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2013年09月20日
3日ほど前に日刊ゲンダイの記者から電話インタビューを受けた。 安倍首相が19日に東電の福島第一原発を視察する事になっているが、この事をどう思うかと。
私は答えた。
IOC総会における嘘つき発言をなんとか否定したい為のパフォーマンスだろう。
しかし手ぶらで行けばウソの上塗りになる。さすがの安倍首相もそんな愚かなことはしないだろう。何らかのサプライズがあるはずだ。そこに注目したい、と。
その答えが出た。きょうのメディアが一斉に報じている。 国が先頭に立って事故処理の責任を果たすと。
汚染水対策の工程表をつくると。 5号、6号の廃炉を決定すると。
これがサプライズ発表というわけだ。これを見て私は確信した。安倍首相には汚染水を止める具体策は何もない事を。5号、6号機の廃炉宣言を目玉にしたかったのだろう。しかし、福島第一原発の廃炉は誰もが当然だと思っている。
安倍首相に確答を避けた東電さえも、廃炉は織り込み済みで、だからこそ柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼動に活路を開こうとしているのだ、とまで見透かされている(9月20日毎日)。
そして 廃炉の負担はまた国民へつけまわされる。とんでもないことだ。
私が驚いたのは安倍首相がIOC総会で述べたウソをその通り繰り返して見せたことだ。すなわち、「汚染水の影響は湾内の0・3平方キロメートル以内の範囲に完全にブロックされている」、と。
よほど、「嘘つき発言」批判がこたえているのだろう。その批判をムキになって否定しようとして、ウソの上塗りをしたのだ。
このままでは安倍首相は再び腹痛を起こして退場せざるを得なくなる。
野党が安倍首相を引きずり降ろすことが出来なくても、原発事故の現実が安倍首相を追い詰めることになる。そうならないためにも、安倍首相はあらゆる政策を棚上げして、汚染水の流出阻止に向けて、与野党をあげて、国をあげて、すべてを投入しなければいけない。
みているがいい。その深刻性は日を追って加速していくに違いない(了)
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