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2013年09月22日
「驚くべき発言が国のトップから発せられました!」。 こういう書き出しで始まる「驚くべき記事」を、9月20日の夕刊フジの株式市場欄「天海源一郎の木曜は株式フジ」のなかで見つけた。すなわち9月17日に外資系証券会社の講演会が開かれたという。 出席者の大半が内外機関投資家であるという講演会で安倍首相が次のようなメッセージを寄せたというのだ。 「今の日本は買いだ」、 「投資は他人より半歩先んじることだ」 と。
一国の首相が株屋もどきのこのような発言を行なっていたというのに何故大手メディアの経済記者は書かないのか。そう思っていたらきょう9月22日の紙面で天下の経済紙である日経新聞が書いた。「日曜に考える 羅針盤」というコラムで梶原誠編集委員が要旨次のように書いている。
すなわち、安倍首相の講演は先週、メリルリンチ日本証券部が都内で開いた投資家向けの講演会であったという。その講演会に出席していた米国の投資家が「アベさんの話を今度はニューヨークで聞くのが楽しみだ」と筆者に打ち明けていたという。 安倍首相は国連総会出席のため来週ニューヨークへ行く。そこでまたアベノミックスについて何か話すということだ。さらにまた安倍首相は今年の5月に首相官邸に米大手投資会社カーライル・グループのトップを読んで彼の話に耳を傾けていたという。 6月にはロンドンの金融街シティーでやはり市場関係者向けに円高是正や法人税減税について宣伝していたという。 これを要するに、安倍首相は株式相場と政権浮揚をインサイダーもどき手を使って明確に関連付けていたということだ。
私が驚いたのはこのような話を紹介している梶原編集委員の書きぶりである。 投機マネーを煽るような首相の市場介入発言をいましめるどころか、投資家の期待にアベノミックスで応えよと応援するかのごとくだ。 結局世の中は金が儲かればすべてよし、ということである。 ここまで米金融資本主義と親和的な政権がかつてあっただろうか。 それを大っぴらに認めるような風潮がかつてあっただろうか。 無策を続ける安倍首相に対して安倍批判が起こらない。 そんな安倍首相の強さの秘密は米国金融資本主義と二人三脚にあるからだ・・・
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