない。
しかし、現在の「アベノミク現象」ないし「日本浪漫派風の放射能汚染「東京五輪」イロニー(幻影)劇場」なるものが、実は、そのように純粋な意味での国粋主義(幕末期以前の国学的極右派)でも正統保守主義でもなく、明治期以降の「君側の奸(本居宣長の天皇現人神論の作為的利用で日本支配を謀ってきた実効支配層)」の伝統を引き継ぐ勢力による邪悪な謀(はかりごと)である可能性が非常に高いという、ただその一点にこそ、現下における日本の悲劇的問題の核心があるのだ。
そして、安倍晋三を代表とする、その擬装極右派の具体的ターゲットが「現代日本における約5千万人の国政選挙・棄権(傍観)常習者層」であることは明らかであり、哀れな子羊の如き彼らはメディア・コントロールなどを駆使した、これら実効権力・実効支配層側(当然、今は原子村・大労働貴族組合ら特権利益層とも深く癒着し、野合している)からの激烈なプロパガンダの嵐に、日々、曝され続けている。これこそが、安倍晋三らを、「正統保守」ならず「戦前日本の取戻しを騙る偽装極右派」と呼び、厳しく批判すべき理由である。従って、これまで見てきたとおりのことであるが、あるいは遅きに失したかもしれぬが・・・、今こそ、“正統保守とは何か?”を真剣に考えるべき時なのである。
(関連情報)
【イカサマ正統保守たる偽装極右派・安倍政権の狙いはズバリ『集団的自衛権 ⇒ 憲法改正(9条放棄)⇒戦前型国防軍・徴兵制の実現』の流れを創ること、つまり「特定秘密保護法」案における「知る権利」「報道の自由」などの明記は、「アベ・フクシマ汚染水完全コントロール」と同じく言葉だけの目眩まし(戦前〜戦中と同じレトリックによる戦争賛美(イロニー))戦術であり、「まず国民皆兵化&戦争ありき」の安倍らアナクロ偽装極右派(追憶のカルト派)の好戦的・国民弾圧的な本質・本性は変わらず!しかも、イザ戦争となれば真っ先にリアル戦場から逃げ出し、遁走するのが気弱で脆弱なイカサマ保守の安倍ら偽装極右派であることを見据えよ!】 ⇒ 特定秘密保護法案:「知る権利」明記を検討 政府、http://urx.nu/57yk <注記>右の画像は、http://urx.nu/57yo より転載。
・・・以下、記事内容の転載/毎日新聞 2013年09月17日・・・
政府は17日、機密情報を漏えいした公務員らの罰則を強化する特定秘密保護法案に、国民の「知る権利」や報道の自由の尊重を明記する方針を固めた。同日開かれた公明党プロジェクトチーム(PT、大口善徳座長)の要望を踏まえた。政府は知る権利に配慮し、「国民の基本的人権を侵害してはならない」との規定を盛り込む方針だったが、より具体的な表現で明示する。
特定秘密保護法案は機密性の高い外交や防衛などの特定秘密を漏えいしたり、不正入手した場合、最高で懲役10年を科す。政府は10月15日召集予定の臨時国会に法案を提出し、外交・防衛の司令塔と位置づける国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案との同時成立を目指している。安倍晋三首相は17日の閣議で、秘密保護法案の担当相に弁護士でもある森雅子少子化担当相を指名した。
一方、公明党PTで出席議員は「知る権利や報道の自由を条文に明記すべきだ」と要望。法案を断に委ねる特定秘密の指定について「判断基準を作り、恣意(しい)的にならない仕組みを作りたい」と説明した。【福岡静哉】
・・・
【この<人倫にもとる劇薬的大矛盾の幻影劇場ニッポン>に平然とするアベも、イノセも、過半の傍観者然とする日本国民(特に、正統保守と偽装極右派の見分けがつかぬ“国政選挙での棄権常習者層”約5千万人)も“半沢直樹”的に見れば矢張りオカシイぞ!】<注記>二枚目の参考画像、「不可解な日本の闇???」はネットサーフィン(週刊ポスト記事の転写、情報源、http://urx.nu/59Q9 )より転載。
⇒ 風知草:<油断すれば倍返し>=山田孝男、汚染水の後始末を被災地に押しつけ、首都圏は五輪ビジネスの皮算用−−という不公平に鈍感では、2020年東京五輪の成功など望むべくもない。東電は最低でも5兆円。底知れぬ負債がある、間に合わせの仕組みがついに破綻しかけている。】毎日 http://urx.nu/56PG <注記>画像は、http://urx.nu/56PL より転載。
・・・以下、記事内容の転載/毎日新聞 2013年09月16日(東京朝刊)・・・
汚染水はコントロールされていない。首相の「アンダー・コントロール」は、どう見ても無理がある。だが、その無理のおかげで東京オリンピックがやってくる。この苦みを、電力の大消費地こそかみしめなければなるまい。
汚染水の後始末を被災地に押しつけ、首都圏は五輪ビジネスの皮算用−−という不公平に鈍感では、2020年東京五輪の成功など望むべくもない。たかだか470億円の国家予算投入で「国が前面に出」たとは言えない。将来にわたる東京電力の潜在的負債は15兆円から20兆円と見込まれている。
民間企業の手に負えるレベルを超えている。そうと知りつつ国が前に出なかったのは、「事故の賠償責任は電力会社にある」という無理なタテマエに縛られてきたからである。その結果、巨大なモラルハザード(無責任状態)が生じた。放射能除染が典型だ。除染は法律で国の義務になった。
ところが、同じ法律に「請求、求償があれば、費用は電力会社が支払うよう努める」と書いてある。これで、東電にツケを回して行政が除染を乱発する流れができた。除染作業員は危険手当がもらえる。下請けの人気が高い。ピンハネを狙って暴力団も介入した。
