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県教育委員会の清水松代委員長は19日の定例会で、実教出版(東京都)の高校日本史教科書を採択したことに関連し「(同教科書の採択を決めた定例会当日の8月)22日に不本意な発言をし、責任を感じている。委員長の任を辞し、けじめをつけたい」と突然発言し、そのまま退席した。
清水委員長は退席後「体調不良」を理由に帰宅した。「残念ながら、教育委員会の考え方を委員長として県議会や県民に的確に伝えることができなかった。私の不徳の致すところで、辞したいとの発言に至った」と県教育局を通じてコメント。教科書採択については「正しかったと確信しており、現在も変わっていない」とした。県教委は、県議会文教委員会から求められていた教科書の再審査(再採択)はしないことを確認した。
県教委は8月22日の定例会で、県立高校8校が希望していた実教出版の高校日本史教科書の使用を採択。他の出版社と記述の比較ができる県教委作成の「指導資料集」の併用などを条件にしている。
これに対し、県議会文教委が採択を疑問視。清水委員長ら県教委に選定理由などを求め、2度の臨時委員会を開催(2、13日)。特に13日は、実教出版を使用する8校の校長を招集し、教育方針などを確認した上で、採択の再審査を求める決議を賛成多数(自民、刷新の会、無所属の委員)で可決していた。清水委員長は辞意を述べる中で「今後、県議会への対応を乗り切れるか不安」と吐露した。
実教出版の高校日本史教科書は、国旗掲揚や国歌斉唱に関して「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述。東京都教委は「使用は不適切」とする見解を議決し、神奈川県教委も同教科書の使用を希望する県立高校28校の校長に再考を促し、結果的に全校が希望を変更した。
清水委員長が辞意を表明したことについて、委員の一人でもある関根郁夫県教育長は「突然のことで驚いた。そこまで思い詰めていたとは」と話し、他の委員とともに慰留に努めているという。
清水氏は2009年12月から県教育委員を務めており、任期は今年12月まで(1期4年)。委員は6人で、清水氏は今年4月に委員長に就任した。委員長は委員の中から選出される。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/09/20/03.html
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