賠償、除染、廃炉、汚染水。どこまで続くぬかるみぞ。支払い完了の見通しなく、作業員は疲労困憊(こんぱい)、意気阻喪。東電幹部は「無間(むげん)地獄です」と慨嘆だ。極悪人が落ちる、果てしなき最悪の地獄である。
「東電も日本航空のように破綻処理すべきだ。東電の経営責任とメガバンクの貸手責任、行政責任を明確にするのが先」という批判は正論である。ただ、必要な公的資金のケタが違う。日航の3500億円に対し、東電は最低でも5兆円。底知れぬ負債がある。しかも事故制圧のための要員、ノウハウ、システムを東電以外で調達することは難しい。
事故以来、東電を生かさず殺さず、国がカネを出すとも出さぬともつかぬ中間策で2年半過ぎた。この選択は急場しのぎだった。間に合わせの仕組みがついに破綻しかけている。原発事故が民間の手に負えないということは、日本が原発開発に着手した半世紀前から分かっていた。アメリカをはじめ、先進諸国では、「万一の場合は国家補償」が常識だ。
日本もそれでいくはずだったが、大蔵省(現・財務省)が反対し、電力会社の負担に修正した。
国が前面に出るとはどういうことか。まずは、原発が制御できていない現実を認めることだろう。原発制御になお膨大なカネがかかる実情を、国民に率直に伝えるべきである。
[エピローグ] Open your eyes! アナの使い方を間違うな! 鼻の穴ならぬ目の穴(目ん玉)を大きくオッピロ(押し広げ)げ、麗しい幻影よりも先ず目前の過酷な現実を直視せよ! 安倍政権の「深化する?アングラorファッショ政府化」と「そのブラッキー背後霊の闇のアナ」は限りなく黒ずみ奥が深いようだぜい、アラ・カルト?
・・・【「解雇しやすい特区」検討 秋の臨時国会に法案提出へ 朝日 http://urx.nu/59Li 】ココまで来れば奴隷労働はもとより、人身売買でも、人肉売買でも、臓器売買でも、その他 何でもアリの<安倍「ブラッキー・ファッショ政府」による“狂気の沙汰”特区オンパレード・日本!>ではないか?それに、毎日ヒル酒OK特区、コソ泥特区、強盗特区、痴漢OK特区、どんどん放射能漏れ放題特区、原発臨界事故可能特区、全家庭小型ホーム原子炉義務化特区、無免許&酔っ払い運転OK特区、朝からカジノ&マネーロンダリングOK特区、何時でも何処でも自在にラリラリ特区etcも時間の問題なんでしょうねwww
【安倍総理が「フクシマ汚染水完全コントロール」を執拗に繰り返す本命の狙い(魂胆)は、東京オリンピックよりもコチラ(全家庭向け「日米合作の小型ホーム原子炉」)!orこれゾ原子村の最後っ屁(ハッタリ)鴨神社?(苦w)】
「モンゴル国におけるウラン開発、原発建設、使用済み核燃料問題」・・・市場経済移行後のモンゴル政府は、地下資源開発の国際化政策として、特にウラン鉱業の戦略的展開を図っている、そこに日米(原子村式集団的共同既得権益確保体制)が目をつけ、ウラン輸入‐原発輸出(および日米における全家庭向けの「小型ホーム原子炉」開発・販売の促進←只野親父、補足)とモンゴルに核廃棄物処理場をつくらせることをセットにした取引が行われようとしている!・日本科学者会議レポート
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=441240065993288&set=a.110630322387599.11985.100003218947947&type=1
【JR東海がリニアのために原発を稼働させるべきと公に明言したことはないが、リニアと原発の関係は否定できない/リニア、新幹線、企業系は原発再稼働・新設で、家庭用は「小型ホーム原子炉」での棲み分けが安倍政権&原子村のネクスト・・・か?】リニアモーターカーの稼働には原発3〜5基分の電力が必要!!
http://news.livedoor.com/article/detail/6626117/?_from=tw
【バックナンバー】やはりコレは、冗談でなくマジで日本中の全家庭へ「小型原発」を普及させるプラン(米原子村・米エネルギー省(オバマ&モニズ) → 日本原子村 → 安倍)の伏線があったのではないか?
⇔ 原発新設ストップ「見直したい」…安倍自民総裁 /自民党の安倍総裁は2012年12月21日、山口市で記者会見し、原子力発電所の新設について、「民主党が決めたことは決めたこととして、 もう一度見直していきたい」と述べ、原発新設を認めないとした、民主党政権の方針を再検討する考えを示した。 自民党は衆院選の政権公約で「10年以内に、将来にわたって持続可能な電源構成のベストミックス(新型(小型?)原発の開発も視野に?)を確立する」としている。http://blog.livedoor.jp/muchio68/archives/21477671.html
⇔ 山本一太科学技術担当相は、ウィーンで米エネルギー省のモニズ長官と会談し、汚染水の影響が港湾内の0・3平方キロの範囲内にとどまっているとまた説明している。嘘の上塗りが続いているが、やがて真実は次第に海外にも伝わる。国際信用問題です。http://urx.nu/57y0 金子勝 @masaru_kaneko via web2013.09.17 03:02只のオッサン(脱原発への急転向者)さん他、331人がリツイート
⇔ オバマ政権(米原子村から巨額ロビー・マネーの恩恵を受ける)のモニズ米エネルギー省長官(2013年5月〜)はバリバリの米原子村の村民! ⇒『地球温暖化リスクと原発リスク/フクシマの教訓と<新小型原子炉/日本では東芝が先行?>のポテンシャル』、http://urx.nu/58s2 只のオッサン(脱原発への急転向者)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。